大会先で訪れたいご当地ラーメン屋、「ヌーハラ」問題はどう捉える?

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12月に入り、いよいよマラソンのトップシーズンとなってきました。毎週末どこかで大会が行われており、ラントリップマガジン読者の方も、各大会に向けてご調整されていることでしょう。

お住まいに近い場所で開催されるレースも良いですが、旅行を兼ねて遠方の大会に出てみるのも良いでしょう。ご当地ならではの文化に触れたり、食事を楽しむのも魅力的です。

なかでも、ご当地で試してみたいのがラーメン。レース後に行ってみたいお店をピックアップしている方も少なくないでしょう。そんなラーメンですが、最近、テレビで「ヌーハラ」なる言葉が取り上げられ、話題となりました。

「ズズズ……」、ラーメンや蕎麦、うどんなど麺類を食べる際にすする音が出るのが日本人。しかし、イタリアなどではパスタを無音で食べることもあり、外国人にとってこの音は不快であり、また、ハラスメントであるというのです。ヌードルハラスメント、略して「ヌーハラ」。

賛否両論あるかと思いますが、やっぱりラーメンはすすると美味しいですよね。では、なぜ、ラーメンはすすると美味しいのでしょう。実は、そこに臭覚が大きく関わっているようです。

雑誌『クーリエ・ジャポン』の特集「日本の『国民食』ラーメンはいかにして世界を虜にしたのか」では、この臭覚を刺激することが美味しさに繋がっていると紹介しています。

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そもそも人間の味覚は、甘味、酸味、塩味、苦味、うま味の5つしかありません。しかし、これが臭覚になると、なんと6000種類にもなるのです。人間に臭覚はこんなにも臭いを嗅ぎ分けることができるのですね。

ラーメンをすするときに口の中に空気が一緒に吸い込まれます。その空気が臭覚を刺激し、ラーメンの美味しさが広がるというのです。また、同誌では「“ズズッ”と音を立てれば、さらに聴覚を使うことができる」とも。それを聞くと、やっぱりラーメンのすすりはやめられませんよね。

旅先で食べるラーメンは美味しく食べたいもの。ですので、そこはやっぱり、味覚、臭覚、聴覚をフル稼働させて楽しみたいものです。皆さんはこの冬にどこのラーメン屋を訪れますか。「すする」「すすらない」という良し悪しは、答えがでないテーマかもしれませんが、「美味しいものを食べたい」という点は、みな、同じなのではないでしょうか。

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