シューズアドバイザー藤原がハーフ・3位入賞時に履いたシューズ「ウエーブエンペラー2」
Oct 19, 2017 / SHOES
Apr 26, 2019 Updated
みなさん、こんにちは。シューズアドバイザー藤原です。
10/7 に「タウランガインターナショナルマラソン」ハーフの部を走ってきてました。(1時間14分39秒 3位、賞金250ドル獲得!)今回は、その時に履いたレーシングシューズ、ミズノ「WAVE EMPEROR 2(ウエーブエンペラー2)」をご紹介します。
エンペラー2は、シューズのタンの部分には「皇速」という文字が施されています。”1秒でも速く”そんな想いが込められています。「この国の情熱を込めろ。」というコンセプトで作られるエンペラー2には、アウトソールやインソールなど細部へのこだわりがあり、日本を代表するメーカーの一つのレーシングシューズということが伝わってきます。先日、日本一の市民ランニングクラブを決定するタイムトライアルレース「WAVE EMPEROR CUP」も開催されました。
ジャパンのメイドモデルもあり、選手は好んでジャパンメイドを履いているようですが、わたしは市販、量産品でもシューズの良さは十分感じることができるので私は今回こちらで走りました。
出典:ミズノホームページより
ミズノのレーシングシューズはその完成度が特徴です。フィッティング、グリップ感など本当に細部までしっかりと作られいて安心感があります。さすがモノ作りニッポンの技術力。解剖学的(アナトミカル)な視点から足の複雑な立体形状を再現した、まるで素足のような「アナトミカルラスト」を採用。シューズ前足部が比較的広く踵部が細くなっていて、包まれるようなナチュラルフィッティングが特徴です。あらゆる足型を狙わず、対象を絞ったモデルは日本人の多数の方が捉えると思います。
ミズノのシリーズの中でも、このエンペラーはとくにその傾向が強く、足幅で選んでしまう方はワイドではなくレギュラーで合わせてみましょう。比較的幅広なのできっとピタッとくるはずです。
実際に足を通してみると、”安心感”は反面、ソツのない当たり障りのないシューズと感じることもあります。しかし、このシューズは初めて履いたその日から”自分のがんばりに応えてくる”まさにそんなシューズだなという印象を持ちました。端的に言うと自分が思ったより、スピードが出る。
レーシングシューズは、履いてタイムが実際に上がらなければ、無用の長物ですからこの指標はとても大事だと思っています。軽いだけのレーシングシューズはクッションも接地安定感もないわけですから。
今回レースでの使用は2回目。直前のウエリントンウォーターフロント5Kで足慣らしをしてタウランガマラソンに挑みました。
シューズの裏側に前足部前面についた「G3グリップ」、これはとてもフィーリングが良いですね。接地の際にかかる力を考慮して内側、外側、つま先と樹脂素材の配列を変えているのですが、とても自然な推進力を作ってくれてる感覚がありました。後半は3:25~30で押していきましたがスムーズに走れたのも、このグリッップのおかげです。
実のところ、使用距離はマラソンというよりはハーフマラソンまでで履きたいシューズという印象。ハーフマラソン以上の距離を走るにはある程度のトレーニング積んでいることが条件になります。多くの方が5km、10kmや駅伝、スピード練習で使えると思います。逆にこの手のレーシングシューズを使ったことないランナーさんは、まずは短い距離から慣らしていき「おい、おい、俺って(私って)意外にやれるなあ」という体感を得てみてください。
レーシングシューズは、トレーニングシューズと履き分けることで、耐久性や安定感などを補うことができ、シューズからは自分の可能性を引き出してもらえます。比較的幅が広く、レーシングシューズを使ってみたいランナーにはおすすめの一足。これからのレースシーズンのお供の候補として足を通してみてください。
進化したフィットとソール構造がスピードをもたらす、メンズ向けウエーブエンペラー2。
進化したフィットとソール構造がスピードをもたらす、レディース向けウエーブエンペラー2。
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