ランナーが朝食に摂ると良い「TKG」、その理由は
Sep 17, 2017 / FOOD
Apr 26, 2019 Updated
朝晩で涼しさを感じる時期になってきました。今年のマラソンレースのエントリーも済み、そろそろ本格的にランニングモードのスイッチをオンにしている人も多いでしょう。年末に向けて、日々のコンディションを見直したくなる時期でもありますよね。
ところで、皆さんは毎朝、しっかりと朝食を摂っていますか。同コラムでは朝ランニングや、早起きをして“自分時間”の確保を推奨していますので、早起きしたランナーの方は、朝食の摂取を意識しているかもしれませんね。
逆に忙しいビジネスパーソンだと、なかなか朝食の時間が確保できないという声も聞こえてきます。ただ、もうご存知かと思いますが、朝食の摂取は、健康的な毎日を過ごすために大切なもの。しっかり朝食を摂ることがダイエットに繋がったり、体内時計を整え、正確に体を動かすことにつながります。
「ハーバード大学×MBA×医師」と様々な肩書きを持ち、書籍『働く人のための最強の休息法』の著者である猪俣武範さんは、同書の中で、朝食を毎日摂取することをアドバイスしつつ、具体的に何がオススメなのかを語っています。
猪俣さんが朝食にオススメしているのは、「TKG」。つまり、卵かけご飯なんです。あの誰もが大好きなTKG。温かいご飯の上に、卵を一つ割って、醤油を少々かけて完成。なんともシンプルで美味しい食べ方です。
では、なぜ、このTKGが朝食に良いのでしょうか。
「卵のたんぱく質に多く含まれるトリプトファンというアミノ酸が体内に入ると、セロトニンがつくられます。セロトニンは3大神経伝達物質のひとつで、体をリラックスさせ、心の安定をはかる効果があることで知られています。そのため、セロトニンは別名“幸せホルモン”と呼ばれているほどです」
なんと、TKG は、私たちの体に“幸せホルモン”を作ってくれるんですね。
このセロトニンは、日中に多く出るもの。交感神経が優位な日中ですので、朝の時間帯にTKGを摂っておくことで、1日のパフォーマンス向上が見込めます。
しっかり朝食を摂っている人も、そうでない人も、TKGは全く手間のかからない料理。ですので、戦略的に摂ってみてはいかがでしょうか。筆者は九州の少し甘い醤油を使って楽しんでいます。