早稲田大学、青山学院大学、駒澤大学……走力と学力には関連性がある?
Dec 27, 2017 / COLUMN
May 12, 2019 Updated
2018年が始まると、早々に大きなスポーツイベント・箱根駅伝が開催されます。出雲駅伝を制した東海大や全日本駅伝を制した神奈川大、そして、昨季3冠を達成しながらも今季は波に乗り切れていない青学大、古豪・早稲田大、そのほかにも強豪校として東洋大、駒澤大が優勝を目指しています。どのようなレースになるのか、首を長くして待っているファンも少なくありません。
さて、今回の出場校は下記の通り。
・青山学院大学
・東洋大学
・早稲田大学
・順天堂大学
・神奈川大学
・中央学院大学
・日本体育大学
・法政大学
・駒澤大学
・東海大学
・帝京大学
・大東文化大学
・中央大学
・山梨学院大学
・拓殖大学
・國學院大学
・国士舘大学
・城西大学
・上武大学
・東京国際大学
・学連選抜
全21チームの参加で行われるレースとなります。これらを見ていると、いろんな大学があるということがわかりますね。
偏差値が高い早稲田大。MARCHに含まれる青学も一般的には高学歴と言えるでしょう。もちろん、箱根駅伝に出場する選手の多くがスポーツ推薦での入学だったりするので、ランナー全てを学歴で判断することはできません。
ただ、ランニングと学力には関連性があるかどうかは、気になるところですよね。
私たちがランニングに取り組んでいると、心身ともにスッキリする感覚を覚えます。活躍しているビジネスマンも早朝にランニングを取り入れているというような話も聞こえてきます。
「学業の訓練はおもに、読み書きなどの学問的な活動と関係している。走ることが知性の向上に有効かもしれないということは、とっぴな見解に思える。最初の印象ではそうかもしれない。ところが、ランニングを含む定期的な運動と知能検査の高得点との関連を示す根拠がある」
こう紹介しているのは書籍『ランニング・サイエンス』です。とはいえ、多くの時間をランニングに費やしたから知能検査で高得点につながったとは言い切れません。どちらかというと、知能の高い人ほど定期的にランニングに取り組んでいるのです。誰かから指示をされて走るのではなく、ライフスタイルの中で、走ることがパフォーマンス向上に直結していることを理解しているのです。
「計画し、集中し、感情な不要な考えを抑制しながら行動のタイミングをつかみポジティブさを保つ能力—これらすべてが知能であり、どの資質もランニングやトレーニングによって発達する」(書籍『ランニング・サイエンス』より)
ランニングをしていると思うような結果が出ないこともあります。その都度、自分と向き合い、改善法を探り、実行する。こういった自己開発能力を養うきっかけになるのです。
単純にランニングをすれば頭が良くなるというわけではありませんが、「知能の高い人はすでに走っていた」といえそうですね。なんだか納得な結果となりました。とはいえ、シンプルに走るだけでも十分楽しいので、この冬もランニングを楽しんでいきましょう。