マラソンシーズンからトレランへ‼︎ 新興ブランド「inov-8(イノヴェイト)」の「X-CLAW275」が面白い

みなさん、こんにちは。シューズアドバイザー藤原です。

今回は、トレイルランニングに最適なオフロードシューズ、inov-8(イノヴェイト)の「X-Claw275」をご紹介します。

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マラソンシーズンがひと段落したこの季節、トレイルランニングは、トレイルランナーでなくとも、厳密なペース配分が不要で、気分転換にもとっても良いのでオススメです。脚力のトレーニングのも最適でしょう。むしろ、トレイルコースは日陰が多いですし、夏場の季節トレーニングとして必須ですね。今日はそんな不整地をアシストするシューズの紹介です。

まず、シューズのメーカーですが、「inov-8」と書いて、「イノヴェイト」と読みます。inov-8は、最近はロード用ランニングシューズも出していますが、不整地の程度によってグリップを提案するほどのトレイルラン用シューズを得意としたイギリスのブランドです。2003年に入ってからスタートした新興ブランドですね。「X-Claw275」というネーミングからは、シューズ片足の「重量」が分かる仕組みになっています(「X-Claw275」は27.0㎝で片足275g)。これは面白いですね。

さて、ロード用シューズとトレランなど不整地用のシューズは何が違うのか? 不整地は、コンクリートと違って、単純に路面が柔らかくて、サーフェスにグリップがないわけです。不整地専門のシューズは、グリップが良くてソールは硬めなのが特徴です。

このシューズを履いた日は、特に前日が雨天だったこともあって、サーフェスはぐちゃぐちゃでしたが、このシューズは、とにかくグリップ感がとても良いですね。さすがサーフェスやトレイルのコンディションによってソールを選べるようなバリエーションがあるinov-8、不整地の平らではない路面とシューズがしっかり密着するような接地感です。

普段ロード用のシューズでは、ソールの傾き(傾斜)の大切さを訴えている私、藤原ですが、トレイルに関しては少し事情が違うかなと思っています。登りの場面では、ランニングフォームとしてもかかとから着くような動作をせず、シューズの前足部を使うことになるからです。シューズの屈曲性とか、スタックハイト(シューズの厚み)などは、ロード用とはその必要性や機能性が変わってきます。

このX-Clawは、8mmドロップとそんな傾斜は強調されていません、またスタックハイトも、ロード用ライトトレーニングやレーシングシューズなみと薄め。それは、路面が柔らくてデコボコであり、スタックハイトがあって、路面から離れている(=クッションあり)ためでしょう。接地感がグリップ性と同時にとても重要になります。

さて、このシューズのフィット感は、スタンダードラスト(S)を使用していることもあり、甲から先のつま先はとてもゆったりで、足幅がある方も楽しめると思います。逆に、少しすっきりな足型の方は、プレシジョン(P)といってややフィット感を重用ししたラストを選ぶと良いでしょう。

さて、とにかくやはり他のブランド同様、購入できるところが限られていることが難点です。原宿駅近くのデサントショップか通販をご利用になるのが良いかもしれませんね。

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スピードと敏捷性を特徴とし、X-TALONのグリップ性をそのままにロングトレイルのための耐久性とコンフォート性を追求した商品。
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