ナイキ『ストラクチャー プラス』徹底レビュー!シリーズ史上最厚ミッドソールと安定性を兼ね備えた注目シューズ

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2026年2月、サポート性と安定性を追求したナイキの『ストラクチャー』シリーズに新モデル『ストラクチャー プラス』が登場しました。今回はRuntripお馴染みのシューズアドバイザー・藤原岳久さんとともに、「9BOX」の他モデルとの比較や今作の特徴についてご紹介します。

藤原さんは多くのシューズブランドを渡り歩き、シューズ販売に携わった期間は20年以上。47歳でマラソン自己ベスト2時間34分28秒を出し、現在も走るシューズアドバイザーです。

シリーズ史上最厚のミッドソールと安定性の両立

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今作のミッドソールは『ZoomXフォーム』と『ReactXフォーム』の二層構造を採用しており、着地時の衝撃を抑えながら柔らかさを感じられる設計です。藤原さんは「安定性を重視したスタビリティタイプのシューズでありながら『ZoomXフォーム』によってスピードを出しやすく、速いペースで走ったときほどソフトな履き心地を実感しやすい」といいます。

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左:ストラクチャー 26、右:ストラクチャー プラス

またミッドソールの厚みはかかと部で42mmと『ストラクチャー』シリーズの中で最も厚く設定されています。藤原さんは「厚みを増すと安定感が損なわれる場合があるものの、今作ではプラットフォーム幅(接地面積)を広く取ることで安定性を維持している」と語ります。

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加えてイベントにて本作を履くランナーを目にするなか「足が内側に傾く回内傾向のあるランナーにおいても、今作では着地が自然に整いやすい様子が見受けられた」と藤原さん。ミッドソール中足部のサポートシステムと強化された土踏まずのサポートにより「外側縦アーチ(足の小指側に位置するアーチ)と内側縦アーチ(土踏まず)を支えている」と説明します。

オールマイティに履くことのできる「面白いシューズ」

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出典:nike.com

ナイキの代表的なシューズ『ペガサス』『ボメロ』『ストラクチャー』の3シリーズは「9BOX(ナインボックス)」と呼ばれるラインナップで展開されています。それぞれのシリーズにはアイコンモデルに加え「プラス」と「プレミアム」の3モデルが揃っており、機能やテクノロジー、価格帯の違いから自分に最適な一足を選ぶことができます。

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ボメロ 18

藤原さんはこれまで「9BOX」の履き分けとして、反発力のある『ペガサス 41』かサポート力のある『ストラクチャー 26』のいずれかと、高いクッション性の『ボメロ 18』を使い分けることをおすすめしてきたといいます。

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左:ストラクチャー 26、右:ストラクチャー プラス

中でも『ストラクチャー 26』については「柔軟性と軽量化を実現したことにより、スタビリティタイプのシューズに抱かれがちだった“硬くて重い”という印象を払拭した」と語ります。一方で、依然として『ペガサス』シリーズや『ボメロ』シリーズのほうが人気が高い印象だと藤原さん。

今作の位置づけにおいては『ペガサス プラス』のような軽量でスピード感のあるシューズというよりは、『ストラクチャー 26』にクッション性を加えたアップグレード的なモデル。スタビリティタイプの一足として活用場面を限定するのではなく、オールマイティに履くことのできる「面白いシューズ」だと語ります。

おすすめのランナー・使用シーンは?

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左:ストラクチャー 26、右:ストラクチャー プラス

藤原さんは足首が柔らかいことで足首まわりの故障や膝の痛みがあるランナーは、『ストラクチャー』シリーズを取り入れることで足元の剛性をサポートできるのではないかと提案します。

加えて「安定感のあるスタビリティタイプのシューズは長距離走や移動時に使いやすい」とし、今作はデザイン性が高くカラーバリエーションも豊富なため普段履きとして取り入れやすいのではとコメント。

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奥:ストラクチャー 26、手前:ストラクチャー プラス

また藤原さんは「『ペガサス』シリーズや『ボメロ』シリーズを履いてきたランナー、今まで『ストラクチャー』シリーズを敬遠してきたランナーには、まずはクッション性と安定性に優れた今作がスタビリティモデルの入門シューズとなるかもしれない。そのうえでオーソドックスなスタビリティタイプを好む場合はアイコンモデルである『ストラクチャー 26』に戻るケースも考えられる」と語ります。

詳細情報

ナイキ|ストラクチャー プラス

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・価格:¥22,000(税込)

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【プロフィール】

藤原岳久さん

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FS☆RUNNING(旧藤原商会)代表
ランニングシューズフィッティングアドバイザー
日本フットウエア技術協会理事 / JAFTスポーツシューフィッター
元メーカー直営店店長,販売歴20年以上

・ハーフマラソン:1時間9分52秒(1993)
・フルマラソン:2時間34分28秒(2018年別府大分毎日マラソン)

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