シーズンオフだからこそ改めて意識しておきたい、ランニングの楽しみ方

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2018~2019年のマラソンシーズン、皆さんはいかがでしたか。

  • 走ることが楽しいと思えるようになった
  • 初めて大会に出場した
  • 自己ベスト更新できた
  • マラソン完走の達成感を味わえた

など、様々な喜びや感動を味わうシーンがあったと思います。

新年度を迎えると同時にランナーとしても新しいシーズンを迎え、どのように過ごそうかと考えている人もいるはず。そんな皆さんにぜひオススメしたいランニングの “楽しみ方” についてお伝えします。新しいシーズンを計画する参考にしていただければと思います。

まずは、新しいシーズンの VISION を描こう

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今回お伝えするランニングの“楽しみ方” とは、年間を通じて『どのように走るか』ということです。

そのためには、まず新しいシーズンにやりたい・達成したい“ゴールとなるVISION” を描きましょう。

  • 〇〇大会で完走する
  • フルマラソンで〇時間切りをする
  • 記録よりも記憶に残る1年にする

このように、大きく方向性を決めていきます。無理して決めることはありません。もちろん、途中で変えてもOKです。何よりも本心で『現実的』『達成可能』と思える基準で設定することがポイントです。そして、なるべく『数値目標』にすることで、より明確になります。背伸びして現実的でない設定にしてしまうと、「気持ちが続かない……」なんてことにもなりかねません。

目標に向かう中で「辛い、不安……」などの感情を味わうことがあります。ゴールにたどり着くためには、ときには大きな壁を乗り越えることも必要です。そんなときに後押しをしてくれるのが “スパイス” となる楽しみ方。柔軟に取り入れて、リフレッシュ。スパイスとなる、オススメのランニングの楽しみ方をご紹介します。

オススメのランニングの楽しみ方

旅行に走りをプラス

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旅行先で、ランニングをしたことがありますか。

「旅行のときくらい、ゆっくりしたい」そんな方も多いでしょう。旅行は、日頃の疲れを癒す機会でもあります。

普段は地元の風景に慣れ親しんでいますが、旅行は旅先のその街にしかない魅力を体感できる絶好のチャンス。ランニングは、その魅力を最大限に探るための手段の1つ。そして、旅行先でのランニングは、車や電車では感じることのできない街の風景や人、文化を垣間見る時間にもなります

温泉とはまた 違った “癒し”があります 。旅先の途中の山を走ってみたり、宿泊先に到着してから温泉街をひとっ走りしてみたり、翌朝少し早く起きて走ってみたり。普段とは違う土地を走ってみる。オススメの楽しみ方の1つです。

一人ではなく、一緒に走ろう♪

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ランニングは『一人でも』『どこでも』『いつでも』行える、万能スポーツ。逆に、積極的にコミュニケーションを取らないと、周囲との繋がりが作りにくく、孤独感を味わってしまうなんてことも。数年前に比べ、ランニング人口も増えているので、会社の仲間と走ったり、ランニングコミュニティに顔を出してみたりするのも良いですね。

初対面の方が多いこともありますが、ランニングという共通点があれば会話が弾むものです。「こんな大会があるんだ! こういう練習をするといいかも」という新しい情報に触れるきっかけや走るモチベーションが得られるかも。

出たことない大会に出てみよう!

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春~秋にかけては比較的短い距離のレースやトレイルレース、ウルトラマラソン、リレーマラソンなど、フルマラソンとは違うランニング大会が多く開催されます。

フルマラソンのように1人で出るような大会だけでなく、『みんな』で出場できる大会もあります。特に『リレーマラソン』は、学生の部活や文化祭で味えるような “絆を深める” ことができる貴重な機会。普段は一緒に走らないようなスピードランナーと出会えたり、一緒のチームで走れる機会にもなります。また、キャンプのように様々なコンテンツを楽しめるのも、リレーマラソンの魅力の1つですね。

応援をしよう! 支え合おう!

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「応援がうれしかった! 力になった! 」というように、ささやかな応援でもその気持ちが伝わってくると、とても嬉しいですよね。先ほどあげた比較的短いレースやトレイルレース、ウルトラマラソンなど、ランニング仲間の中には積極的に大会参加している人もいます。

時間があればレースの応援に行ったり、SNSやアプリを通じて知り合いの大会参加報告にコメントをしたり。慰労会などで「完走おめでとう! 」と、後からお祝いすることもできます。頑張るランナーを応援することが、自分のモチベーションにもなります。

また、大会ボランティアとして参加するのもオススメ。普段のランナーとしての視点とはまた違った見方ができて、走れることの “ありがたみ” や “頑張るモチベーション” を感じることができそうですね。

スピードを磨こう!

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「いやいや、私は遅くてダメだよ……」という方にも試してもらいたいのがスピードトレーニング。走り終えた、やり切った後の爽快感は格別なものです!

これまでゆっくりとした走りが多く、速く走ることがあまりないという方は、是非、ランニングイベントに参加してみてください。そこで「自分にはどれくらいのペースが合うのか 」「どのような練習の組み方があるのか 」を知ることは、成長のきっかけになり怪我防止にも役立ちます。

特に、「最近伸び悩みだけど、秋に自己ベストを狙いたい! 」という方は、これから夏にかけてスピードを磨くトレーニングを『集中的に』行うことがオススメです。

『集中的に』行うのが1つのポイント。トレーニングには『相互抑制作用』という仕組みがあり、持久系トレーニングとスピード系トレーニングを並行して行うと、それぞれの成長が拮抗してしまうのです。スピードを磨きたいときは集中してトレーニングを行うことで、効率よく、効果的に練習できますね。

体の状態をチェックしよう!

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『走れば健康になる! 』とも言い切れません。今のランニングのスタイルと私生活とのバランスが健康的なベクトルに向いているか、定期的にチェックすることが大切です。

まずは手軽なところから、体重計に乗って記録してみましょう。毎日記録しなくても構いません。スマートフォンでアプリを活用して少しずつでも記録をしておくと、「あのときの自分はこうだったのか 」という振り返りができるようになります。ときには、気持ちのストッパーもなってくれることも。

私はよくシーズンオフのこのタイミングに献血します。献血後は多少の貧血状態になるので、レースや練習の強度を緩めることができる時期に行うのがオススメです。

健康診断でも貧血がないか、骨量の低下はないか、体重の変化はないか、など1年間の変化を振り返る機会にもなります。普段の食事でどういった栄養素が足りていないのか、多すぎるのかを把握し、その課題を新しいシーズン中にクリアしていくと、レースのタイムや健康状態など、様々な面でプラスには働いてくれるようになります。


今シーズンの走るイメージが湧いてきましたか。 ランニングは、仕事・家事などの多忙な日常から少し距離を置いて、気持ちや身体の調子を整える時間になります。ランニングの “楽しみ方” は人それぞれ。無理することなく、より長く、楽しくランニングを続けていけるよう、コツを掴んでいただけたら嬉しいです。

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