暑い夏の日はヨガにも挑戦!! 「戦士のポーズ3」と訳されるヨガポーズとは
Jul 25, 2016 / HOW TO
May 07, 2019 Updated
ランニングインストラクターの浦谷です。
少し身体を動かせば気分もスッキリする。わかってはいるのに、暑くて何をするにもダルい……。大好きなランニングですら、この暑い中外に出ることを考えると、少し躊躇してしまいますよね。
日増しに感じる暑さのせいで、気持ちが滅入っているランナーも多いのではないでしょうか。
涼しい自宅やオフィス、ここから動きたくないけど、それでも何か体を動かしたい。そんな方には、ヨガがおすすめです。
3回にわけてヨガのアーサナ(ポーズ)をご紹介してきましたが、今回で最後です(前回のポーズはこちら)。
ヴィラバドラアーサナⅢ
今回は「ヴィラバドラアーサナⅢ」のご紹介。
立位のアーサナであり、前回のアーサナからさらに一歩踏み込んだチャレンジポーズです。日本語では、「戦士のポーズ3」と訳されます。
体の中心となるところから見えない放射線を張り巡らせるように手足頭の先端まで伸びを感じて、自分自身にどっぷり集中し、安定した精神と身体を目指します。
勇敢で力強いアーサナは、呼吸をする毎にポジティブなエネルギーを与えてくれますよ。
ステップ1
前回記事のタダーサナから胸の前で合掌をして、まっすぐ上に持ち上げます。
ステップ2
右脚に体重を乗せ、左脚を少しずつ持ち上げていきます。脚を持ち上げるのと同時に、自然と上半身を前に倒していきます。
ステップ3
上げた足の指先を下に向けかかとを押し出し、全身を前後に伸ばしバランスを取っていきます。左右のヒップの高さが同じになるよう意識しましょう。
ステップ4
吸いながら身体を起こし、後ろ脚をマットに下ろしていきます。吐きながら両手を胸の前まで下げ、タダーサナへ戻ります。
ステップ5
反対脚も同様に行いましょう。
ランナーに大切な3つのポイント
このヴィラバドラアーサナⅢで、ランナーの皆さんに気づいて欲しい3つのポイントをご紹介します。
ポイント1
レベルに応じて浅めに倒してキープすることから始め、腹筋、背筋、お尻、両脚と身体の大きな筋肉とバランス感覚、全てを無理なく強化できます。持ち上げた手足が床と平行になるところまでを目指しましょう。
ポイント2
特にお尻、腰、背中など鍛えることによってランナーに必要な「力強く蹴る脚」作りに役立ちます。
ポイント3
アーサナに集中できていないと身体がフラフラしてしまいます。一歩前、一点を見つめて今この瞬間に集中して過ごすことで、マラソンにも重要な集中力を鍛えます。
自分の心と肉体の変化、状況を感じやすいポーズですので、頭の中を整理したい、自信をつけたい時にチャレンジしてみてください。まずは3呼吸キープ程度から。お落ち着いて(集中して)バランスが取れたときの喜びは大きいですよ。何でもできる、できないにとらわれず、楽しむことが長続きする秘訣です。
もう少し長く速く、そして楽に走れるようになりたい!と思っているなら、急がば回れでぜひ1日5分、ヴィラバドラアーサナⅢの時間を作ってみてください!
次回はもう少し筋肉を刺激するエクササイズ、ランナーにも徐々にニーズの高まってきているピラティスをご紹介します!