スカイ・マウンテン・アドベンチャー……トレランの種類をあげてみた
Nov 26, 2017 / HOW TO
Apr 26, 2019 Updated
インストラクターの浦谷です。
先日、某人気ロングトレイルレース中でランナーが滑落してしまうという、とても残念な事故が起こってしまいました。
知識や準備がそれ相応にあっても、天候だけでなく自然界では予測不可能なことが多く潜んでいると、改めて身が引き締まる想いになりました。
トレイルランを計画するときには、コースが自分の走力に合っているのか、行程中も常にコンディションや判断力には余裕があるかなどを冷静に確認し、いつでも安全第一を念頭に楽しみたいところです。
当事者の方にはお悔やみ申し上げます。
それも踏まえ、今回はトレイルラン二ングのレースには「どのようなタイプ」が存在するのか、都内近郊の主なレースとともにご紹介したいと思います。
レースの種類
①クロスカントリーランニング
草原など緑溢れる未舗装路を走ります。
主なレース:とうきゅうカップ東伊豆クロスカントリー大会(静岡県)など
②トレイルランニング
距離が100km未満で一般的な足元の不安定な山道を走ります。
主なレース:ハセツネ(日本山岳耐久レース<24時間以内>長谷川恒男カップ)(東京都)/青梅高水トレイルラン(神奈川県)/道志村トレールレース(山梨県)/伊豆トレイルジャーニー(静岡県)/白馬国際トレイルラン(長野県)など
③スカイランニング/バーティカル
標高2000m以上の高所山岳、もしくは急傾斜の山岳頂上を走ります。急勾配の斜面を登り、山頂を目指して駆け上がり競うタイプをバーティカルと呼びます。
主なレース:OSJおんたけスカイレース(長野県)/スリーピークス八ヶ岳トレイル(山梨県)/富士登山競走(山梨県)/鹿沢VERTICAL500(群馬県)など
※日本ではスカイランニングをトレイルランニングの一種とみなす傾向がありますが、世界的には山岳スキーやクライミングと並ぶ「山岳スポーツ」として位置付けられています。
④ウルトラトレイル
トレイルランニングの中でも距離が100km以上あるもの。
UTMF(ウルトラトレイル・マウントフジ)(山梨県)/信越五岳トレイルランニングレース(長野県)/OSJおんたけウルトラトレイル100k(長野県)など
⑤マウンテンマラソン
スカイランニングよりさらに本格的な山登りマラソン。二日間に渡ることや、食糧やテントを携行するものもあります。
主なレース:OMM(オリジナルマウンテンマラソン)(長野県)/MAMM(南アルプスマウンテンマラソン)(静岡県)など
⑥アドベンチャーランニング
超長距離など冒険要素が強いもの。
主なレース:S-Mountain西丹沢アドベンチャーラン(神奈川県)/鋸山アドベンチャーフェスタ(千葉県)など
トレイルランレースは距離や斜面の勾配だけでなく、冒険要素があるか否かによっても区別されます。それぞれレースによって参加する目的も様々。どんな楽しみを期待するかで選択肢も変わってきます。
コースの難易度は距離だけでなく、コースにより大きく異なるので一概に比較はできません。だからこそ、最初に参加するレースは短い距離のレースや大会概要に山を楽しむ、などファンラン要素のあるレースにエントリーしてみるのがいいと思います。
一度経験して楽しかったと思えたら、ぜひ距離を伸ばしたレースにもチャレンジしてみてください!ちなみに私は、デビューは12月に東京都青梅市で開催されるみたけ山トレイルラン(15km)でした。都内から日帰りで参加できる大会もたくさんあるのでぜひ調べて見てください。東京の方は高尾山でも年明けにトレイルレースがありますよ。
私は12月、念願の伊豆トレイルジャーニー(71km)に出かけてきます。冬のトレイルに今からワクワクしています。またレースレポートをする予定なのでお楽しみに。