【ランナーの英語】アメリカのマラソン応援のダジャレを解説

ランナーのみなさん、スポーツの秋をいかがお過ごしですか? 秋はランニングを楽しむには良い季節ですね!

さて、今回は以前ご紹介した英語のマラソン応援メッセージ10選に続き、ライターがハーフマラソンで発見したダジャレや様々なユニークなフレーズを解説していきます。今回の舞台は、カリフォルニア州サクラメントで行われた『Urban Cow Half Marathon(アーバン・カウ・ハーフマラソン)』。『都会のウシ』というテーマで毎年10月初旬に行われ、今年で15周年を迎えるアットホームなレースです。

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さて、どこの国であれレースに欠かせないのが、ランナーへの応援メッセージです。このレースでは、後半12〜16キロ地点の単調な川沿いのコースにウシ関連のダジャレや思わず早く走りたくなるメッセージがいくつも看板に示されていました。特に面白かったおすすめのメッセージをご紹介します!

ウシとランニングのダジャレ

まずは、レースのスローガンから。

A race like no udder

このフレーズは “A race like no other” つまり唯一無二の、他とは全く違うレースという文章がもとになっています。そこから “Udder”、つまりウシやヤギなどの垂れた乳房と”Other”という2つの語彙の言葉遊びなのです。『唯一無二のレース』という意味を残しつつ、ウシの乳を連想させるという工夫を凝らしたフレーズです。

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You look sweat look so gooooood

続いては、ウシの鳴き声の言葉遊びです。

「あなたは汗をかくことを格好よーくみせているね」

まず知っておきたいのは、英語ではウシの鳴き声は「モー」ではなく、「ムー(Moo)」だということです。この「ムー」と韻を踏むのは?  そう「グーッド(goooooood)」です。通常もより “o” が多いと、発音が「グッド(good)」から「グーッド(goooooood)」と延長するので、まるでウシの鳴き声のように聞こえるのです。

Moooove it!

こちらも、ウシの鳴き声の「ムー」と「ムーブ(動く)」という言葉を合わせたものです。「動けー」「そのまま前に進んで! 」という応援メッセージです。

Embrace the suck

さて、こちらのメッセージはお分かりでしょうか? おそらく今回のフレーズの中で一番分かりにくく、私も走りながら意味を考えてしまいました。

この応援メッセージは『suck』という二通りの意味を使っていることに注目します。一つ目はThis sucks!「最悪だ!辛い!」という意味の口語のsuck (やや悪い言葉なので使う際は注意)。二つ目は子牛がミルクを飲むときに乳を吸うsuckという、またまたウシ関連の語彙です。

通常は動詞として使われる “to suck” ですが、特別に “the suck” というように “the” をつけることで、名詞として使っています(通常はこのような使い方はしません)。

したがって、意味は「(長時間走っていて)辛いという気持ちを抱きしめよう」で、 ”suck” という言葉をつかうことによって、ランナーに母の乳を吸う子牛を連想させるメッセージです! 奥が深いですね。

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思わずスピードアップしてしまうおもしろメッセージ

 まだまだ続きます。ここからは、ウシと関係はありませんが、読むとスピードアップしたくなったり、笑ってしまったりするメッセージをご紹介します!

Run like someone called you a jogger

「誰かに(ランナーではなく) ジョガーと呼ばれてしまったと思って走れ! 」

ジョギングとランニングという二つの言葉の微妙なニュアンスの違いに注目しているのがこのメッセージ。Joggerはゆっくりと目的なく走り、runnerはランニングに対して熱心に取り組んでいる人というニュアンスがそれぞれあるのです。きっと、このレースに出場しているランナーはjoggerとは呼んで欲しくはない人が多いだろうと想定し、ランナーのプライドに働きかけているメッセージです。

You make the Kenyans look slow

「あなたの走りはケニア人ランナーを遅く見せる」

つまり、あなたの走りはスピーディーで最高だ! と称賛しているのです。レース後半で失速気味のランナーは「ケニア人ランナーよりも速いなんて、ありえない……」と笑ってしまいます。

Run like there is a hot guy in front of you and a creepy guy behind you

最後は女性向けのメッセージ。「前にはイケメンが、後ろには気味の悪い男がいると思って走ろう! 」

意味は…説明不要ですね。

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以上、都会のウシ・ハーフマラソンで発見したおもしろ応援メッセージをご紹介しました。

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