2017年1月19日

箱根のレース中に背中をぽんっ!”あの名シーン”のセルナルド祐慈さんにインタビュー

「箱根のレース中に背中をぽんっ!"あの名シーン"のセルナルド祐慈さんにインタビュー」の画像
Pocket

「箱根のレース中に背中をぽんっ!"あの名シーン"のセルナルド祐慈さんにインタビュー」の画像

後ろから追い上げてきた選手が、前の選手を抜かす時に背中を「ぽんっ」と叩いた…。

今年の箱根駅伝でも、様々なドラマが生まれました。その中でも、4区で創価大学セルナルド祐慈選手が、駒澤大学のエース中谷圭佑選手の背中をタッチして抜き去っていったこのシーンは、大変なインパクトがあったと思います。チームメイト同士の励まし合いはあっても、他大学の選手とのコミュニケーションはなかなか目したことがありません。

あの時、どんな心境で「背中ぽんっ」をして抜き去っていったのか?その真相に迫るべく、今回はご本人、セルナルド祐慈選手にインタビューをしました。箱根駅伝当日のエピソードから、創価大学での練習について、更には今後の進路までたっぷりとお話しを伺いました。

順位を知らずに走った最後の箱根駅伝

「箱根のレース中に背中をぽんっ!"あの名シーン"のセルナルド祐慈さんにインタビュー」の画像

まずは、箱根駅伝お疲れ様でした!スタートラインに立った時、どんな心境でしたか?

ありがとうございます。実際、スタートラインに立った時は「よしっ、俺の番だ!」と思って、前の大学に追いつきたいという気持ちでした。ただ、前半3kmくらいですぐにキツくなってしまって・・・。ペースが上がらずに苦しくなった時に、これが最後の箱根駅伝になるのだと実感が湧いてきました。

運営管理車に乗っている監督からも、「同期のメンバーの分まで走れ」と声をかけられました。そして、改めてタスキを確認した時に、「負けられない!」と思えました。

すごく楽しそうに走っているなという印象だったんですが、最後の箱根はどうでした?

今年はめちゃくちゃ楽しかったですね。2年前に創価大学が初めて箱根駅伝に出場した時は、自分の走りができませんでした。当時は5区で山登りをしたのですが、19位でタスキを受け取って、ずっと単独で走っていて、もうただただ苦しかったです。

それが今回の箱根駅伝では、7位でタスキを受け取って、自分の思った走りができて、2人を抜くこともできて、「駅伝をやれている!」と実感できました。前半はキツかったですが、後半はよく走れましたね。本当に楽しかったです。

でも実は、レース中は今自分が何位なのかを知らずに走っていました(笑)。付き添いメンバーからは「10位くらいじゃない?」と言われてたので、2人抜いて8位になったと思っていたのですが、走り終わってから5位だと聞かされて。正確な順位を事前に聞いていたら、もっと頑張れた気がします(笑)。

背中を「ぽんっ」の真相

「箱根のレース中に背中をぽんっ!"あの名シーン"のセルナルド祐慈さんにインタビュー」の画像

あの時、どんな心境で中谷選手の背中をタッチしたんですか?

実は2年前の夏合宿で、駒澤大学の練習にお邪魔させてもらったことがあったんです。その時に中谷くんと親しくなりました。その後、関東インカレで、同じレースに出場したり。今回の箱根駅伝でも、走る前に「一緒に頑張ろう」と声をかけてくれました。

中谷くんは僕からしたらエリートの憧れの選手ですが、そんなこと全然関係なく気さくに話しかけてくれるんです。なので、箱根駅伝で一緒に走れることが嬉しくて、楽しみにしていました。並んで走りたかったんですが、駒澤大学は先にタスキを繋いだので「ああ〜行っちゃったな」と思ってました。

登録後、すぐにこの記事が読めます

ここから先は「ラントリップ」の
会員の方(登録は無料)のみ、ご利用いただけます。

大森 英一郎が執筆した記事

Runtrip via Hakubavalley

関連記事