『フロイド5』(カルフ)をレビュー!100年以上の歴史があるカルフは熊さんマークがかわいい。
Jan 21, 2017 / SHOES
Apr 26, 2019 Updated
こんにちは、シューズアドバイザー藤原です。今年もよろしくお願いします!
さて、新年1回目のシューズレビューは、フィンランド生まれのカルフ『フロイド5』です。
この品番は特に、アメリカ、ランナーズワールド誌の2016ウィンターシューズガイドでも紹介されたシューズです。つまり、ランニングシューズを見る目が厳しく、その歴史もあるランナーズワールド誌のお墨付きというわけですね。
シューズメーカーの「カルフ」は、日本ではあまり知名度がありませんが、1916年にフィンランドのヘルシンキで創業した100年以上の歴史のあるブランドなんですよ。
オリンピック金メダル通算9個獲得の、伝説の長距離ランナー、パーヴォ・ヌルミも履いていました。ちなみに、その時代は、フィンランドが長距離王国だったんです。その足元をカルフが支えていました。
またカルフという意味は、フィンランド語で「熊」の意味だそう。クマさんマークはそこに由来するんですね。最近は、Mマークも使われています。フィンランド語の”Mestrai”=チャンピオンの意味だそう。
さて、カルフの履き心地としては、シューズミッドソール中足部に着いた三角形の部分、「フルクラム(支点の意味)」というパーツが支点の役割を果たし、着地点から前方への体重移動をうまく促す作りとなっているのが売りです。この『フロイド5』も例外なく搭載しています。実際に履いてみると、フルクラムが効いているのか、ソール全体の着地感は、進行方向に安定感のある印象です。
また、かかとには、反発力を増幅させる硬いプラスチック素材の「レバー」と呼ばれるパーツが入っており、クッションはしっかりとした足あたりになっていますね。それも着地感にプラスしているんでしょう。
サイズ感は、前足部と後足部の差がない筒形のカタチをしたシューズ、レギュラーサイズくらいまでの方に合いそうです。トレーニングシューズとして、デイリーのランニングで使用したり、他のランナーとはひと味違うシューズが欲しい、という方は是非カルフを取り扱っているお店を訪れてみては?
こちらでランニングシューズの選び方を紹介しています