アディダス『アディゼロ タクミセン 11』は前作から大幅刷新! 注目の一足をシューズアドバイザーが解説

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アディダスのレーシングシューズ『ADIZERO TAKUMI SEN』シリーズ。その最新作『ADIZERO TAKUMI SEN 11』が登場しました。9代目、10代目と厚底化を進めてきたシリーズですが、11代目では大幅なアップデートを実施。そんな注目の一足をRuntripお馴染みのシューズアドバイザー・藤原岳久さんの解説を交えながら紹介します。

藤原さんは多くのシューズブランドを渡り歩き、シューズ販売に携わった期間は20年以上。47歳でマラソン自己ベスト2時間34分28秒を出し、現在も走るシューズアドバイザーです。

『ENERGYRODS 2.0』が進化! シューズの剛性が大幅に向上

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TAKUMI SEN 11の注目すべき変更点は、ミッドソール内部に搭載されたグラスファイバー製のロッド『ENERGYRODS 2.0』の剛性が大幅に向上したこと。前作までは比較的柔軟性のある素材でしたが、藤原さんによると今作は「曲げられないぐらい硬くなっている」ほどに硬度が上がっています。

「前作は手で曲げられるほどに柔らかかったです。でも今作はまるで違う。カーボン素材であるかと思うくらいの硬度です」

シューズの剛性が高まったことにより、カーボンプレートシューズに匹敵する反発力と推進力へと進化。蹴り出し時の反発力が劇的に向上しました。

ミッドソール素材『LIGHTSTRIKE PRO』もアップデート

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ENERGYRODS 2.0とともにミッドソール素材『LIGHTSTRIKE PRO』も大幅に改良されました。

従来の硬めの質感から一転、非常に柔らかい質感へと変更。この変更により、足への負担を軽減しながらも、ENERGYRODS 2.0との相乗効果で高い反発力を実現しています。

藤原さんは「今作のミッドソールは相当柔らかいです。前作から走り心地がガラッと変わりましたね」とコメント。履いた瞬間から違いが分かるほどの変化で、従来のTAKUMI SENシリーズを知る人ほど驚きの大きいアップデートとなっています。

アウトソールとアッパーも一新! より軽量な一足に

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ミッドソール部分だけでなくアウトソールもアップデート。前作までは耐久性に優れた素材を接地部分に広く搭載されていましたが、今作では前足の一部分のみに搭載し、軽量性に優れた『LIGHTTRAXIONアウトソール』を全面的に搭載しています。

この変更によりグリップ性能を維持しながら軽量化を実現。27cmで約188g(片足)という軽量性を達成。とくに短距離レースでの機動性を向上させています。

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ミッドソール、アウトソールにつづいて、アッパーには『LIGHTLOCKアッパー』を採用。軽量性とフィット感を両立した仕上がりとなっています。見た目の印象も大きく変わり、厚底レーシングシューズ『ADIZERO ADIOS PRO 4』に近いデザインとなりました。

5~10kmレース、スピード系トレーニングにもおすすめ

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昨今のTAKUMI SENシリーズは、5~10kmの短距離レース用として設計されています。とくに今作はさまざまアップデートによりスムーズに加速することができ、短時間で高い出力を発揮する走法に最適化されています。

そんな今作はインターバルトレーニングや中距離の練習にもおすすめ。短距離のレースだけでなく、日々のトレーニングにも取り入れやすいシューズです。

また、たしかな接地感を覚えることが可能な今作は足裏の感覚を大切にするランナーにもおすすめでしょう。厚底レーシングシューズの感覚が苦手なランナーには理想的なシューズであるほか、藤原さんは「かかとから前足部まで、接地位置や走法を選ばないシューズでしょう」と評しています。

注目の一足は『Runtrip Store』でも発売中!

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ENERGYRODS 2.0の進化とミッドソール素材のアップデートにより、従来シリーズとは全く異なる走行感覚を実現した今作。接地感を重視しながらも最新のテクノロジーを搭載したこのシューズは、厚底レーシングシューズの新たな方向性を示す一足と言えるでしょう。

そんな今作は『Runtrip Store』でも発売中。アディダスが長年にわたって開発を続けてきたADIZERO TAKUMI SENシリーズの最新作として、その進化をぜひ体感してみてください。

詳細情報

アディダス|ADIZERO TAKUMI SEN 11

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価格:¥24,200(税込)

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【プロフィール】

藤原岳久さん

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FS☆RUNNING(旧藤原商会)代表
ランニングシューズフィッティングアドバイザー
日本フットウエア技術協会理事 / JAFTスポーツシューフィッター
元メーカー直営店店長,販売歴20年以上

・ハーフマラソン:1時間9分52秒(1993)
・フルマラソン:2時間34分28秒(2018年別府大分毎日マラソン)

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