【2022年】新年ランニングをはじめたい方へおすすめシューズ8選!
Jan 03, 2022 / SHOES
Feb 06, 2022 Updated
2022年を迎え、新年の風物詩『箱根駅伝』で走る選手たちの姿に刺激を受けて、走り始めたいと思う方や今年こそランニングを継続したいと目標を立てる方は多いのではないでしょうか。
そこで今回は、Runtripお馴染みのシューズアドバイザー 藤原岳久さんと2022年走りはじめたい方へおすすめのランニングシューズをご紹介します。
藤原さんはブランドを渡り歩き、シューズ販売に携わって20年以上。47歳でマラソン自己ベスト2時間34分28秒を出した、走るシューズアドバイザーです。
走りはじめたい方へおすすめのランニングシューズとは
大森:2022年に走り始めたい方へおすすめのランニングシューズを紹介していきます。『走りはじめたい方』と言っても、走る目的は様々ですよね。
今回はランニングの目的や志向別に3つのカテゴリーに分けておすすめのシューズを紹介します。紹介するカテゴリーは『ダイエットや健康維持が目的の方向け』『マラソン大会に出場したい方向け』『ランニングを楽しく続けたい方向け』の3つ。藤原さん、よろしくお願いします!
藤原:よろしくおねがいします!
1. ダイエット・健康維持を目的にする方向けのシューズ
大森:まず『ダイエット・健康維持を目的にする方』におすすめのシューズを3足ご紹介します。アシックス『GEL-KAYANO 28』、ミズノ『ウエーブライダー25』、ブルックス『Ghost14』です。藤原さん、こちらはどのような観点でピックアップしていますか?
藤原:しっかりとしたサポートがあり、着地時の安定性が高いシューズを選びました。この3足は各ブランドの定番シューズで、長年愛され続けてきた歴史あるモデル。
脚力に自信のない方や体重が重くてランニングの時にシューズに体を支えてほしい方におすすめです。3足のうち、『ウエーブライダー25』と『Ghost14』がニュートラルトレーナーといって左右対照のつくりになっています。一方、『GEL-KAYANO 28』は内側にサポートが付いていて、着地時に足が内側に倒れ込みにくい構造になっています。
大森:なるほど。これから走りはじめる方がランニングシューズを選ぶ際に重視するポイントはありますか?
藤原:前方への推進を促してくれるガイドが搭載されたシューズがおすすめです。自身の脚力だけで進むのではなく、シューズがサポートしてくれるので走りやすく感じると思います。
大森:走りはじめたばかりだと自分の脚力だけで走るのは負担が大きいですから、シューズの力を借りて走ることは大切ですね!
藤原:そうですね。走ることに自信がない方ほどシューズの機能に助けてもらうことが重要。まずは、ガイドによって前へ進む感覚を覚えることが大切です。
大森:なるほど。
藤原:そうですね。また、サポートの強さは『GEL-KAYANO 28』>『ウエーブライダー25』>『Ghost14』の順。脚力と照らし合わせて選んでみてください。
2. マラソン大会に出場したい方向けのシューズ
大森:続いては、2022年マラソン大会に出場したい方向けのシューズです。今回は具体的な例としてフルマラソン完走を目標にランニングを始める方の1足目としておすすめのモデルを紹介します。ナイキ『エア ズーム ペガサス 38』、ホカ オネオネ『CLIFTON 8』です。
藤原:この2足はマラソンを完走するために必要な機能性を重視して選びました。フルマラソンを完走するには、市民ランナーの速い方で約3時間、初挑戦の方は4〜6時間ほど走り続けます。そのため、楽に長い時間走り続けられて、少しでも早く完走できるシューズがおすすめです。昨今は『厚底シューズ』と呼ばれるエリート選手向けのレーシングシューズが台頭していますが、マラソンに初挑戦の方は普段のランニングで履くサポートのあるシューズの方が楽に走り続けられます。
大森:マラソンを走るタイムによって、シューズを選んだ方が良いということですね。この2足の特徴に違いはありますか?
藤原:2足ともクッション性とガイドが充実したシューズです。ただ、一口に『ガイド』と言っても『ペガサス 38』は前足部と踵部分のソールの厚さに高低差があることで推進を促しますが、『CLIFTON 8』はソールが船底のような形状で揺れを促しますので、2足の履き心地も異なります。履き比べてみるのもランニングの楽しみに繋がるでしょう。
大森:2足とも購入して履き比べてみると楽しそうですね! ぜひ、マラソン大会に向けてシューズの履き心地を体験してみてください。
3. ランニングを楽しく続けたい方向けのシューズ
大森:最後に、ランニングを楽しく続けたい方向けのシューズとして3足紹介します。ナイキ『フリー ラン 5.0』、On『Cloudflyer』、ブルックス『ローンチGTS8』です。
藤原:まず紹介したいシューズが、『フリー ラン 5.0』と『Cloudflyer』です。『フリー ラン 5.0』はサポート機能が最低限に抑えられていて、足を鍛えることがコンセプトのシューズ。『Cloudflyer』はOnらしいスタイリッシュなデザインが魅力。この2足は、普段履きとの兼用やウォーキングから運動を始めたい方におすすめのシューズです。
大森:外出の際やまずは散歩からアクティビティを始めたい方にぴったりですね。
藤原:そうですね。『フリー ラン 5.0』は“裸足に近いシューズ”と言えます。サポートが最低限で裸足に近い感覚ということは、短い時間でも足を鍛えられます。普段の通勤で履いてみるといった使い方も良いと思います。
大森:普段の生活の中で効率よく鍛えたい方におすすめのシューズですね。
藤原:『Cloudflyer』は靴底にゴムホース状の空洞がある部分がクッションの役割を果たしています。なにより、デザインが素敵で、履き心地も楽しいシューズ。ぜひ、試してみてください。
大森:『ローンチGTS8』はいかがでしょう?
藤原:軽量で、クッションがしっかりとしたシューズ。これ1足でなんでもできる『オールインワンシューズ』です。気持ち良く汗をかきたい方は、このシューズを1足持っていれば良いのではないでしょうか。同じくブルックス『Ghost14』をそのまま軽くしたようなイメージです。
大森:軽量でありながら、クッションもしっかりしているのはランナーにとって嬉しいシューズですね。ゆっくりとしたジョギングから少しペースを上げて走りたい時まで、幅広いシーンで楽しめますね!
ここまで『2022年走りはじめたい方へおすすめのランニングシューズ』をシューズアドバイザー 藤原さんと8足紹介してきました。ランニングの目的や志向にフィットする1足は見つかりましたか? ぜひ、お気に入りのランニングシューズとともにランニングを楽しんでいきましょう!
シューズ詳細情報
アシックス|GEL-KAYANO 28
・価格:¥17,600(税込)
ミズノ|ウエーブライダー25
・価格:¥14,850(税込)
ブルックス|Ghost14
・価格:¥14,300(税込)
ナイキ|エア ズーム ペガサス 38
・価格:¥14,300(税込)
ホカ オネオネ|CLIFTON 8
・価格:¥17,600(税込)
ナイキ|フリー ラン 5.0
・価格:¥12,100(税込)
ブルックス|ローンチGTS8
・価格:¥ 13,200(税込)
On|Cloudflyer
・価格:¥18,480(税込)
合わせて読みたい
藤原 岳久さん
F・Shokai 【藤原商会】代表
ランニングシューズフィッティングアドバイザー
日本フットウエア技術協会理事 /JAFTスポーツシューフィッター / 元メーカー直営店店長,販売歴20年以上
ハーフマラソン:1時間9分52秒(1993)
フルマラソン:2時間34分28秒(2018年別府大分毎日マラソン)
藤原商会オフィシャルサイト