KARHU(カルフ)『Fusion 4.5』徹底レビュー!ジョギングからテンポアップまで、汎用性に優れた注目モデルを紹介
Oct 27, 2025 / 未設定
Oct 27, 2025 Updated

1916年創業のフィンランド発老舗ブランド・KARHU(カルフ)。同ブランドの人気シリーズ最新作『Fusion 4.5』が登場しました。Runtripお馴染みのシューズアドバイザー・藤原岳久さんの解説を交えながら今作を紹介します。
藤原さんは多くのシューズブランドを渡り歩き、シューズ販売に携わった期間は20年以上。47歳でマラソン自己ベスト2時間34分28秒を出し、現在も走るシューズアドバイザーです。
前作から大きく進化したアッパー構造

Fusion 4.5最大の特徴は、前作から大幅にアップデートされたアッパー構造。前作は軽量化を重視し薄めのタン構造や薄めの履き口を採用していましたが、今作では厚みのあるアッパーに変更されています。
「前作と比べると全然違いますね。かなり厚い感じです」と藤原さんが指摘するように、アッパーの質感は大きく変化。メッシュ構造もアップデートされ、通気性を保ちつつもしっかりとしたホールド感を実現しています。
一方でミッドソールの構造は前作から変更なし。藤原さんは「デイリートレーナーを彷彿とさせるアッパーに、テンポアップシューズのようなミッドソールを組み合わせた一足」と評価します。
幅広いランナーに対応する汎用性

シューズのスペックについては、シューズの重さが約302g(片足)、ドロップ(シューズ前後の高低差)が6mmと前作から変更なし。しかしアッパーの改良により藤原さんは「初めての軽量シューズとして、またスポーツ経験者の方でランニングを始めたい方にもおすすめ」とコメント。軽量感を感じながらもクッション性があるため、幅広いランナーに対応できる仕様となっています。
藤原さんは「300gとは思えない適度な軽量感があります。フィット感もよく、接地感のあるシューズ」とレビュー。アスリートにとっては長距離を走る『ペース走』など、一般ランナーにとってはジョギングと速いペースの中間で活躍するシューズと言えるでしょう。
加えてシューズには視認性を高めるリフレクティブディティールを追加。夜道のランニングでは光を反射し、暗所でランニングする際の安全性を高めます。
おすすめのランナー・使用シーンは?

Fusion 4.5をおすすめしたいランナーとして「まず誰も履いていないシューズが欲しいという個性を求めるランナー」と藤原さん。KARHUならではの北欧らしいベージュ系の配色は、他ブランドではなかなか見られない特徴的なデザインです。
また普段履きとランニングを兼用したい方にも最適。アッパーのしっかりとした作りにより、タウンユースでも違和感なく使用できます。

使用シーンとして、レーシングシューズでもなくジョギング専門シューズでもない……その中間的な位置づけの本シューズ。「裏を返すとそれが特徴になります」と藤原さんが語るように、ジョギングからテンポアップまで幅広く対応できる汎用性が魅力です。
Fusion 4.5はRuntrip storeでも販売中。汎用性に優れたシューズを探している方、北欧の文化を好むランナーにおすすめの一足です。
詳細情報
KARHU|Fusion 4.5

・価格:¥20,900(税込)
【動画からご覧の方はこちら】
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【プロフィール】
藤原岳久さん

FS☆RUNNING(旧藤原商会)代表
ランニングシューズフィッティングアドバイザー
日本フットウエア技術協会理事 / JAFTスポーツシューフィッター
元メーカー直営店店長,販売歴20年以上
・ハーフマラソン:1時間9分52秒(





