2016年7月21日

ランナーが、メジャー3000本安打間近のイチロー選手から学ぶべきメンタル強化

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のっけから野球の話で恐縮ですが、メジャーリーグ・マーリンズ所属イチロー選手の記録がカウントダウンされています。あと数本で実現するメジャー通算3000本安打。次々と偉業を成し遂げてきたイチロー選手の次の目標です。マニアックなファンの間では、この3000本目の安打がどこに飛ぶかのアンケートに回答が殺到するなど、注目を集めています。

かねてからイチロー選手は、打率よりも安打数を目標していました。そのことについて「絶妙」と語るのが、書籍『スポーツで120%の力を出す!メンタル強化メソッド45』の著者で、メンタルトレーナーの浮世満理子さん。

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浮世さんは同書で強いスポーツ選手のメンタル面について分析。その中で、メンタルをどんどん強くするためのメソッドについても触れています。ランナーにとっても、メンタル強化は気になるところでしょう。特に長い距離を走ろうとした場合、肉体よりも先にメンタルが疲弊してしまう場合があります。日々のメンタル強化が、こういった過酷なレースで他選手との“差”をうむのです。

そこでイチロー選手です。

「何よりも打率ではなく、安打数を目標にしたあたりが絶妙です。積み重ねていって達成できるというのが、目標設定としてやりやすいのです。どんなに調子の悪い試合でも、1本ヒットが出ることで目標へと近づいていきます。何試合かヒットが出なくても、また次の試合に向けて頑張る気持ちへと切り替わります」(同書より)

つまり、メンタルを強くするためのメソッドとして、イチロー選手のように「達成感を積み重ねていく」ことが重要となるのです。

皆さんは、どのようなことに達成感を感じるでしょうか。私は、少々、無理があって、困難なものをクリアした時に達成感が得られます。浮世さんの教えでも、達成感を得るためには2つの条件があると分析されています。それは、「ある程度のストレスもしくは負荷のかかる環境」「自分にはできるという自己肯定感」だそうです。

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ちょっと困難、だけど決して手が届かないことではないものを目標とし、それを次々とクリアしていくことで、達成感を得ることができるのです。このストレスのかかる環境と、自分にはできる自己肯定感の好例としてイチロー選手がいるのです。

打率ではなく打数。打数だと徐々に数字が積み重なっていくことが目に見えてわかります。打率だと最終的な数字はシーズン後、その際に好調不調の波を経験しなければなりません。メジャー3000本安打も「ある程度のストレスもしくは負荷のかかる環境」「自分にはできるという自己肯定感」があったからこそ、現実味をおびてきたのではないでしょうか。

私たちランナーにとっても置き換えることができるイチロー選手の目標設定。そこで得られる達成感が、メンタルを強くするのです。有能なランナーも既にこのことに気付いて、達成感を積み重ねています。皆さんも是非、この夏の目標設定に生かしてみてください。

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ワニの左手が執筆した記事

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