【NIKE】人気定番モデル「エア ズーム ペガサス 39」前作からのアップデートは?
Jul 16, 2022 / SHOES
Jul 16, 2022 Updated
1983年に初期のモデルが登場してから、39代に渡りアップデートされ続けている、大人気シリーズ『エア ズーム ペガサス』。本記事では、最新シューズ『エア ズーム ペガサス 39』のアップデートポイントをRuntripお馴染みのシューズアドバイザーの藤原岳久さんとレビューしていきます。
藤原さんは多くのシューズブランドを渡り歩き、シューズ販売に携わり20年以上。47歳でマラソン自己ベスト2時間34分28秒を出し、現在も走るシューズアドバイザーです。
前作からアップデートのポイント
大森:今回紹介するのはナイキの『エア ズーム ペガサス 39』です。『ペガサス』のアップデートがあると春が来たなと思いますね。
藤原:今作は2年ぶりにフルモデルチェンジしました。実際に履いてみるより違いを実感できましたね。
大森:『エア ズーム ペガサス 38』も相当よかったですよね。
藤原:そうですね。『エア ズーム ペガサス 39』へのアップデートの特徴は、『フィット感』と『クッション性』です。フィット感は『フライワイヤー』を前面に押し出すスタイルになっていますね。
前作は『フライワイヤー』が太くて、タンと一体になって強くフォローする形でした。甲周りのフィット感が強すぎるとどうしてもランナーを選んでしまうので、今作は多くのランナーにフィットするスタイルにアップデートされています。紐を抜くとゆったりしますが、シューレースを結ぶとしっかり締まるフィット感ですね。
ナイキをはじめて履く方やランニングを始めたばかりの方も履けるようなオーソドックスなフィット感にしていますね。
アッパーは、ランナーの意見を取り入れてアップデートされた『エンジニアードメッシュ』です。これが大きなアッパーの変更ですね。もちろんデザインもかなり変わっています。
サイズ感は少し長さがあるように感じますので、一つ小さいサイズもぜひ履いてみてくださいね。
大森:なるほど。では、足幅が広いランナーも履きやすいですね。
「エア ズーム ペガサス 39」は安定感とクッション性をアップ
藤原:大きなアップデートは一歩走ればわかる『クッション性』ですね。『ペガサス』は反発弾性の高い『リアクトフォーム』が特徴なのですが…、今回は前足部とかかと部分に2つのエアズームユニットが搭載されました。
大森:エアズームユニットが、2箇所に入ったのですね。
藤原:スペックだけ見るとあまり分かりませんが、前作と比べ着地の感触がさらに進化しました。安定感とクッション性が同時に高められた感じですね。特にかかと周りに安定感を感じます。さらに、前足部の蹴り出しの反発性も感じられて……ナイキにやられました。
大森:僕はまだこれ履いていないので、履いてみたいです!
藤原:大森さん、これ持ってみてください。僕のサイズですが、軽く感じませんか。
大森:軽いですね。
藤原:これだけ機能が搭載されて、軽量化もしています。完全にフルモデルチェンジですね。
これまでペガサスを履いている人も十分楽しめるアップデートになっていますし、はじめてナイキのデイリートレーナーとして履きたい人にも「さすがナイキ! 」と思わせてくれるシューズです。
大森:前作の『エア ズーム ペガサス 38』は比較的クッション性の高いモデルでしたが、今回は比較すると安定性が高められたような感じでしょうか。
藤原:安定性とクッション性が高められました。
大森:なるほど。
藤原:相変わらずの無人島に持って行きたいシューズです。旅に持っていく軽さも大事ですよね。
普段履きもできるコスパの良いシューズ
大森:普通にスニーカーとしても履けますね。私服にも合うデザイン性ですよね。
藤原:そう、緑がナイキらしいですよね。この履き口の辺りのグリーンも心くすぐるカラーになっていますよね。
大森:いいグリーンですね。価格は税込で14,300円。かなり買いですね!
藤原:確かアメリカでは130ドル程度で出ていました。税込14,300円ですが、もはや13,000円の感覚ではありませんよね。相当お買い得だと思います。
大森:ぜひ、お近くのお店で足を通してみてはいかがでしょうか。
商品情報
エア ズーム ペガサス 39
・価格:¥14,300(税込)
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藤原 岳久さん
F・Shokai 【藤原商会】代表
ランニングシューズフィッティングアドバイザー
日本フットウエア技術協会理事 /JAFTスポーツシューフィッター / 元メーカー直営店店長,販売歴20年以上
ハーフマラソン:1時間9分52秒(1993)
フルマラソン:2時間34分28秒(2018年別府大分毎日マラソン)
藤原商会オフィシャルサイト