「日本人は一人で走る」「スペイン人は遅い時間に走る」。Stravaが25,000人に調査した結果

アスリートに特化したソーシャルネットワークサービスを提供するSTRAVA,Inc。195カ国以上で5,000万人が利用するなど、ランニングのお供に同社のアプリは欠かせない。そんなSTRAVAが、ランニングのモチベーションを深堀りする調査を実施。アンケートを配布し、アメリカやフランス、日本を含む9カ国が中心となって回答。25,000人もの協力者を得た。

「なぜ、ランニングに取り組むのか」、その理由については人それぞれあるもの。日本人とは異なる海外のランナーのこだわりが見えてくるアンケート結果となった。浮かび上がったのは、『健康』『習慣』『コミュニティー』『願望』の4つの大きなテーマだ。

まずは健康。80%以上のランナーが、ランニングを始めた理由について、「より健康になる」「より強くなる」「より元気になる」と、身体的モチベーションを少なくとも1つは挙げている。一方で、健康状態の改善を目的にする場合も。22%のブラジル人は健康不安を理由に挙げていて、日本人も15%と2番目に多いことがわかった。

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続いて習慣。いつ走っているのかの問いに対して、朝が圧倒的に人気なのが判明した(10代を除く)。なかでも週末のランニング。約1/3が午前8時前に行われているのだ。年齢が高くなるのに比例して朝のランニングの割合が増える傾向にある。また、平日から週末にかけては、男性の方が女性よりも遅い時間帯に取り組んでいるよう。なかでもスペインのランナーは圧倒的に夜更かしなのだそうだ。

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コミュニティはどうだろう。ほぼ半数のランナーが誰かと一緒に走っている。それは、友達やランニングクラブ、スポーツチームのメンバーなど。また、女性の方がより複数で走っていることがわかった。ランニングクラブでのランニングについて、10代では2%しかなかった差が60代以上になると12%に広がっていた。女性の方がより多くランニングクラブで走っているのだ。

日本人特有の結果も。調査したほぼ全ての国で、友達とランニングするという回答が最も一般的だったにも関わらず、日本では一人でのランニングが、全ての世代で他の回答を大幅に上回っていたのだ。心あたりあるランナーも多いのでは。

最後に願望。ランナーの多くは、人としての成長をはじめ、挑戦の達成、自己向上、新たな体験など、何かを成し遂げたり、何かを得たという感覚をもっていることが報告されている。非常にポジティブな願望と言えるだろう。

スライドで展開される同サイトはつい見入ってしまう仕組みとなっている。世界中のランナーをメンタリティを探りに訪れてみるのもいいだろう。

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