歴史を知ると更にレースが趣深くなる!! トレイル女子ランあいうえお 「トレイルランの起源」

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インストラクターの浦谷です。
10月は週末の台風で各地ではレースが中止になったり、走っても道が泥んこで新しいシューズを試す機会がなかなかありませんでしたが、やっと空の蒼さが戻ってきましたね。前回の記事「トレイルシューズ」はチェックして頂きましたでしょうか。色々試して、快適に走れる一足に出会ってくださいね。

私も今週末は新しいシューズを履いて練習しようと思います。

さて今回テーマは「日本のトレイルランの起源」
トレイルを楽しむランナーの豆知識として、参考になれば幸いです。国内屈指のレースから歴史を辿っていきましょう!

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日本初のレイルレース「富士登山競走(山梨県)」(1913年〜)
トレランをする市民ランナーにはお馴染みのレース「富士登山競走」。1925年から駅伝競技となり、第二次世界大戦の影響などで何度かの中断を経て、現在は毎年自衛隊や学生、社会人チームが白熱する「富士登山駅伝」として今も長い歴史を刻んでいます。

では現存の「富士登山競走」はいつから始まったのでしょうか。駅伝に変わった後、20年の時を経て1948年7月28日(水)に現存の富士登山競走の第一回大会が開催されました。

300人規模から始まった3776mの富士山頂きを目指す過酷なレース。今ではエントリーはクリック合戦となり、出走権を手にすることが最初の難関。毎年4000名近くの参加者が集う不動の人気を誇るトレイルランレースです。近年では毎年7月最終週の金曜日に開催され、今年は第70回の記念大会でした。

種目は、初期から今も変わらず21kmの山頂コースと、15kmの五合目コースの2種目。山頂コースは標高770mの富士吉田市役所前からスタートし、ゴールは標高3,711mの富士山頂久須志神社。(高低差は日本最大の約3,000m)五合目コースは山頂コース同様、標高770mの富士吉田市役所前からスタートし、ゴールは五合目。(高低差1,480m)現存の形になったのは1985年。第一回目大会〜1984年までの36年間は男子のみの大会でした。

■トレイルラン普及に大きく貢献「ハセツネ(東京都)」(1993年〜)
海外の名だたる山々で単独初登山を成功させた登山家(故)長谷川恒男氏の功績を記念し創設した「日本山岳耐久レース長谷川恒男CUP(通称ハセツネ)」は、ヒマラヤなど世界の山を目指す、熱き若手クライマーの登竜門と言われています。

年齢が16歳以上であること、山岳保険に加入していることの2点の条件を満たせば、出場に関する規定や必携装備の規定もありません。距離71.5㎞(累積標高差4582m)で、一度だけ1.5ℓの水もしくはスポーツドリンクの補給が受けられます。それ以外は、エイドステーションはなく、飲食物の購入や他人からのサポートも禁止されているのです。ハセツネはファンレースには程遠い、真のトレイルランナーの登竜門として位置付けられ、トレイルランの普及に大きな役割を果たしています。

■ユニークなトレイルランレース「虚空蔵山米担ぎマラソン(長野県)」
10㎏のお米を背負い、標高差500mの山を12km走るトレイルラン大会(半分の5kgは参加賞として持ち帰ることができます。)フィニッシュ後は名産のきのこをたっぷり使ったおにぎりとキノコ汁のふるまわれるなど、タイムもさることながら紅葉や重たいお米を背負って走ることを楽しむことできるアットホームなレースです。

約10年前から人気を集めはじめたトレイルランニング。現在は全国各地で年間約200大会が開催されています。出走距離は10km未満から100マイル(1 60km)まで様々。参加するランナーも年々増えています。

■クロスカントリーから派生したトレイルランニング
さて、「クロスカントリー」という言葉を耳にしたことがあるでしょうか。野原や丘陵地に設定されたコースを走る陸上競技のことをいいます。欧米で最も盛んなスポーツで、世界的にも有名です。このクロスカントリーの生まれは、紀元前2000年頃より行なわれていたというクロスカントリースキーのシーズンオフのトレーニングといわれています。トレイルランの起源はズバリこのクロスカントリー。マラソンブームや登山ブームの波にのって、両者の要素を併せ持つ不整地を走る競技「トレイルランニング」が始まり、日本でも世に広がっていきました。瞬く間に人気を集めるようになり、快適に走るために専用アイテムなどが種類豊富に揃うようになりました。

現在は、クロスカントリーに匹敵するほどの人気を誇るトレイルランニングの起源。時代の変化と共に自然に返る機会を求める人が増えてるように感じます。次回はビギナー女子トレイルランナーへのオススメのトレイルレースをご紹介します。お楽しみに!

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