ランナー同士の飲みの席に“男”はいるか!! 「いいお酒」「わるいお酒」の差とは

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グループランニングのメリットって?

皆さん、ランニングをする時は一人で走りますか。それとも、グループで走りますか。どちらもメリットがありますが、同じレベルのランナーが集まって走るグループランは、なかなか刺激になりますよね。

まずは、ライバルランナーとのスピードや体力がよくわかりますので、「負けたくない」と、モチベーションがあがります。同じような悩みを抱えていることも多いので、良き相談相手にもなりますよね。また、一人ではなく会話がうまれるので、飽きることなく長距離を走ることができます。

さて、そんなグループランの楽しみは、トレーニング後にもあります。一緒になって「お酒を飲む」場があると、さらに刺激を受けることができるでしょう。

今回は、そんなお酒に関係するお話。皆さん、「いいお酒」「わるいお酒」を意識しながら飲んだことはありますか?

「いいお酒」とは、何も高級で美味しいお酒ばかりを飲むことではありません。これまで、居酒屋を後にして帰宅している際に、「今日は楽しかったなぁ」「いい刺激をもらったなぁ」と思うことはありませんか。

「飲み会を終えて元気になっていることがある」と語るのは、書籍『男の条件』の著者・永松茂久さん。つい飲み過ぎて、翌日に疲れがどっと押し寄せてしまうのは、お酒好きの“あるある”ですが、そうではない席があるのです。

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「いいお酒」とは“男”と飲むことができた時

永松さんは、なぜ、元気になるのかを分析。そこには、ある共通点があると同書で紹介しています。それは、「“男”と飲むことができた時」。単純に同性と飲んだのではなく、同じ志をもって、前向きに歩んでいる者と飲んだ時です。

「うまく説明できないが、ただ大騒ぎして楽しいときとは違う、深い何かが共鳴し合ったときのうれしさは言葉では表現することができない。こんな男と過ごせる感動は、自分の中でずっと続く」(同書より)

そういう意味では、同じランナーとして厳しいレースに挑んでいる仲間との席は、“共鳴”の機会が多いのではないでしょうか。単純に笑い話だけをする席よりも得るものが多そうです。グループランの後に、少し飲みたくなってしまうのは、こういった「いい酒」を楽しめるからでしょう。

一方で、「わるいお酒」についても言及されています。

「たとえば社会に出たての若者が、酒を飲むにつれてだんだんブレーキが外れ、上下間の言葉遣いが壊れてきたり『言わせてもらいますけど』と気が大きくなって元気を出し始めたりすると、その場所は一気に壊れる。学生のノリを引きずった失敗は一度や二度ならまだ許されるが、これを繰り返すのは性根のない話だ。もちろん体質的に、酒の強い弱いはある。もし自分が酒で失敗するタイプだと知っているなら、ブレーキをかけながら飲むのも一つの礼儀だ」(同書より)

なるほど、厳しくも優しいご指摘です。お酒が弱いことを自覚しているのであれば、それに安く乗っかってはいけないのです。そういった自分への甘さを、先輩たちはしっかり見抜いていることが、よくわかりますね。

やはり礼儀がないなかでは、“男”の話はできないのです。皆さんは“男”の話ができていますでしょうか。12月に入り、忙しくなる時期となってきました。そんな時こそ、どういった会話ができるのか、こだわってみるのも良いのではないでしょうか。

もちろん、男性同士だから良いのではなく、同じ志を持つものとの共鳴が大切なのです。

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