“NEVER STOP EXPLORING” 湘南を走るランナーとTHE NORTH FACEのあくなき挑戦

「“NEVER STOP EXPLORING” 湘南を走るランナーとTHE NORTH FACEのあくなき挑戦」の画像

湘南国際マラソンが2022年に世界で初めてマイボトルを導入した「環境配慮型のマイボトルマラソン」であること。ランナーであればそれ自体知らない方は多くないかもしれない。そしてその仕掛け人がTHE NORTH FACEであることも多くのランナーの知るところだろう。

一方、「なぜTHE NORTH FACEが湘南国際マラソンで環境配慮型のマイボトルを導入したか」。

この点について、ご存知の方はなかなかいないのではないだろうか。そこには一過性のSDGsブームに終わることのない、企業の原体験とも言える部分に根付く深い思考と行動の積み重ねがある。

また、そのTHE NORTH FACE、湘南国際マラソンの思いは実際にランナーからどのように受け止められているのか。湘南国際マラソンを走るランナー達の思いも同時に紐解いていく。

“NEVER STOP EXPLORING” 湘南国際マラソンでの挑戦

なぜ「THE NORTH FACEが湘南国際マラソンで環境配慮型のマイボトルを導入したか」。

ここにはあまりにも明確なTHE NORTH FACEがTHE NORTH FACEである理由ともいえるものが存在する。THE NORTH FACEは1966年に「自然と人間の共生」というテーマとともに産声をあげているのだ。

さらにMissionは「自然環境保護に積極的に関わり、持続可能な地球環境を創造する」。まさに、このマイボトルマラソンをはじめとした施策を湘南国際マラソンで体現しているのだ。

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画像:THE NORTH FACE資料より抜粋

さらに、彼らのタグラインは「飽くなき探究心」を意味する“NEVER STOP EXPLORING” 。挑戦を意味するブランドテーマを掲げている。

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画像:THE NORTH FACE資料より抜粋

「世界初のマイボトルマラソン」とだけ聞けば聞こえはいいが、これまであったものを変えることで負担は当然増え、賛否の声も出てくる。しかし、自らのミッションを胸に、現状維持を選ばず、マラソン大会の既成概念を打破する取り組みはTHE NORTH FACEだからできた、と言っても過言ではないだろう。

“Take Action, Be Better!” その行動がきっかけになる。

もちろん、マラソン大会をマイボトルでの補給にすることで直接自然、地球に対してプラスになるわけではない。ただ、この大会参加をきっかけにコンセプトに共感してくれた参加者や関係者のマインドに少しでも変化が表れ、それが今後の自然保護につながること。それも何かを犠牲にしてではなく、自らが楽しみながら行うこと、それこそがTHE NORTH FACEが本当に伝えたいメッセージなのかもしれない。

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控えめな自分を変えたい。初マラソンに挑戦するパーソナルトレーナーの挑戦。

パーソナルトレーナーというランニングとは少し異なるフィールドで活躍する細野氏は、今回の湘南国際マラソンにエントリーし初マラソンに挑戦する。

その理由をこう語る。

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「好奇心や興味本位からまだ経験したことのない新しいチャレンジをしたいと思ったのがエントリーのきっかけです。トレーナーとして仕事をしていますが、私自身はボディコンテストへ出場をするために、やや相反する要素となる『走ること』を少し避けていました。

しかしランニングコミュニティへの参加を機に、消極的な考えを持っていた走ることへの楽しみや人との繋がりを強く感じることができ今回挑戦を決意しました。

自分は控えめで目立つことも苦手でしたが、これまでも新しいことへ挑戦し自信をつけ、新たなフィールドやコミュニティでの出会いが広がるなど、挑戦が自分を変える1つの要素になっているんです。こんなふうに、人として挑戦する姿勢を常に持ち、こんな僕にもできるのだから、誰にだって気持ちさえあれば、いつでも挑戦できるという活力になりたいと思っています」

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環境配慮型のマイボトルランという挑戦。進化する大会の形

マイボトルマラソンという世界初の取り組みをランナーはどう見ているのだろうか。

シリアスランナーの見る景色。サブ3(3時間切り)の記録を持ち、2時間50分切りを目指すランナーの1人、澤内さんはこう語る。

「マラソンにおいて誰もが無意識に当たり前であると考えていた『給水』のやり方を変える。紙コップによる給水がマイボトルに変わる、それは制約なのか進化なのか。私はマラソンという国際スポーツの進化の方向性の1つとして共感したため、例年エントリーしています」

また昨年の大会で初めてサブ3を達成した井田さんも同じように「当たり前」について違う基準を持つ1人だ。

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「初マラソンが湘南国際だったので、マイボトルで走る事が当たり前になってます。他のマラソンでもマイボトルを持って走っていて、自分のペースでいつでも給水できることや、次のエイドステーションまで待たなくて良い安心感などメリットは大きいと思います。

マイボトルの中身は水だけではなく、スポーツドリンク、暑い日は塩を入れたり、補給ジェルを水に溶かして入れたり、自分なりの工夫ができます。まさに、エリート選手たちのスペシャルドリンクのように中身を変えて楽しんでます。私はマイボトル以外にもジェルや補給食を持って走るので、無駄にゴミを出さず、自分で持ち帰る意識がもっと広がればと願っています」

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2023年湘南国際マラソンで初のサブ3を達成した井田さん

最後に地元湘南で生まれこの地で走り続けてきたランナーの大島さんはこう語る。

「湘南国際は地元レースなので、マラソンデビューもここからでした。そんな特別な思いのある大会が世界初のマイボトルマラソンに進化したのは地元民としても嬉しいです。ランナーは地球を走らせてもらっている身、その中でも楽しみながらランニングという生涯スポーツを続けられるよう、ランナーはどこまで地球に優しくなれるのか挑戦しようと思います」

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THE NORTH FACEの挑戦と冒険の結果。「自然と人間の共生」が実現

トレードオフ。何かを選べば何かを失う、というようなことを表す言葉だ。しかし、THE NORTH FACEが仕掛けた挑戦は「自然」と「人間」のどちらかではなく、どちらにとってもプラスとなる結果を見せている。

ここまで「マイボトル」を中心に紹介してきたが、それは取り組みの1つにすぎず、他の施策もここでご紹介させてもらいたい。

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取り組み結果紹介1|ゴミ73%減

2023年大会でのゴミは2019年と比べると73%も削減できている。地球温暖化による一年を通した気温上昇で苦労しているランナーも少なくない。

地球規模でみれば小さい話かもしれないが、まさにこのような小さなアクションから地球全体にとってプラスとなるように働きかけていくことが地球でありランナー、人間にとって重要な意味を持つのかもしれない。

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取り組み結果紹介2|ボランティア数が1/5に

続いてご紹介するのは各施策の影響によりボランティアの数が約1/5になっていることだ。この数値が保つ意味は殊の外大きい。それは「ボランティアの人員確保が難しい」という理由で大会が中止になったり、あるいは新しく企画しようとしても断念をしているケースもあるだろう。つまりランナーが大会に出続けるために、そもそもの大会の継続性がこの取り組みによって担保しやすくなっている。

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取り組み結果紹介3|マイボトル方式、賛成は94%に

冒頭で紹介してきたマイカップ・マイボトル方式についてもランナーの賛同が94%を超える結果に。まさに名実ともに環境にもランナーにも寄り添う大会といえる。

取り組みの詳細はこちら

あくなき挑戦。クリーンスタートプラン

さらに2024大会でも、さらなる挑戦、あくなき探求のマインドが表れている取り組みがある。それが「クリーンスタートプラン」と呼ばれる取り組みだ。大会に出たことのあるランナーならスタート前の防寒対策に着込んだものがスタート直後に捨てられたり、投げられて宙を舞う姿を見たことがある方も多いはずだ。今回、THE NORTH FACEはその光景さえも変えていこうとしているのだ。

■クリーンスタートプランについて

詳細はこちら

■クリーンスタートプランにぴったりなTHE NORTH FACEのアイテム

もちろんTHE NORTH FACEの公式Webサイトには彼らのビジョンであり、本大会の新施策『クリーンスタートプラン』にぴったりなアイテムが多数用意されているのでぜひチェックしていただきたい。

詳細はこちら

最後に、いよいよ開催を迎える2024年の湘南国際マラソン。

今大会の公式サイトやフィニッシュゲートは芳賀あきなさんのイラストによるもの。大会のシンボルでもある富士山やヤシの木、海などのイラストにも着目して「自然との共生」や、42.195kmという「冒険」をTHE NORTH FACEとともに楽しんでみるのはいかがだろうか。

湘南国際マラソン2024公式サイト

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