2019年2月11日

「出産後も走りたい……」、ママランナーが語る夫とのやりくり

「「出産後も走りたい……」、ママランナーが語る夫とのやりくり」の画像

手のかかる年頃の子供を育て、家事をこなし、さらにはフルタイムで働きながらも、走っている女性がいる。“ママランナー”と呼ばれる人たちだ。
走れる時間に限りがある中、ママランナーはどのようにランニングと向き合っているのか。その実像に迫ろうと、4人のママランナーに集まってもらい、座談会を行った。現役のママランナーにとってはもちろん、出産後も走りたいと考えている女性にも、必ずや参考になるはずだ。

4名のプロフィール

ママになっても走る理由

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――ママになってさらに多忙になったと思うのですが、そんな中、走る理由はなんですか。みなさんにとって、ランニングとは?

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端山 私の走る目的は、リフレッシュです。日頃の子育てや仕事から、一度頭を切り離して、何も考えずに無になる時間を作りたいという感覚ですね。走っていないとストレスが溜まりますからね。走るだけで十分なんです。

一同 すごくわかる!

端山 ランニングは、私にとって、アクティブレスト(積極的休養)ですね。仕事と育児で疲労した心身を心地よくほぐしてくれます。

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鳥飼 ランニングは、私にとって、なくてはならないもの。リフレッシュできる自分だけの貴重な時間。精神安定剤みたいなものかな。走らなくても生きていけるんですけど、5日くらい走れないと、すごくイライラしてくるんです(笑)。出産前は、朝ランの時に「今朝は眠いから走らなくても」という日もありましたが、いまは自分の好きな時間に走れないので、「今日は旦那さんがいるから絶対に走ろう!」とか、走れるときに走っておこうという感じ。走って汗をかくと、「よし、今日も子供と遊ぶぞ」という気持ちになりますよね。

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岩原 出産前はタイムのことばかり考えて走っていたのですが、産後は体形維持とリフレッシュのために走っています。「子育てからちょっと離れたいな」という時に、無になってできるのがランニング。ランニングは、自分にとっては、なくては生きていけないほど好きなスポーツですね。子供に手がかからなくなってきたら、タイムを戻していきたいですね。

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長谷川 走るのは、食事を取るのと同じような感覚。体を動かすのが日常になっているので。大会が決まれば、逆算しながら練習を組んだりしますが、そうでなくても3日体を動かしていないとイライラしてきます(笑)。よく子供といっしょに走るので、その時間を大切にしたいですし、母が目標に向かっていく姿勢、何かに向かって頑張っている姿を見せられたら、というのもあります。ランニングは、気持ちをリフレッシュするための大切な時間、無になる時間、ムリなく走り続けることで自分らしくあるためのもの、かな。

多忙な中、どうやって走る時間を作り出しているのか?

――ふだんのランライフについてお聞かせください。子育て、家事、お仕事もある中、どうやって走る時間を捻出しているのでしょうか。

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端山 ふだんは平日の朝、公園など家の周りを走っています。子供、旦那さんの体調や仕事、天気、家事の進捗で、明日は走れそうだ! という日には、前日から入念な段取りをします。ただ、いざ朝起きたら状況が変わっていた! ということも多いので、そんなときはすんなりあきらめます。休日は、旦那さんと3人でよく駒沢公園に遊びにいき、旦那さんと交代で走ったり、バギーランしたりします。会社の日は、昼休みの隙間時間をフル活用。食事の時間は10分あれば十分なので、会社のあるビルの共用ジムで走ったり、1人でヨガをすることも。

走る頻度は、私の仕事と子供の体調次第。月に2〜3回程度のこともあるし、余裕があるときは、週に2回程度。“誰かに負担をかけてまで走ることはしない、無理はしない”というポリシーなので、走り続けられるのだと思います。

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鳥飼 私は早起きして、家の周りを走っています。子供が7時頃に起きるので、朝5時半に起きて、朝ランを1時間程度。休日は昼間に走りたいのですが、家族で出かける時間がなくなるので、やはり朝ラン。走るコースはもっぱら、家の近所の5kmコース。アップダウンを走りたいときは、インターバルができる、近所の1キロの折り返しのコースへ。私は、もともと大会に参加がするのが好きで、産前は地方の大会にも出場していましたが、今は子供が小さいので、近場の大会に限られていますね。

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岩原 産前は自由に走れましたが、子供が生まれてからは、主人がいる時間帯に限られるので、早朝や夜、週末の時間を活用しています。とはいえ、週末ランが中心で、週に1、2回、信号のない多摩川沿いを走ります。車を走らせて、家族で織田フィールドや、駒沢公園に行くこともありますよ。駒沢公園で走るときは、家族一緒に行って主人が子供を見てくれていて、多摩川のときは家で子供の相手をしてくれていますね。バギーランはいっしょに走ったりもします。

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長谷川 私は、早朝と子どもが習い事に行っている夜の時間帯を活用します。朝ランは、夏場は4時台、冬場は5時台に、公園の周回コースを走ります。冬場はまだ暗いのでライト持参ですね。6時頃から年配の方が100人くらい集まるラジオ体操があるので、合流し、終わったら帰って子供のお弁当を作る。大会が控えているときで週3、4回くらいですね。大会がないときは無理しません。夜、主人が在宅で仕事をしていることが多いので、ジムのトレッドミルを活用して、スピードトレーニングをすることも。体幹トレーニングやバランストレーニングが大好きなので、それに夢中になって、限られた2時間の中で、ランをする時間が無くなってしまうことも(笑)

ママランナーに不可欠な、夫の走ることへの理解

―― 走るにはやはり旦那さんのご理解が必要だと思いますが……。

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端山 旦那さんは私といっしょで、走れないとイライラしてしまいます。走りたいという感覚はよく理解してくれていて、休みの日は駒沢公園へ行って交代で走ったりします。バギーランしながら一緒に走る時間は、誰にも邪魔されずに2人で会話ができる時間なので、大切にしています。平日の早朝に走りに行くときも、旦那さんが疲れていて任せられそうにないときは行かなかいようにしたり、無理はしないようにしています。“家族みんなにとってストレスにならないように”していますね。

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長谷川 ウチは、主人はまったく走らないんです(笑)。その代わり、長男と一番下の子がサッカーをしていて、真ん中の子はスポーツはしていないのですが、一緒に皇居ランをしたり、みんな体を動かすのが好きです。たぶん、母親がそうだからでしょうか(笑)。
主人は走ることを応援してくれていて、初めて出場したハーフマラソンの時も監督のような感じで、自転車で伴走してくれました。私からすると1人で走りたかったんですが……(笑)

鳥飼 先月、夫婦で大会に出ました。旦那さんは正直、走りたくはなかったと思うんですが、私が巻き込んで(笑)。私は10km、旦那さんは5km。そのときは、私の親に子供の面倒を見てもらいました。平日は、子供が7時に起きてくれれば、朝ランから戻ったときに間に合うのですが、「早く起きた時は宜しくね」と旦那さんに任せています。平日は忙しく働いているので、少しでも寝かせてあげたいとも思いつつ、出張が多く、子供と触れ合う時間がなかなかないので、それが子供との大事な時間かなと甘えさせてもらっています。

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岩原 ウチは主人も学生時代から走っていたので、私が走ることには理解があって、週末になると「走りに行ってくれば⁈」と毎回送り出してくれます。主人は子供が生まれてから、通勤ランはしているのですが、あまり走らなくなって、週末は野球をやっています。朝、主人が野球に行って帰ってきてから私が走りに行きます。主人の理解は得ているものの、私自身、「いまはそんなに走らなくても」とも思っていて……、もう少し子供が大きくなったら、いろいろなイベントに参加して、少しずつレベルアップしたいと思っています。

産後のママランナーの走る理由は、それぞれ。4名に共有していたのが育児からの“リフレッシュ”。日常の時間から少し離れて違う環境に身をおくことで、身体もココロもリセットして、子供や家族に優しくなれる、そんなママランナーも多いようだ。家族の時間を最優先にしつつも、お子さんが目覚める前や、空いた時間を上手く活用して、旦那さまにも理解を得ながら走るママランナーたち。1人ではなかなか踏み出せない……、そんなときは、育児に励みながらそれぞれのスタイルでランニングも楽しむママランナーの仲間を作ってみるのも良いかもしれない。

(参考記事)
■【通勤ラン】“普段着で帰宅ラン”するサブスリーランナーも!! 男女6名のリアル
ー育児と仕事からリフレッシュできる“1人だけの時間”ー

ママランナーの産後の体型の戻し方やランニング情報の取り方、今後やりたいことなど、ママランナーだからこそ感じるランニングの楽しみ方はPart2【続編】に続く……。

(写真 Eliana

上原 伸一が執筆した記事