楽しみたいランニング仲間との“忘年会”、お店選びは「グルメサイトの点数」で判断しない方が良い!?

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11月に入ると、そろそろ忘年会の準備の時期ですね。複数のスケジュールが記載されたメールが飛び交うあの季節です。12月は仕事関係の忘年会で忙しくなるので、11月中に趣味仲間との忘年会を行う人も多そうですね。

皆さんもランニング仲間と、今年1年の結果をふり返りながら杯を傾けると思います。特にリレーマラソンや駅伝など、チームとして大会に参加した場合、共通する思い出話が多いため、有意義な飲みの席となりそうですね。

さて、そんな忘年会ですが、お店選びは、その席の盛り上がりの大きなポイントとなります。皆さんは、飲み会を行う際に、どのようなお店選びをしていますか? 信頼できる先輩に紹介してもらったお店なら間違いないかと思いますし、専門誌に掲載されたお店だと事前の情報とのギャップがなく、スムーズに忘年会を進めることができるでしょう。

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しかし、時折、料理が美味しくない、そもそも出て来るのが遅い、隣の席と近すぎて会話が成立しないなど、せっかくの飲み会がツマラナクなる場合もチラホラ。

お店選びは、人によって異なりますが、ネットニュース編集者で書籍『バカざんまい』の著者・中川純一郎さんは、「グルメサイトの点数を判断基準にするな」と自著で語っています。これはどういうことでしょう。

接待を受けることの多い中川さんは、入店前に「ここ、食べログで平均点3.6ですので、いい店なはずですよ!」「ここ、コスパがいいって評判なんですよ!」と言われることがあるようです。

これらは「いい店」と思わせるには、良い数字であり、良い評判ではあります。しかし、皆さんは、このグルメサイトにある数字をどこまで信用していますか?

こういったサイトでは、サービス、雰囲気、料理・味、コスパなどで数値化されていますが、その評価は人によって差があります。手厚いサービスを求める人と、ほっといてほしい人。賑やかな雰囲気が好きな人と、静かな雰囲気が好きな人。濃い味が好きな人と薄味が好きな人……。相反するこれらの人たちが、同じ店を評価するので、この数字を真に受けると、少し危ういのです。

また、中川さんは、グルメサイトに「この店はコスパがいい、悪い」と書くことに疑問を呈している。

「飲食店っていうのは本来、『コスパ』だけを求める場所はないんじゃないの? ちょっと高いし汚いけどホッとするような、なんて思う客が大勢いる店に、コスパしか考えない連中は『CPが悪いざます!』ってネットで大批判を並べ立てる」(同書より)

この時代にコスパを求めることは仕方の無いことかもしれませんが、そればかりを求めていては、味気ないものになっていますよね。

「人生はコスパで計れない。汚いもの、ボロいものもありだ。自分にとっていい店は、ネットの条件検索では発掘できないことを理解していただければ幸いです」(同書より)

忘年会のお店選びで「コスパ 忘年会」などと調べていては、好きな仲間との時間も、味気ないものになってしまうかもしれません。今年のランニング仲間との忘年会は、ネット検索ではなく、自分の目で見て良かったお店で盛り上がってみてはいかがでしょう。

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