ランナーに寄り添うRuntripオリジナルジャケット・第3弾ができるまで #3「発売へラストスパート」
Dec 16, 2023 / COLUMN
Dec 16, 2023 Updated
2021年の登場から、毎年アップデートを重ねてきたRuntrip Storeオリジナルアイテム『THE RUNNING JACKET（通称・Runtripオリジナルジャケット）』。2022年に登場した第2弾モデルは機能面から素材に至るまであらゆる点に工夫を凝らし、多くのランナーから好評の声をいただきました。
2023年はさらに細かな改良を重ねたRuntripオリジナルジャケット第3弾モデルを、年末の発売を目指して制作に取り組んできました。Runtrip Magazineでは、ランニングからデイリーユースまで装いを楽しめるジャケット制作の裏側を3回に渡って公開します。
最終回となる第3回は、発売が12月21日（木）に決まり最終サンプルが仕上がった様子、編集部メンバーがいち早く袖を通した感想をお届けします。
前回までの記事
発売目前、ついに最終サンプルが完成
秋の深まりを感じる頃。Runtrip Storeスタッフと本モデルの制作過程において欠かせない存在であるアパレルOEM・バスターズカンパニーの春田さんとの奮闘によって、ついに最終サンプルが仕上げられました。
1stサンプルで見つかった改善点を基に生地の仕様や細部の配置を調整。この最終サンプルが、12月21日（木）に予約限定発売される商品とほぼ同じつくりとなります。
1stサンプルとの最大の違いは、高級感漂うハリのある生地を採用した点。ランナーの動きにフィットする柔らかい生地を求めて1stサンプルを試作しましたが、イメージよりも大幅に柔らかさが際立つ結果に。『ランニング』を暮らしのなかに取り入れたライフスタイルを提案するというRuntrip Storeのものづくりにおける原点に立ち返り、第2弾モデルと同様のカジュアルシーンでもスタイリッシュに決まるハリ感が特徴の素材を採用しました。
また、最終サンプルでは、より快適な着心地をもたらすために丈感を若干短くする微調整を加えました。カジュアルシーンにふわりと溶け込む雰囲気は保ちながらも、ランニングシーンにフィットする工夫が施されいます。
さらに、1stサンプルで開け閉めしづらさが課題だった脇部分のベンチレーションは周囲の縫製を調整することで開け閉めしやすいつくりへと改良を重ねています。
制作を進めてきたRuntrip Storeスタッフの橋口も「第3弾モデルの制作で非常に考え抜いた点は、ベンチレーションの仕様ですね。制作スタートの段階から配置する位置や開け閉めのしやすさについて検討を重ねてきました。また、ランニング以外のシーンでも溶け込むようなファスナーのカラー選び、サイズ感についてもこだわり抜いたのでぜひ手にとってほしいです」とコメント。
ファスナーにRuntripのシンボルマークに描かれたターコイズブルーを採用するといった遊び心も含めて、制作過程において努力したポイントであることを明かしました。
フルジップへ進化し、いつでも羽織れる1着へ
発売時期が近づき、その全貌が明らかとなったRuntripオリジナルジャケット第3弾モデル。フルジップ仕様となり、サッと袖を通せるようになった点は大きな魅力です。
フルジップ仕様へ変更されたことで下から被る必要がなくなり、フォルムもシャープな見た目へと変化。よりスタイリッシュに着こなしたい方にとっては嬉しいアップデートです。
そのほかにも、ウェア全体の仕様がフルジップとなったことで左右独立したポケットを搭載。第2弾モデル同様、ポケット内部に小物を収納できるポケットインポケットを備えていますが、スマホやサングラスなどを入れやすいようにポケットの向きを斜めに配置。また、ランニング動作における揺れへ対応するためにマジックテープを追加する、小さな気遣いが反映されました。
また、ジャケット全体、ポケットのジップともに第3弾モデルでも止水ジップを採用。
ひじ部分から手首部分にかけては別素材の生地で切り返しを採用し、ウォッチウィンドウや親指を出せるサムホールを両側に搭載。ウォッチウィンドウ周りにも小さな工夫を1つ追加。切り替え部分に1cmほどのステッチを加えることで、より綺麗におさまり、見た目の美しさも重要視しました。
編集部メンバーがいち早く試着した感想は？
最終サンプルの完成後、筆者であるRuntrip Magazine編集部の木幡も試着して着心地を体感しました。
完成したジャケットを目の前に、ワクワクする気持ちとともに袖を通します。フルジップとなったことで、さらに着やすくなったことを実感。思わず「とても着やすいですね！」と声が出してしまうほどの変化でした。
また、細いシルエットとなった点も習慣的にランニングを続ける身としては、フィット性が高まり大きな魅力だと感じます。
この日は私服の状態でジャケットを着用しましたが、デイリーユースでもコーディネートにまったく違和感がないスタイリッシュなデザイン。仕事の合間やプライベートでおでかけしたあと、ちょっとランニングをしたいときでもこれ1着でシームレスに使い続けられるのは嬉しいですね。
ハリ感のある生地を採用したことで、しっかりと首元を守ってくれるのも寒い冬のランニング前後には役立ってくれるはず。
また、脇部分に備え付けられたベンチレーションのファスナーや裾とフードに分けて配置されたリフレクターといった、遊び心のあるデザインもRuntripアイテムならではの工夫ですね。
12月21日ついに第3弾モデルが発売開始
アップデートに期待の声も寄せられている、Runtripオリジナルジャケット第3弾モデル。12月21日（木）からRuntrip Storeにて数量限定での予約販売が開始される予定です。
また、2023年は第3弾モデルの発売だけでなく、同日12月21日（木）より数量限定で第2弾モデルの再販も決定。ランナーの皆さんにとって、どちらかお好きなモデルを手に取れるようにご用意しています。
発売開始に向けて、いよいよラストスパート。Runtrip Storeスタッフたちが細部まで工夫を凝らし、改良を重ねてきた最新モデルの登場をお楽しみに。
Runtrip Storeでは『ランニング』をライフスタイルのなかに取り入れたアイテムを提案しています。今後もRuntripにぴったりなアイテムがラインナップ予定です。
（文・写真：木幡真人）
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