人気店「Eggs’n Things」誕生は海外での散歩から!? 旅先にランニングシューズがマストな理由

突然ですが、ラントリップマガジンをご覧の皆さんは、旅行先にランニングシューズを持っていっていますか?

旅行だけでなく出張先でも良いでしょう。筆者は先日、福島県郡山市に出張に出かけたのですが、駅前に宿泊し、2泊目の朝にシューズを履いてランニングに出かけました。駅前は商業施設が目立つ街なのですが、少し離れると、街は静かになる一方で緑や自然に囲まれるようになります。そんな道中で、スポーツ施設が充実した開成山公園に到着。綺麗に整ったこちらの公園。色々と気になって、ついクルクルと数周走ってしまいました。

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旅先でのランニングは、新たな出会いとの連続。視覚的に新しいものを見つける喜びもありますが、筆者の場合は取材で訪れていたので、前日までに聞いたたくさんのお話をまとめ、どこに引きがあって、どこを見出しにきっていこうかと考え、文章の構成を考えていました。また、それが、筆者が書きたいことではなくて、読者が知りたいことなのか、客観的に見る良い機会に。旅先・出張先でのランニングは頭をクリーンにさせてくれますよね。

さて、仕事に欠かせない「アイデア」づくりにおいて、海外旅行や出張先で積極的に街にでることをオススメしているのが、『人生100年時代の新しい働き方』の著者であり、経済誌『Forbes』が選ぶ「アジアを代表する慈善活動家ヒーロー48人」(2012年)に選出された小暮真久さんです。

小暮さんによると、文化や習慣の異なるところで、ぶらりと出歩くだけで、アイデアがひらめくチャンスに出会うと言うのです。そういう意味では国内より海外の方が、顕著に文化が異なりますよね。

実際に、ぶらりと出歩いていたことから生まれたビジネスもあると同書で紹介されています。それが、誰もが知るお店「Eggs’n Things(エッグスシングス)」です。「1日いつでも朝食を」をコンセプトに、価値のある時間を提供している人気店です。

同店はハワイで誕生し、その後、日本にやってきました。これに目をつけたのが、タリーズコーヒーを日本に紹介して成功した松田公太さんです。松田さんがハワイでの海外出張中に同店をみた時に、ヒントを得ました。

日本で商談やミーティングというと、夕食が当たり前。しかし、アメリカではパワー・ブレックファスト(朝食の場で行われる商談や会議)といった朝文化があり、これを日本にもって来ようとしたのです。

同店を知った松田さんは思考を深め、日本の飲食業で一番苦戦する朝食の時間帯にあえてサービスをぶつけてみたのです。その結果はご存知の通り、どこのお店も行列ができる人気店となりました。

いつもと違う環境に身を置くと好奇心が高まり、周囲を注意深く見るので、アイデアを思いつくチャンスが訪れるのです。

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ただでさえ、気分のアガる旅行先や出張先。そこにちょっとした出歩く時間(ランニングの時間でもいいですよね)を加えることで、仕事がうまくまわるかもしれません。最近ではコンパクトなランニングシューズも出ているので、旅行・出張先用として一足用意しておいてもいいのでは。10月、11月の連休では、ランニングシューズをカバンに忍ばせてみませんか。

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