【PAAGOWORKS】最新トレイルランニングザック!「RUSH」シリーズ5モデルの魅力とおすすめポイントを徹底解説
Jun 13, 2023 / OTHER
Jun 19, 2023 Updated
夏が近づき、いよいよトレイルランニングシーズンが本格化します。多くの人々が新しいトレイルランニングアイテムを手に入れたいと考えているはず。
そこで今回は、多くのトレイルランニングレースを完走した経験を持つトレイルランニング専門店『Trippers(トリッパーズ)』の店長、朝長拓也さんがこの春にアップデートされたPAAGOWORKSの『RUSHシリーズ』5モデルをご紹介します。
スポーツMCの岡田拓海さんとのおなじみのコンビが、アップデートされたポイントやおすすめの使用場面についても徹底解説します。
PAAGO WORKS「RUSH」シリーズ5モデル
朝長:『RUSH』シリーズの5つのモデルが2023年の春にリニューアルされました。
岡田: 注目されている方も多いと思いますが、まずはこのシリーズの特徴について教えていただけますか?
朝長:小さいものから順に『RUSH 7R』『RUSH 10』『RUSH 11R』『RUSH 20』『RUSH 30』と全部で5モデルあり、すべてリニューアルしました。『PAAGOWORKS』は日本のブランドであり、ランナーの意見を細かく取り入れて開発されています。そのため、日本人ランナーの体型に合わせたアイテムが特徴的です。さまざまな面白いザックを製造している素晴らしいブランドです。
人気シリーズの最新作「RUSH 11R」
岡田:まずは、今回最も注目されている『RUSH 11R』について解説していただけますか?
朝長:『RUSH 11R』は、人気シリーズ『RUSH UT』のロングレース向けに販売されていたモデルを基に開発されました。どのショップでも抽選販売となるほど注目されているシリーズです。今回の『RUSH 11R』では、『RUSH UT』のディテールが改良されています。
岡田:注目されているモデルですね。だいぶ雰囲気変わりましたね。
朝長:一番変わったところは、『RUSH UT』では収納部分が背面エントリー式でしたが、『RUSH 11R』ではシンプルにトップエントリー式に変更されました。また、ショルダーハーネスが柔らかくなって非常に体なじみが良くなりました。
岡田:自分が背負っているショルダーハーネスの部分をマジックテープで調節することができるのは、RUSHの特徴ですよね。
朝長:RUSHシリーズ自体は1サイズですが、前のベルトに加えて肩のハーネスの長さを変えることができるので、小柄な方から大柄な方までしっかりとフィットさせることができます。さらに背面の脇まで調節できるので、ワンサイズでも様々なランナーが使うことができます。
岡田:それも1つの特徴ですね。
朝長:ポケットも、脇にあるファスナーポケットや背負ったまま使えるトップポケットなど充実しており、収納力もあります。素材感も、柔らかい素材へとアップデートされました。
岡田:これは容量的にも出番が多そうですが、レースモデルという位置付けでしょうか?
朝長:『RUSH 11R』と『RUSH 7R』というのがあるのですが、Rがつく商品はレースを意識した作りになっています。
岡田:100マイルなどのロングはもちろん、この容量があれば 1個目としてもバッチリですね。
朝長:11L入るので、必携品の多いロングレースでも収納可能です。ばっちり使えるリュックになっていると思います。
ショート・ミドルレースにおすすめ「RUSH 7R」
岡田:続いて、シリーズで最も小さい容量の『RUSH 7R』
朝長:これもレース仕様になっています。前作とそんなに大きくは変わっていないのですが、背面ポケットに返しが付き、ペットボトルも落ちにくくなるなど、細かい部分が改良されています。ショートレースやミドルレースなど、あまり必携品の多くないレースではこちらの方が小さくて使いやすいと思います。前面の設計は『RUSH 11R』と同様の作りになっています。
岡田:これだけでも、十分収納力がありそうですね。
誰でも使えるベーシックなモデル「RUSH 10」
岡田:続いて『RUSH 10』です。容量は『RUSH 11R』と近い部分がありつつ、リーズナブルですよね。
朝長:このザックはRUSHが最初に作ったシリーズをずっと継承してきていて、誰でも使えるRUSHらしいモデルです。
岡田:みんなが通る、ベーシックなモデルなんですね。
朝長:とてもシンプルで使いやすいです。このシリーズの特徴は、ハーネスにパッドが入っている点です。トレランザックは、軽さと通気性、速乾性を出したいので、みんな肩部分が薄いです。それも良いのですが、荷物が重くなると体への負担が大きくなり、鎖骨が当たったり、硬いボトルを入れると痛くなりやすいんですよね。しかし、このシリーズはハーネス部分が全面クッションになっているので痛くなりづらいです。
岡田:すごい。クッションになっているんですね。
朝長:さらに、旧モデルではハーネス部分にある2つのポケットのうち、ボトルを入れるポケットが下だったのですが、新モデルではボトルポケットの位置が上になったのがおすすめポイントです。ボトルが下にあると、1回ごとに出し入れするのが大変で、上のポケットも使いにくくなってしまいます。しかし、今作では上がボトルポケットになったので、ソフトフラスクを出さずに飲むことができ、下のポケットの容量も増えて入れやすくなりました。
岡田:圧迫されないので入れやすいですね。とても良い改良ですね。
朝長:あと、昔のモデルはショルダーの長さを変えられなかったのですが…
岡田:今作は、ショルダーと脇の下で調整をすることができますね。帰宅ランなどで使っている人も結構多いですよね。
朝長: 本当に気軽に使えるザックで、僕の大好きなモデルです。
ロングレースや登山にもおすすめ「RUSH 20」「RUSH 30」
岡田:これはどのような用途におすすめですか?
朝長:『RUSH 20』は重心を高く保つことができるため、しっかりと走ることができます。トレイルランニングだけでなく、冬のトレイルで着替え一式を持って温泉に行ったり、ワンウェイで遊びたい人には『RUSH 20』が非常におすすめです。荷物が多い中で走りたい時に最適です。
岡田:しっかりとしたクッションもありますね。
朝長:そうですね。こちらもパッドが入っています。長さも調節可能で、ボトルポケットも上に移動し、ポケットの数も増えました。さらに、『RUSH 20』と『RUSH 30』は背面パッドが取り外せて単体で洗うことができます。
岡田:とても重要です!乾かないことが心配ですからね。
朝長:ザックが小さければ洗濯機でまるごと洗えますが、大きいものは手間がかかりますので、汗をかく部分だけ洗えば十分だと思います。
岡田:良いですね。テントなどを持つレースでは20Lが適しているんですか?
朝長:そうですね。『RUSH 30』を使っている人も多いです。
岡田:これなら登山にも適していますね。
朝長:通常の登山用リュックは前面のドリンクホルダーやポケットの収納が十分でないものが多いですが、『RUSH 30』はトレランザックに慣れているランナーにとっては非常に便利です。前面の収納が充実しており、ボトルもしっかり収納できます。
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今回は、『RUSH』シリーズの様々なモデルを紹介しました。サイズや用途に応じて幅広いニーズに対応している『RUSH』シリーズから、お気に入りのトレイルランニングリュックを見つけてみてはいかがでしょうか。
詳細情報
1. PAAGOWORKS|RUSH 7R
・価格:¥18,700(税込)
・容量:7.5L
2. PAAGOWORKS|RUSH 10
・価格:¥16.500(税込)
・容量:9.5L
3. PAAGOWORKS|RUSH 11R
・価格:¥22,000(税込)
・容量:11.5L
4. PAAGOWORKS|RUSH 20
・価格:¥20,900(税込)
・容量:19L
5. PAAGOWORKS|RUSH 30
・価格:¥25,300(税込)
・容量:31L
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