大阪城公園がシティトレイル化!? サロモン&スント監修の“手ぶら”プログラムがスタート

2017年6月22日、大阪城公園内にオープンした話題の新商業施設『JO-TERRACE OSAKA』。

その一角にある『RUNNING BASE 大阪城』にて、この秋から店舗オリジナルのランニングコースを走行するプログラムが始まります。

開始に先立って開催された試走会に参加してきました。

〝ありそうでなかった〟大阪城公園のランステ

9月下旬。

JR大阪環状線・大阪城公園駅から徒歩2分。駅を出てすぐの階段を降りてゆくと、大阪城天守閣を背負う様に建つ『JO-TERRACE OSAKA』が見えてきます。

公園のエントランスエリアに位置する同施設内で、最も駅に近い場所に入居するのが、エクササイズ施設『RUNNING BASE 大阪城(以下ランベース)』。施設運営は『スポーツクラブNAS』、ギアのレンタル、一部販売を『サロモン』と『スント』が行っています。

6月のオープンから約3ヶ月のこの日。10月から月に一度『サロモン スント』サポートのもと開催される新しいランニングプログラムの試走会に、参加者が集まり始めていました。

「大阪城公園がシティトレイル化!? サロモン&スント監修の“手ぶら”プログラムがスタート」の画像

開業から間もないということもあり「大阪の人にもまだ良く知られていない」という『JO-TERRACE OSAKA』ですが、ランニングという文脈で見れば、大阪城公園は既に人気スポット。その中でランベースは、満を持してオープンした同公園〝初〟のランステでもあります。

試走会のアテンドを務めるのはランベース専属コーチの芳井さん。自身も十数年前からランニングを開始し、フルマラソンサブスリーの記録を保持するエリートランナーです。この日は特別にもう一人、サロモン・スントアドバイザーの菅谷コーチも並走します。

シティトレイルの流れを組む、遊びをきかせたコース

当プログラムで用いられるのは、公園内に張り巡らされたロードを走るだけではなく、天守閣付近の起伏や階段、点在するトレイルを交えた『ラン&トレイルコース』。

実は芳井コーチのオリジナルコースでもあります。

サーフェスの異なる各セッションに合わせて、ランニングシューズにも変化を。まずはロードランニングに適した『サロモン SONIC PRO2』を履いてのランセッションへ出ていきます。腕には、事前にコースマップをインプットした『スント Spartan Trainer Wrist HR』を装着。

走り始めは遠目に見えていた天守閣を、次第に正面に見据え、または裏手に回り込みながら……。賑わう観光客を横目に、城を取り囲む道々を走り抜けていきます。

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ランセッションを終え、続いてトレイルセッション。シューズはトレイルに適した『サロモン SENSE PRO2』に履き替えます。

スタートすると、ロードランニングの合間に挟み込まれるトレイルや階段。腕のウォッチを見やると、同じペースで平坦なコースを走行する際とはまた違った心拍数の上昇を確認することが出来ます。

『ラン&トレイルコース』の特徴はこの後半セッションにあり。というのも、大阪城公園は既にランニングスポットとして認知されてはいるものの、公園内に点在する緑地をコースに組み込んでいるランナーは多くありません。芳井さんが「オリジナル」と言う所以でもあります。

以前、サロモンが提唱した〝シティトレイル〟というテーマ。街中にトレイル的(不安定)なコースを見出すことで、ロードワークに遊びの要素を取り入れるというものです。大阪府の中心部に位置する大阪城公園内も、コースの工夫次第で、遊びをきかせたランニングスポットにもなるのです。

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ブレイクスポットも充実

ラン&トレイル、双方のセッションが終了すると、ランベースの向かいにあるイタリアンレストランへ。入居する店舗の9割が飲食店という『JO-TERRACE OSAKA』は、ワークアウト後のブレイクスポットも充実しています。

普段のランに、観光に、少し味付け

試走会終了後、夕暮れ時に改めて大阪城公園を訪れました。

ランベースの背後は『太陽の広場』というイベントスペースとなっており、普段は開けた白砂のグラウンド。ランニング後、ランベースに戻る前に、数本ウィンドスプリントを行う場所としても良いかもしれません。

この日は金曜日。日中に比べて幾分涼しくなった週末前の公園内を、ランナーやウォーカーが行き交っています。中には、ローラースキーを履いてクロスカントリースキーの練習を行っている人や、ポール両手にノルディックウォーキングを楽しむ人も。勿論、ライトアップされる大阪城を撮影しに来た観光客の姿もあります。

観光とランが同居する大阪城公園。手ぶらで来訪しても、ランベースでウェアとシューズをレンタルすればすぐさま走り出すことが出来ます。大阪のランナーは普段のランにトレイルという要素を、トリッパーは旅ランの要素を、『RUNNING BASE 大阪城』を通じて加えてみては如何でしょうか。

施設概要

施設名称:「RUNNIG BASE 大阪城 supported by SALOMON SUUNTO」
運営:スポーツクラブNAS株式会社(大和ハウスグループ)
住所: 大阪市中央区大阪城 3-1 JO-TERRACE OSAKA 内 ETERRACE 104※大阪城公園駅より徒歩 2 分
営業時間:7:00‐ 22:30(平日)/7:30-20:00(土日祝) ※定休日なし
ロッカー数:女性 86/男性 102
シャワー数:女性 7/男性 5
料金の一例:施設利用料 600 円/回(ロッカー・シャワー施設利用料含む)
オプション料金 手ぶらパック(タオルセット、ウエア上下、シューズ)1,000 円/回
各種レンタル(タオルセット、ウエア上下、シューズ)200 円~/回
プライベートロッカー 2,000 円/月 ※料金は全て税込
オフィシャル HPhttp://www.nas-club.co.jp/runningbase/

プログラム概要

■SALOMON SUUNTO presents ランニング体験会
対象:初心者向け
距離:大阪城公園内のロードとオフロードをゆっくり8km前後
日時:毎月第2土曜日/10:30〜(12:30終了予定)
参加料:1600円(SUUNTOウォッチ無料レンタル可)

■実施スケジュール
①受付、ロードランニングシューズ貸し出し、着替え
②ブリーフィング、ストレッチ等
③ロードランニング5km(40分)/並走しながらレクチャー
④トレイルランニングシューズに履き替え
⑤トレイルランニング3km(30分)/並走しながらレクチャー
⑥ストレッチ等

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