選手目線でみる新国立競技場も美しい。「国立競技場 ASICS FIRST RUN」開催

新しくなった国立競技場がその姿を現した。

「選手目線でみる新国立競技場も美しい。「国立競技場 ASICS FIRST RUN」開催」の画像

クリスマス前の12月21日、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会の開閉会式が行われる国立競技場(オリンピックスタジアム)内のトラックを初めて走ることができる「国立競技場 ASICS FIRST RUN」を開催。アシックスの招待で2020名(抽選)もの人がスタジアムに駆けつけた。世界のトップ選手が走るトラックに足を踏み入れる貴重な機会となった。

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スタジアムを設計したのはご存知、隈研吾さん。天然素材を積極的に使用する建築家である隈さんは、同スタジアムに全国47都道府県から集めた木材を使用したという。日本らしさが伝わってくるスタジアムに心が踊る。

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「温かい雰囲気のスタジアムにしたかった」とはご本人の言葉で、応援席のシートは独特な配色となっている。また、座席はすり鉢状になっているため、少々ピッチと距離があっても見やすさを感じることだろう。

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収容人数は6万8000人、ここでは開会式や閉会式をはじめ、サッカー・陸上競技が行われる。もし自分がオリンピック選手だったら……満員になった観客席からの視線を想像するだけで気分が高揚する。ここからどんな物語が生まれるのか。

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旧国立競技場のように様々な名シーンが生まれるのだろう。こけら落としは2020年1月1日のサッカー天皇杯の決勝戦だ。

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降り立ったトラックはゴム製であった。これは、イタリア・モンド社製の“高速トラック”と言われるもので、1992年バルセロナから8大会連続でメインスタジアムの走路として活用されている。よくあるトラックはポリウレタン製であるが、同社ではゴム製。着地時に足元が安定するだけでなく、推進力を得やすい反発性が注目される。ゴム製は紫外線の影響で劣化しやすい点があるが、今回のものは約2倍の耐候性が期待できるとのこと。世界新記録や日本史記録が期待できるトラックと言えよう。

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イベントに登場したのは、井谷俊介選手、桐生祥秀選手、中村貴咲選手。そして、ゲストとして、有森裕子さん、河合純一さん、隈研吾さん、室伏広治さん、田口亜希さん、土屋太鳳さん、 野口みずきさん、フィッシャーズ(YouTuber)、渡辺直美さん、吉田沙保里さんと豪華メンバー。実際にトラックを走ったり、800mリレーとしたりと新しい国立競技場を楽しんだようだ。

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