NIKEがやってくれた!! “ふわ・かる・びよーん”なランニングシューズ「Epic React Flyknit」

ナイキは、新素材の“リアクト”を使用したランニングシューズ「ナイキ エピック リアクト フライニット」をNIKE.COMと一部小売店で2018年2月22日から発売する。最新のフォーム技術であるナイキ リアクト テクノロジーを搭載した、新感覚の「ふわ・かる・びよーん」というクッショニングを感じることのできる新感覚のシューズである。ナイキジャパンは2月1日に製品を発表し、その新たなイノベーションに自信をみせた。ナイキはリアクトという新たなテクノロジーを駆使し、ランニングシューズのイノベーション革命に一石を投じる。

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フライニットのスタイリッシュなデザインとリアクト独特のソール

すぐにでも走り出したくなる“シューズ”

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すぐにでも走り出したくなるシューズ。ナイキ エピック リアクト フライニットとはそういうシューズである。3年間の開発期間を経て生まれたこのシューズは、多くのランナーを魅了する要素を持っており、ナイキの十八番である“ナイキ フライニット”をアッパーに採用、フライニット素材独特のフィッティングの良さ、通気性、そしてデザイン性の高さを兼ね備えている。

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ナイキの十八番であるフライニットのアッパー

実際に私が足を通してみたところ、これまでのフライニット系のシューズと同様に快適な履き心地をもたらした。また、走り出すと確かにその新感覚のクッショニング、「ふわ・かる・びよーん」という感じをそのまま感じることができた。素材が柔らかくて反発もあるという点では、大げさな表現かもしれないが、まるでトランポリンの上をなだらかに走っているかのようだった。

相反する4つの要素を備える“リアクト”

  1. クッション性
  2. 反発性
  3. 軽量性
  4. 耐久性

これらの要素はランナーがランニングシューズに求める要素である。ナイキ リアクトとは、今までのEVA素材(エチレン-酢酸ビニル共重合樹脂=Ethylene-Vinyl Acetate)では実現できなかったこの相反する4つの要素を満たすため、3年の歳月とともに多くの実験を重ねて生まれたナイキ100%のオリジナルテクノロジーである。昨年からナイキのバスケットシューズにそのテクノロジーが採用され、優れたクッショニングに加えて、反発性、そしてバスケットボールの激しい動きにも耐え得る耐久性をアピールし、シューズに素晴らしいバランスを生み出した。

例えば枕やコンニャクのように素材が柔らかければエネルギーを吸収し、コンクリートや頑固な人のように堅ければ反発力を生み出す。このようにクッション性と反発性というのは、これまで相反する要素とされてきた。また、発泡スチロールのように軽いものは摩擦に対してすぐ消耗していくが、タイヤのように堅いものは耐久性を持っている。このようなそれぞれの要素をまんべんなくカバーしているのが「ふわ・かる・びよーん」のナイキ エピック リアクト フライニットという訳だ。

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アウトソールのデザインは“アート”と“サイエンス”の融合である。これはアスリートの声をもとに作られるナイキ製品の膨大なデータのもと、ランニングの際にどのような箇所に圧力がかかり、サポート性を必要とするかということを視覚的に示した圧力分散図と、ナイキ独自のアルゴリズムによってこの新しいアウトソールの形を導きだした。それらをアルゴリズムデザインと呼んでいる。こちらも、先述した4つの要素に加えて、ナイキ100%のオリジナルテクノロジーである。

新しい製品やイノベーションに触れることは単純に楽しい。その楽しさを感じることで、ランナーはすぐにでも走り出したくなるのだろう。ナイキ リアクトは、これまでのナイキ ルナロンがランニングシューズにもたらしていた反発性よりも13%も高い反発性を持っている。ナイキはこのナイキ リアクトというテクノロジーを、新しいベンチマークとして製品開発に積極的に生かすだろう。今後の動向に注目が集まる。

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