インターバルトレーニングは体だけでなく、脳にも好影響を与える!?

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皆さんは、ランニングのトレーニングの中で、インターバルトレーニングを採用したことはありますか?

このトレーニング方法は、高負荷と低負荷を交互に繰り返すもので、中長距離のスピード持続の向上のために考えられました。同競技経験者は、一度は取り入れたことがあるのではないでしょうか。

インターバルトレーニングは、効果が見られる分、体にかける負荷は少なくありません。このトレーニング方法をするためには、前段階でコンディション調整や有酸素機能を高めておく必要があります。このあたりは、担当コーチからも口すっぱく言われたかもしれませんね。

こういったトレーニングは、体を鍛えるだけでなく脳にも影響を与えると、書籍『脳を鍛えるには運動しかない!』で語られています。

というのも、ドイツのミュンスター大学の神経学者による研究では、インターバルトレーニングによって、学習能力の向上が見られると報告しているのです。

同研究では、ランニングマシンで被験者が40分間走り続けるのですが、その間、3分間の全力疾走を2回実施(間に2分間の低強度ランニングを挟む)。すると、ずっと低強度で走り続けた人と比較して、ノルアドレナリンとBDNFが増加。そして、走った後に受けた認知力テストでは、全力疾走を入れたグループの方が20パーセント速く語彙を覚えたというのです。

これは興味深い結果ですね。40分間走の中で少しの全力疾走を取り入れるだけで、脳に影響を与えるのです。

ただし、これを鵜呑みにしてすぐに挑戦するのは待ってください。有酸素運動で鍛えられた体で、激しい運動にも耐えられる心臓が必要です。同書では、「健康状態にもよるが、インターバルトレーニングを組み込むのは、週に6日の有酸素運動を少なくとも6か月つづけた後にすべき」と指摘されており、医師の許可をえることも。ましてや、真夏のこの時期ですから、十分、ご注意ください。

そんなインターバルトレーニングですが、最近では、陸上競技だけではなく、カタチを変えたものも登場しています。

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アメリカを中心に世界15ヶ国で展開する最新ワークアウト・スタジオ「オレンジセオリー・フィットネス」。トレーナーによる指導のもとエネルギッシュな音楽に合わせて、科学に基づいた有酸素エクササイズとストレングス・トレーニングを交互に繰り返す、ハイ・インテンシティ・インターバル・トレーニング(高強度インターバルトレーニング)です。

少人数のグループパーソナル・トレーニングをイメージするとわかりやすいかもしれません。参加者は、運動をしながらモニターをチェックし、最大心拍数の84%以上を目指します。このゾーンの中に計12~20分入ることで、運動後のカロリー消費を高めることができるのです。

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モチベーションが上がりやすく、効果も期待できるということから、アメリカでは大ヒット。国内でも横浜市青葉台に登場し、この12月には東京都麻布十番エリアに登場するとのこと。

トレーナーの指導が付くインターバルトレーニングですので、安心して取り入れることができますよね。

もし、インターバルトレーニングに関心があるのならば、医師に相談しながらトライしてみる。もしくは、専門的なトレーナーと一緒に取り組むと良いでしょう。

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