米誌で2019 Spring最高賞のスケッチャーズ『GORUNレーザー3ハイパー』の実力

「米誌で2019 Spring最高賞のスケッチャーズ『GORUNレーザー3ハイパー』の実力」の画像

みなさん、こんにちは。シューズアドバイザー藤原です。
今回は、スケッチャーズ『GORUNレーザー3ハイパー』のご紹介です。

実はコレ、アメリカで話題のシューズとなっていることご存知ですか。ランナーズワールド誌で2019 Springのエディターズアワード(最高賞)を受賞しているんですよ。
https://www.runnersworld.com/gear/a19663621/best-running-shoes/

「米誌で2019 Spring最高賞のスケッチャーズ『GORUNレーザー3ハイパー』の実力」の画像初回のカラーは早々に売り切れ、現在のカラーが3色目。どうやら日本でもようやく、満を持して登場予定ですので紹介したいと思います(写真はセカンドカラーで、わたしの私物です)。「スケッチャーズってランニングシューズのブランド?」っていう感覚だと古い感じになりますから、今から要チェックですよ!

アメリカ人が何故、このシューズにこんなに浮かれているか? 彼らは、このレーザー3に、ナイキ『ヴェイパーフライ4%』の影を重ねています。アメリカでは “その次” を探しているランナー、それを狙って発売するメーカー、その構図が明確になってきているんです。

全米大学体育協会(NCAA)主催の大会で第17代のチャンピオンになるなど輝かしい成績をおさめて、プロになったエドワード・チェセレック選手が、ド派手なゼブラ柄のレーザー3ハイパーエリートをすでにSNSで露出していましたね。それらプロトタイプの画像や情報が期待感をかなりあおったことでしょう。

 

View this post on Instagram

 

?????‍♂️ ?- @haasruns #skeckersperformance #totalsports #teamtotal #gokingches

Edward Cheserekさん(@kingcheserek)がシェアした投稿 –

ちなみに、彼らが履いているこのモデルには、ナイキのヴェイパーフライ4%同様、カーボンプレートが入っていますが、市販品の今回ご紹介するレーザー3ハイパーにはありません。

といって読む気をなくさないでください! 今回、スケッチャーズのシューズではじめて搭載されるミッドソール素材『ハイパーバースト』が、実は話題なんです。

TPUやぺバックスなど反発性やその耐久性を期待して、プラスティックやゴム系の素材をどんどん投入されている中、この『ハイパーバースト』は、基本的には長らく使用されている従来素材のEVAを使っています。しかし、その生成方法が独特。“超臨界流体の二酸化炭素”を使った技術で、EVAソール中の細かいシェル上の穴は、それが気化して残った状態だそう。

何ともサイエンティフィックなこの素材が作り出すメリットは、EVAという従来から使っている素材がスカスカに軽くなり、同時に反発があるソールになることです。レーシングシューズとしての雰囲気にピッタリなこのニュアンスに、まあ、皆さんヴェイパーフライ4%の影を重ねているわけですね。

「米誌で2019 Spring最高賞のスケッチャーズ『GORUNレーザー3ハイパー』の実力」の画像

まさに完全にヴェイパーをフォローしたシューズであると言ってもいいのですが、わたしがこのレーザー3ハイパーを履いた印象は、もっともっとクセがない感じです。ソールのクッション感は、カーボンプレートがないので、バンバン前に押し出される感じはないですが、確実に地面を捉えていく感じは、多くのランナーにとってフィーリングの良いレーシングシューズです。

フワフワした土台をコントロールする必要があるヴェイパーに対して、こちらの超臨界ソールは、足に感じるファーストインプレッションは、決してフワフワではありませんが、続いて起こる蹴り出しまではスムーズ&ソフト感は、確かにいいです。

「米誌で2019 Spring最高賞のスケッチャーズ『GORUNレーザー3ハイパー』の実力」の画像はっきりいって反発は期待していたほどあるように思えませんが、ただ走るランナーがスピードを出したくて、力をしっかり踏み込んで伝えたときの、その返りはとても自然な感覚だと思います。これは、ジョグでちょろちょろ使っただけでは本当の良さが分からない感じが、ヴェイパーフライに似ていますね。

つまり、トレーニングシューズの機能で軽量なシューズですので、ペース走やテンポアップランで使ったり、レースで使ったり、することで快適なシューズですね。

かんたんに言えば軽くて、クッションがある、ってことが常識になりつつある、というこの潮流(彼らにとってみれば、今にはじまった感覚ではない)。しっかり感じて自分のものにしてほしいです。レースの距離によっては、コンクリートだとクッションがあった方がいい。これは市民ランナーの我々であれば至極当然な欲求なはずです。

日本で最近よく聞く、“薄底”か“厚底”という比較も、クッションが必要なシーンと接地感が必要なシーン、用途によってシューズを履き分ける時代になったと考えてほしいですね。ランナーだから足を鍛える、はもちろんいいですが、肩の力を少し抜いて、シチュエーションにより履き分けながら、パフォーマンスを高めてもらえばいいのではないですかね。つまり薄底を履いて鍛えて、厚底レーシングでパフォーマンスを発揮するイメージですね。

「米誌で2019 Spring最高賞のスケッチャーズ『GORUNレーザー3ハイパー』の実力」の画像ということで、マラソンや10Kなどのレースシューズの選択肢として、固定観念にとらわれないランナーは是非試してみて下さい。まあ、単純に『スケッチャーズ』というブランドの1足目としてもその出会いは悪くないと思いますしね。

最後にフィット感。サイズはユニセックスとなっておりますので、女性は表示サイズとサイズ感は注意が必要です。いつもより少し小さめの方がいいかもしれません。

また、3Dプリントオーバーレイなどミニマルな素材で構成されたアッパーのフィット感は、頼りなさげですが、とてもオーソドックスなしっかりフィット感です。前足部も少し丸みがあるデザインで、「ナイキを履きたかったけど、幅が……」というランナーのニーズにこたえてくれるフィット感ですよ。

そして価格は、135USドルですから日本での販売価格は、13,500~15,000円前後だと思います。ヴェイパーフライ4%のの28,080円とは比べ物にならない費用対効果の商品です。

「米誌で2019 Spring最高賞のスケッチャーズ『GORUNレーザー3ハイパー』の実力」の画像

<スペック>

アッパー:リップストップメッシュアッパーは、半透明な通気性のあるナイロン素材、耐久性も兼ね備えます。また3Dプリントオーバレイが甲まわりのフィット感をサポートします。

ミッドソール:ハイパーバーストは、超臨界流体技術を使ったEVA素材。ウルトラライトウエイトを高いクッション性を実現します。

アウトソール:戦略的に配置されたラバーアウトソールは、必用な場所に必要なだけ配置されています。

ドロップ:24mm(Heel),20mm(Forefoot)の4mmドロップ

   
藤原岳久が書いた新着記事
RUNTRIP STORE MORE
RANKING
「ITEM」の新着記事

CATEGORY