ペガサス、ボメロ、ストラクチャー……トップランナー・髙野温菜さんに聞くナイキランニングシューズの使い分け法

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出典:nike.com

NIKEのロードランニングシューズは『9BOX(ナインボックス)』と呼ばれるラインナップで構成されています。反発性に優れたペガサスシリーズ、クッション性に優れたボメロシリーズ、安定性に優れたストラクチャーシリーズという横軸に加え、縦軸としてアイコンモデル・プラスモデル・プレミアムモデルが用意され、機能・テクノロジー・価格帯から自分に最適なシューズを見つけることができます。

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髙野温菜さん

今回は2025年の湘南国際マラソンをコースレコード(2時間41分16秒)で優勝し、東京マラソン2025では自己ベスト2時間38分33秒をマークした、NIKEのシューズを愛用する髙野温菜さんにインタビューを敢行。スポーツMC・岡田拓海さんとともに、NIKEのランニングシューズの履き分けについてお話を伺いました。

日々のジョギングを支える定番モデル|ペガサスシリーズ

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温菜さんは『ペガサス』シリーズを“最も長く履き続けている一足”と話します。温菜さんの「教えて!あなたのスタメンシューズ」でも紹介されたモデルで、ジョギングの際に一番クセを感じにくいと評価しています。

「走るときに何を履けばいいか迷うランナーには、とりあえず『ペガサス』シリーズを履けば大丈夫というくらいおすすめ」と温菜さん。ジョギング用シューズの中でも王道的な位置づけの一足として「何足目かわからないくらい履いている」と話します。温菜さんの月間走行距離は現在450〜500kmほどで、その多くの場面で『ペガサス』シリーズを履いているとのことです。

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安定性を重視したジョギングで活用|ストラクチャーシリーズ

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温菜さんは『ストラクチャー』シリーズについて「ミッドソールの形が台形になっていて、安定性を重視したシューズ」と話します。接地した瞬間に起こりやすいプロネーションを物理的に抑える構造で、けがの予防につながる感覚があるといいます。もともと温菜さんは足が内側に倒れ込むクセがあり、外脛骨(足首の内側に位置する骨)周辺の故障に長く悩まされた時期があったそう。その経験から足をしっかり支えてくれるシューズとして『ストラクチャー』シリーズのようなサポート性のあるモデルを重宝していると話します。

スピードを出して走りたい日は『ペガサス』シリーズ、のんびりとジョギングをしたい日は『ストラクチャー』シリーズというように、その日の目的や気分に応じて履き分けているそうです。

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ジョギングを楽しむためのシューズ|ボメロ 18

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『ボメロ 18』は温菜さんが2025年6月頃に購入してから着用頻度が大きく増えた一足だそう。体感ではすでに1000km近く走っているといい「(ミッドソールが)ふかふかしていて、ジョギングが楽しくなる感覚がある」と語ります。『ボメロ 18』は『ストラクチャー』シリーズと同様に、のんびりジョギングをしたい日に選ぶことが多いとのこと。クッション性に優れたミッドソールが足を支えてくれる一方で、クッション性が高いと安定感に不安を感じる場面もあるため、その日の気分やコンディションに応じて『ストラクチャー』シリーズと使い分けていると話します。

温菜さんの練習の多くはジョギングで構成されており、強度の高いポイント練習は週に1〜2回程度。そのため「ジョギング用シューズの選択肢が複数あると(履き分けができて)良い」と話します。普段のジョギングペースはおよそ6:00/kmで、時間がないときには少しペースを上げることもありますが、基本的には肩の力を抜いてリラックスして走りたいと考えているそうです。

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100kmのロングレースを支えた高いクッション性|ボメロプラス

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『ボメロ プラス』は『ボメロ 18』よりもさらにクッション性が高いモデルです。『ボメロ 18』のミッドソールは耐久性に優れたReactXと反発のあるZoomXを組み合わせた構造ですが、『ボメロ プラス』はフルレングスでZoomXを搭載しており「より柔らかく、ふかふかとした履き心地を感じる」と温菜さん。『ボメロ プラス』は見た目でわかるほどボリュームがありますが、軽量性に優れたZoomXを使用しているため軽量であると話します。

温菜さんはこのシューズを2025年10月に行われた四万十川ウルトラマラソン(100km)で優勝した際に着用しており、7時間47分15秒で自己ベスト更新にもつながりました。チャレンジ富士五湖ウルトラマラソンで優勝した際には厚底レーシングシューズ『ヴェイパーフライ 4』を履いていましたが、四万十川ウルトラマラソンでは十分な練習ができていなかったこともあり、レースシューズを履くことで無理に頑張ってしまうのを避けたいと考えたそうです。「何を履いても100km走るのは疲れるだろう」と捉えたうえで、足をしっかり支えてくれるシューズを試してみようと思い、四万十川ウルトラマラソンではレースの約2か月前に手にした『ボメロ プラス』を選んだとのこと。結果的にクッションのおかげで100kmを走り切ることができたと振り返ります。

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『ボメロ プラス』はクッション性だけでなく、『ボメロ 18』よりも反発を感じられる点も特徴で、スピードを出す場面にも対応できる印象があると話します。『ボメロ プラス』と同じくZoomXをミッドソール全体に使用した『インヴィンシブル 3』はかつて好んで使用していたランナーも多かった一方で、かかとの抜けやすさが課題だったといいます。『ボメロ プラス』はその点が改善され、かかとのホールド感が高まっていると感じているそうです。

温菜さんは普段のジョギングでは『ボメロ 18』、距離走やペース走など足を守りたい場面では『ボメロ プラス』と使い分けているとのこと。「ReactXが使われている分『ボメロ18』は耐久性があると思う。これから走り始めたい方は『ボメロ18』、上を目指したい・長い距離を走りたいという方は『ボメロ プラス』がいいのでは」と提案します。

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最強のリカバリーシューズ|ボメロプレミアム

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温菜さんが“最強のリカバリーシューズ”と評価しているのが『ボメロ プレミアム』。2025年の四万十川ウルトラマラソンでは移動時に『ボメロ 18』、レース本番で『ボメロ プラス』、レース後に『ボメロ プレミアム』という流れで履き分けていたといいます。ミッドソールの厚さは55mmあり、クッション性の高さが特徴です。

『ボメロ プレミアム』は前足部と後足部に分かれて反発性に優れた独自素材・Air Zoomバッグが搭載されており、クッションだけでなく反発も感じられる構造になっています。この点は陸上用スパイクの『マックスフライ 2』や『ビクトリー 2』とも構造が近い点を指摘。温菜さんはレース後、血流を促すために軽く体を動かした方が回復が早い場合もあると考えており『ボメロ プレミアム』を「走りたくないときでもジョギングを楽しませてくれるトランポリンシューズ」と表現しています。

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結果の先に見据えるのは「楽しく走ること」──温菜さんが語る次の目標

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『ペガサス』シリーズ『ストラクチャー』シリーズ『ボメロ 18』『ボメロプラス』『ボメロプレミアム』にレーシングシューズを加えながら、温菜さんの日々のランニングは組み立てられています。2025年の湘南国際マラソンでは『アルファフライ 3』を着用したとのこと。

2025年は自己ベスト更新や優勝といった結果も残しましたが、次の目標として温菜さんが挙げたのは「楽しく走ること」です。記録への挑戦を続けながらも、ランニングの楽しさや走ったあとの心地よさをウェルビーイングの視点で伝えていきたいと語ります。「その姿を見て少しでも走ってみようと思う人が増えたら嬉しい」と、思いを口にしていました。

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