ランニングは距離を長くすれば良いわけじゃない!初心者ランナーが注意すべきランニングと距離の関係
Jan 25, 2017 / HOW TO
Apr 26, 2019 Updated
新しい年を迎え、心機一転!ランニングを始められた方もいらっしゃるのではないでしょうか?まだまだ風は冷たいですが、透き通った空気の中を走り抜けるのは、とても気持ちが良いものです。
そこで、みなさんはランニングをする時に、どのように目安を立てていますか?
「○分間走ろう」、「汗をかいたら帰ってこよう」など、色々な目安の立て方があるかと思います。ただし、1つだけ注意してほしいのが、「今日は○km走ろう」という目安の立て方です。実は、距離を目安にしてランニングを行うことには、いくつかの危険が潜んでいるのです。
特に、初心者ランナーのみなさんが、これからも安全にランニングを楽しんでいただけるように、今回はランニングの目安の立て方についてご紹介していきます。
距離を目安にして走ることには、どのような危険があるのか?
まずは、ランニングの目安として距離を設定することの危険性についてです。そもそも、ランニングの目安として「○km走ろう!」と考えている方の中には、真面目な努力家で、達成感を求めている方が多い傾向にあります。本来であれば、コツコツと続けて、今までよりも長く速く走れるようになったり、丈夫で引き締まった身体を作ることができるのですが、場合によってはその努力が裏目に出てしまう場合もあります。
例えば、体調が優れない日、または走っていて違和感を感じた日でも、距離を目安にして走っていると、無理をして走りきってしまうことが多いでしょう。真面目な方ほど、途中で投げ出すことができず、場合によっては怪我につながってしまうこともあります。
せっかくランニングを始めたのに、無理をして走ったために怪我をしてしまったら悲しいですよね。しかし、このように「○km走らないと!」という気持ちに負けて怪我をしてしまう人は少なくありません。特に、学生時代にスポーツをやっていたりして、走ることに自信を持っているビギナーランナーの方は要注意です。
そして、更にもう1つの危険性があります。それは、タイムを求めてしまうことです。毎回同じ距離を走っていたら、自然とタイムを気にするようになってしまうことも多いでしょう。もちろん、今までのベストタイムを出せた時は嬉しいものです。しかし、ランニングに慣れていないうちからタイムを求めてしまうことには、危険が潜んでいます。
ランニングはシンプルなスポーツではありますが、非常にハードなスポーツでもあります。土や芝生の上ではなく、コンクリートの上を走るとなると、足だけでなく身体への負担も少なくありません。その中で、初心者のうちからタイムを求めると、高い確率で足や身体の筋肉に無理をさせてしまうことに。その結果、怪我につながってしまっては、本当にもったいないです。
また、タイムを求めると精神的に不安定になることが多いです。せっかく気持ちよく走っても、前回よりタイムが遅ければ、走った後の満足感は減少。また、タイムが伸びなくなってくると、ランニングそのものが楽しくなくなってしまうこともあるでしょう。
このように、ビギナーランナーの方が距離を目安に走ることの危険性はいくつも存在します。ぜひ気をつけてください。そして、ここからは、おすすめしたい目安の立て方をご紹介します。
実践して欲しいランニングの目安の立て方
実際に、走る目安の立て方は人それぞれで、数多く存在すると思いますが、今回はその中から、ビギナーランナーにおすすめしたい方法を2つご紹介します。
走る時間を決める
時間を目安にして走ることは、安全に楽しく走るためのベストな方法でしょう。例えば、「今日は30分走ろう」と決めて走ってみると、気負わずに自由に走れることを感じると思います。
目安が「30分走る」ということなので、自由に走るコースを決めることができます。距離を目安にしていると、決まったコースになってしまいがちですが、時間を目安にすると、走りたい道を選んで景色も楽しみながら走ることができるはず。
そして、もし途中で具合が悪くなった場合でも、一旦休んで時計を止めれば大丈夫。具合が治ったらそこから再開することもできますし、厳しければすぐに引き上げることもできます。走るペースも意識的に決められるので、怪我のリスクも少なくなるでしょう。
ビギナーランナーの方には、まずは時間を設定して走ること、そして慣れてきたら時間内のペースを上げたり、時間を伸ばしていくことをおすすめします。
何も決めずに走る
もはや目安でもないのですが、何も決めずにとりあえず走ってみるというのも、意外と良いです。何も決めないで走っていると、色々な考え事が頭に浮かんでは消えて、新しいことをひらめいたり、モヤモヤしたものがスッキリしていきます。
また、身体を気遣うようにもなって、疲れがあるところや、痛み、違和感があるところがないか、走りながら確認するようにもなるでしょう。実際に走ってみないと、本当の体調はわからないこともあります。気になったところは、走り終わった後にしっかりとケアをしましょう。
何も決めないで走ると、ランニング本来の楽しみが戻ってくることもあります。ビギナーランナーの方に限らず、レースが続いているシリアスランナーのみなさんにも、気分転換として、ぜひ試していただきたいと思います。
いかがでしたでしょうか。
今まで距離を目安にして走っていましたら、これからは時間を目安にしたり、何も決めずに走ってみることを試してみてください。
くれぐれも怪我には気をつけて、今年一年もランニングを楽しんでいきましょう!
ランニングステーションも活用すると走れる範囲が広がります
ダイエットに最適な走り方をまとめました