アシックス『EVORIDE SPEED 3』登場！　フルモデルチェンジを遂げスピードを出せるシューズにアップデート

Jul 19, 2025 / SHOES

Jul 19, 2025 Updated

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初心者からトップ選手まで、あらゆるニーズにこたえるランニングシューズを揃えるアシックスから、今回新しく登場した『EVORIDE SPEED 3』は、解説をしていただくRuntripお馴染みのシューズアドバイザー・藤原岳久さん曰く「アシックスのなかでも、あまりないタイプ」とのこと。大きくアップデートされたという点も注目です。

藤原さんは多くのシューズブランドを渡り歩き、シューズ販売に携わった期間は20年以上。47歳でマラソン自己ベスト2時間34分28秒を出し、現在も走るシューズアドバイザーです。

よりスピードを出しやすくなったテンポアップシューズ

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同シリーズ3作目で大きく様変わりした今作は、ミッドソールが『FF BLAST』から『FF BLAST PLUS』に変更。そこに3D CONSTRUCTIONを加えることで、着地時の適度なクッション性と、自らの足の感覚を得らえる適度な接地感を両立。27.0㎝で220gという軽さも相まって、よりスピードを出しやすくなっています。

このアップデートに藤原さんも「前作はある程度の重量があり、どちらかというとデイリートレーナー寄りの感じがありました。それが軽量かつ接地感が高まって、しっかりとしたテンポアップシューズカテゴリーになったと思います」と評価しています。

ミッドソールの厚みは前作よりも5mm薄く調整。その点でも藤原さんは「地面に近い感じがあって、他のアシックスのシューズよりも接地感がありつつ、スピードが出しやすくなった」とポジティブなアップデートだと語ります。

METASPPEDシリーズを履くためのトレーニングに最適

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スピードシューズへと進化したアップデートではあるものの、前作までの良さも踏襲。ヒールカウンターは変わらずデイリートレーナーと同様に安定した素材を採用。アッパーのフィット感も高く、藤原さんは「カーボンプレートシューズを履くためのワークアウトシューズとして最適」と語ります。

同シューズはアシックスのシューズをよく履いている学生も着用しており、3:00/kmくらいまでの練習ではこちらを履いて、より速いペースで走る際は厚底レーシングシューズ『METASPEED』シリーズを履いているようです。その効果を藤原さんは次のように語っています。

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「僕もそうですけど、カーボンシューズでレースを走り終わると股関節に疲労がくるじゃないですか。だから、このシューズを履くことで股関節への負担を抑える背景があると思います。また出力を上げるためにインターバル等のトレーニングでは途中までノンプレートシューズで行い、後からカーボンプレートシューズを履くというやり方でも使いやすいと思います」

トレーニング、そしてレースでの効果をより発揮するための履き分けとしても、大きな役割を果たしそうな一足。藤原さんは「デイリートレーナーだけを履いている方にとっては、テンポアップして心拍を上げることも大事ですから使ってほしいですし、METASPEEDを使っているランナーは、ワークアウト用として使ってほしいと思います」とおすすめします。

サブ4を目指すランナー必見！　アシックスの他モデルとの違い

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トレーニングでよりスピードが出しやすく、安定性も備えているだけにフルマラソンで試してみたいと思っているランナーも多いはず。藤原さんは「サブ4あたりのランナーは試してみるのも良いと思います」と語ります。

またサブ4をターゲットにするランナー向けのシューズとしては『NOVABLAST 5』や、カーボンプレートを搭載した『MAGICSPEED 4』『S4+ YOGIRI』などもラインナップされているなか、EVORIDE SPEED 3にはまた違った良さがあると語ります。

「NOVABLAST 5はマラソンで使っているランナーが多かったですけれど、クッションの柔らかさを少し抑えたいと感じている方はいたと思いますし、プレート系が苦手なランナーもいます。そういった人には非常にマッチするのが、このシューズだと思います。プレート搭載シューズと比べるとシューズから得られる助力は少なめです。その分シューズがしっかりと屈曲するのでクセがなく、いろんな走り方を許容していくれると思います」

前作までの良さを残しつつ、テンポアップシューズとしてフルモデルチェンジを遂げたEVORIDE SPEED 3。トレーニングからレースまで重宝されそうな一足をぜひ試してみてはいかがでしょうか。