2017年2月23日

音楽とマラソンの融合!アメリカで人気の「ロックンロールマラソン」に潜入

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晴天の空に、鳴り響くトランペット。今回は2月5日にアメリカ南部・ニューオリンズで開催されたロックンロールマラソンを、ランライターの戸上がレポートします。

ロックンロール・マラソンシリーズとは?

ロックンロール・マラソンシリーズとは、米国を中心に世界7カ国、30都市以上で開催されている、マラソンシリーズの一つです。20年の歴史を誇る大会のテーマは、音楽とマラソンの融合。コースに設置されている本格的なバンドの生演奏を聴きながら楽しく走る、お祭りのようなレースです。今回レポートするニューオリンズ以外にも、カントリー音楽の発祥地のナッシュビル、そしてショービズの中心地のロサンゼルスやラスベガスでも開催されています。

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このマラソンシリーズでは複数の大会に参加すると、その回数や開催地により限定メダルを獲得することができるという企画も。リピーターになるランナーが多いこのマラソンシリーズ、その魅力に迫ります!

ニューオリンズの魅力は?

ルイジアナ州・ニューオリンズと言えば、ジャズ発祥の地として有名です。あのジャズ界のスーパースター、ルイ・アームストロングが活躍した地としてご存知の方も多いのではないでしょうか。別名 クレセント・シティ(三日月の街)と呼ばれるニューオリンズは、ミシシッピ川沿いに発展したアメリカ南部の街で、普段からストリートミュージシャンで賑わっています。歴史的にフランス、スペインに統治されたため、食べ物や建物、そして音楽は複数の文化が織り交ざり、異国情緒が漂う人気の観光スポットです。アメリカ人の友人によると、「ニューオリンズといえばおいしい食べ物、名物カクテル、そして最高のジャズ!」だそうです。

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さて、ルイ・アームストロング国際空港に到着して早速、レース前最後のランニングをするために、友人に勧められた公園に向かいました。ニューオリンズは、中心街の北部にはシティーパークという美しい公園があり、地元の人の憩いの場所となっています。公園の大きなエントランスをすぎると、広い芝生に木々が生い茂っていました。ニューヨークのセントラルパークを比較すると、落ち着いていて人も少なく走りやすかったです。これで、久しぶりのハーフマラソンも万全!

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レーススタート!

今回のニューオリンズ大会は、5キロ・10キロ・ハーフ・フルマラソンを含め総勢2万人が参加しました。ハーフとフルマラソンはともに午前7時半にスタート。タイム別に20以上のサブグループに分かれて時間差で、ビジネス街を駆け抜けます。アメリカ南部の暖かい気候とはいえ、Tシャツと短パンではまだ寒く、長袖を着て来なかったことを後悔するほどでした。

コースは、ビジネス街の中心にそびえ立つ真っ白な高等裁判所を背に、アメリカならではのハイテンションなカウントダウンと同時にでレースが始まります。ビジネス街から始まり、フランス風の建てものが並ぶフレンチクオーター、そしてフィニッシュは緑が美しいシティーパークという公園を駆け抜けます。コースを進むごとに、街の景色が変わるのを楽しむことができます。

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何と言ってもこのコースの一番の特徴は、およそ1マイル(1.6キロ)おきに設置されているバンドの生演奏です。普段はお気に入りの曲を聴きながらレースに臨むランナーも、ステージの近くでは生演奏を聴くためにイヤホンを外す姿も見受けられました。音楽のジャンルは、ロックもあり、ジャズもあり。レース後半に疲れが出ても一歩進むごとに大きくなるブラスバンドの音色を楽しみに、自然とペースが上がります。

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コースは終始平坦で、とても走りやすいコースです。エイドステーションとトイレは、およそ3キロごとに設置されていました。沿道には”Good job!”, “You can do it!” などと声をかけ、ハイタッチをしてくれる沿道の方々が、途切れなく応援してくれました。

少し困った点は、舗装された道に亀裂や小さな穴があるなど、時折足場が不安定なところがあることでした。注意していないとレース後半に足を取られそう‥!と少し心配になりました。また、ニューオリンズではキリスト教の謝肉祭であるマルディグラの時期だったので、派手な仮装している人が多いのでは?と期待していましたが、予想外に少なかったです。

ところで、アメリカの長さの単位は世界でも珍しいヤード・ポンド法です。つまり、単位はキロメートルではなく、マイル。ランナーにとってそれが何を意味するのかというと…たくさん走っても距離が伸びた感覚になりません。ハーフマラソンは13.1マイル、フルマラソンは26.2マイル。単位が異なっているとは分かっていても、アプリで距離を記録している者としては少し損をした気分になります。

いざ、フィニッシュへ

さて、そんなことを考えているうちに、いよいよフィニッシュ地点であるシティーパークに近づいてきます。ここまでくると、既にゴールしてリラックスしているエリートランナー達が「あと少しだよー、頑張れ!」と応援してくれます。

そして、大歓声の中フィニッシュすると、ランナーは可愛らしいステレオ型のメダルを首にかけ、そのままフィニッシュライン・フェスティバルに参加します。公園内には、思わず踊りだしたくなるような明るいジャスが鳴り響いていました。さすがはアメリカ、実際に踊りだす人も。また、参加者には無制限・無料のビールのサービスがあり、驚きました!

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もちろん、観光も!

せっかくニューオリンズに来たからには、レースだけではなく、おいしい食べ物と音楽を楽しみたい!

ということで、海鮮とスパイスをふんだんに使ったクレオール料理や、「ベニエ」という呼ばれる名物ドーナッツ、そしてカキなどを堪能しました。

また、地元のジャズミュージシャンの演奏を聴くならば、観光客向けのバーボン・ストリートよりも、昔ながらのジャズクラブな並ぶフレンチマン・ストリートがおすすめです。想像していたようなおしゃれなバーではなく、気取らない古いバーに響くサックスやベースの音は格別です。

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以前から憧れていたロックンロールマラソンは、コース、大会運営、そして観光のどれをとっても期待を裏切ることのない、大満足の大会でした。音楽好き、お祭り好きのランナー、平坦なコースでベストタイムを出したい人、思い切って遠くで旅ランをしたい人におススメです!

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