【ブルックス】テンポアップシューズ『Launch 8』『LaunchGTS 8』をレビュー
Mar 29, 2021 / SHOES
Mar 29, 2021 Updated
ラントリップお馴染みのシューズフィッティングアドバイザーの藤原岳久さんと、BROOKS『Launch8(ローンチ 8)』『LaunchGTS(ローンチGTS8)』をレビュー。藤原さんはブランドを渡り歩き、シューズ販売に携わって20年以上。47歳でマラソン自己ベスト2時間34分28秒を出した、走るシューズアドバイザーです。
BROOKSを代表するテンポアップシューズ『Launch 8』『LaunchGTS 8』
アメリカでは「スプリンギー(バネがある感覚で)でスタイリッシュ」と定評のあるBROOKS『Launch 8』。「アメリカでLaunchシリーズを知らないランナーはいない」と藤原さんが語るほど、BROOKSを代表するランニングシューズです。
一方、『LaunchGTS 8』は元々Ravenna(ラベナ)という商品名でしたが、今作からLaunchシリーズに加わり、兄弟シューズへと生まれ変わりました。
この2つのシューズの共通点について藤原さんは「少し重めで10mmドロップのガイドがついている点は両シューズともに変わらない」と話しています。
大きな違いとしては、ヒール部分とラスト(足型)に特徴が出ているとのことで、『Launch 8』はヒール部分がニュートラルな設計で左右対称のオーソドックスな形状。対して、『LaunchGTS 8』のヒール部分を見ると側面に「ガイドレール」と呼ばれる左右のブレを抑えるためのガイド素材が左右それぞれに配されています。
藤原さん曰く「LaunchGTS8」はガイドレールによって、内側だけでなく外側のブレにも対応している」そう。
足型について、『Launch8』はすっきりラインで踵部分と前足部がほぼ同じ幅。足幅が狭い方はこちらのモデルがオススメとのこと。『LaunchGTS8』はウエスト部が絞られて前足部が広く作られているため「足幅が広い方はLaunchGTS8を履くことをオススメします」と藤原さんは解説しています。
シューズの用途について、藤原さんは3分30秒/kmペースのテンポアップランで使用したそうですが、スピードを出して走り出してみると「バネがある感覚で軽かった。3分30秒のペースでも安心して走れた」と履いた感触を振り返っています。
価格は『Launch8』が¥12,100(税込)、『LaunchGTS 8』が¥13,200(税込)とリーズナブルなのも嬉しいポイント。
アウトソールのラバーも厚みがあり耐久性があるため「Launch8やLaunchGTS 8をト
レーニングでたくさん使い、3万円弱のカーボンプレート搭載シューズはレースまで温存しておくといい」と藤原さんは使い分けるポイントについてアドバイス。
日々のトレーニングのお供に、ぜひ履いてみてはいかがでしょうか。
Launch 8
・価格:¥12,100(税込)
LaunchGTS 8
・価格:¥13,200(税込)
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藤原 岳久さん
F・Shokai 【藤原商会】代表
ランニングシューズフィッティングアドバイザー
日本フットウエア技術協会理事 /JAFTスポーツシューフィッター / 元メーカー直営店店長,販売歴20年以上
ハーフマラソン:1時間9分52秒(1993)
フルマラソン:2時間34分28秒(2018年別府大分毎日マラソン)
藤原商会オフィシャルサイト