雨の日はヨガでコンディション調整!!「ストレスを感じている体」と向き合うポーズとは
Jun 29, 2016 / HOW TO
Jul 05, 2019 Updated
こんにちは。ランニングインストラクターの浦谷です。
雨の日は体がダルい、気持ちも滅入りやすい方が多いのではないでしょうか?
体調が万全でもないのに、月間走行距離やペースばかり拘って走っていると怪我に繫がることもあります。是非、無理をせずにマイペースでランニングに取り組んでください。雨の日でもしっかり運動をしたいという方には、ヨガがおすすめ。これから3回にわけてヨガのアーサナ(ポーズ)をご紹介します!
タダアーサナ(マウンテンポーズ)」
全てのアーサナの基本と言われているのがこの姿勢です。
日々の姿勢不良で偏ったストレスを感じている体と真摯に向き合うアーサナです。腰から下は普段意識しない大地との接点を感じ、そこから続く両脚の伸び、骨盤の位置、背骨の伸び、胸の開き、腕のつき、頭の位置や目の強さ、呼吸の深さなど、単純な中にも体の状態、心の状態、呼吸の状態それら全てを自分自身に問いかけます。
自分の身体を1本の大きな木に見立て、大きな心で外の環境と接します。多少身体が揺れても気にせず、そんな状態も全て受け入れ向き合い続けてみましょう。
実践方法
ステップ1
両足の親指を揃えて立ちましょう(外反母趾の方は外反している部分を揃えます)。両足の人差し指がまっすぐ前を向き、全部の指とかかとの間を軽く開きましょう。かかとの内側、親指のつけ根、小指のつけ根、かかとの外側の順に、バランス良く体重をのせます。真ん中に来る土踏まずを引き上げるように強く地面を踏みましょう。
ステップ2
内くるぶし、膝の内側、腿のつけ根を内側に引き寄せ、その上に乗る骨盤を起こし、背骨をまっすぐ空に向かって伸ばし、体の中心ラインに意識を向けます。
ステップ3
脇のつけ根と肩は地面に向け下げ、肩甲骨を背骨に少し寄せ胸が開くのを感じます。
ステップ4
体の中心部になる尾骨、下腹、胸の中心、喉のあたりを軽く奥に引き寄せ、ももの前やおしり、腰など表面の筋肉は柔らかく上へ上へと伸ばしましょう。
ステップ5
走る先を見つめるように、目の前一点に集中してゆったりとした深い呼吸を繰り返します。
- 吸う:背骨を引き上げ、おへそや胸、頭を高いところに持ち上げましょう。
- 吐く:胸とお腹を収縮させて、足裏を強く踏み、腰から下を地面に根付かせましょう。
ランナーに大切な3つのポイント
このタダアーサナで、ランナーの皆さんに気づいて欲しい3つのポイントをご紹介します。
(1)自分の内側へ意識を向けて心や身体の現状を知ることができる
(2)呼吸のペースをコントロールすることで呼吸筋を整え鍛えることができる
(3)ひとつのアーサナに集中することで精神を落ち着かせることができる
呼吸筋がつくことで走る際の呼吸が楽になったり、地面を踏む力がついて重心を引き上げる意識ができるとなると、ランナーには嬉しいことばかり。
もう少し長く速く、そして楽に走れるようになりたい!と思っているなら、急がば回れでぜひ1日5分、タダアーサナの時間を作ってみてください!
次回はこのタダアーサナを基本に、もう少し「チャレンジ」するアーサナをご紹介します!
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