『グリセリン16』フルモデルチェンジ! ”見えない劣化”現象を遅らせる優れもの!
Jul 09, 2018 / SHOES
Apr 26, 2019 Updated
みなさん、こんにちは。シューズアドバイザー藤原です。
さて今回は、アッパーからソールユニットまでガラリと変わったブルックスの『GLYCERIN(グリセリン)16』のご紹介です。
「レースも少ないし、気温も暑くなってきて、この時期はランニングのモチベーションがなかなか上がらない」、そんな方もいらっしゃるのではないでしょうか。そんな時は、シューズを新調してみるのも良いですね! モチベーションアップです。
ということで、本日ご紹介するブルックスの『グリセリン』は定番シリーズの16代目。全米のランニング専門店売上首位を走り続けるブルックスが、守りに入らず攻めた“ヒットの予感がする”商品です。
ポイントは、“足当たり” と“耐久性” です。
エンジニアードメッシュのシームレス(縫い目が少ない)アッパーは、従来品より足当たりが良くなりました。気になる足まわりの場所にストレスがなく、少し幅がある方も問題なく受け入れてくれますね。それでいて、ブーティー構造で、ブルックスらしい甲まわりのフィット感は健在。
そして、今回から採用されたDNA LOFTソールは、従来素材EVA(高分子スポンジ)に工夫を加えたもの。DNAからさらにパワーアップして、クッションと耐久性をアップさせたものです。
高分子スポンジは、加工のしやすさからメリットがある素材ですが、“へたり”といわれる、気泡部分の潰れによるクッション性の劣化があります。多くのランナーのみなさんが買い替えの目安にしているアウトソールの削れなどと違って、実は”見えない劣化”だったんです。DNA LOFTソールは、気泡のまわりをラバーで包みこむ技術で、そのへたり現象を遅らせることができ、シューズの耐久性が画期的に伸びるそうです。
1に軽さ、2に軽さ、3、4がなくて、5に軽さというランナーの方、確かに、履くシーンによって軽さはベネフィットがありますが、それは耐久性と引き換えだということをお忘れなく。毎日のランニング、ジョギングで使うシューズはどちらを選ぶべきか、わかりますよね。
グリセリンを持った重さで判断することなかれ。忘れてはならない耐久性というメリットが備わっていますので、それも考えて是非トライしてみてください。
さて、わたくし藤原は、直近数代のグリセリンを試していますが、今回ほど、良い意味で堅苦しくないグリセリンは初めてです。見た目のデザインも一新されて、近未来デザインになっていること。従来のグリセリンよりもクッションがとても気持ちがいい。そんな印象です。
『グリセリン16』は、どのレベルのランナーにも必要なデイリートレーナー(常に身近にあってほしいトレーナー)です。ビギナーの方であれば、走るという前方へのポジティブなアシストがあるし、ベテランランナーでもそれは、自分の動きを見つめ直すコンディショニングのためのトレーナー、ニュートラルポジション(左右対象の作りになっている)シューズになります。
グリセリンシリーズを1回履いたことがあるけど……というランナーの方、ガラリと変わったこの『グリセリン16』はオススメですよ!
<商品紹介>
アッパー:エンジニアード3Dフィットプリントメッシュ&内包ストレッチブーティー構造
ミッドソール:DNA LOFTミッドソールは、EVAとラバーとエアーをブレンドし誕生した新素材。従来素材の弱点であった『へたり』現象を改善。
スペック:32mm heel 22mm horefoot 10mmドロップ
価格:16740円(税込)
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