ランニングシューズを履き分けるメリットとは? その理由とシーン別のおすすめシューズ
Jul 09, 2024 / SHOES
Jul 09, 2024 Updated
ランナーにとっては欠かせない道具となるランニングシューズ。みなさんはランニングシューズを何足持っていますか? 何足も手に入れてシーンごとにシューズを変えているランナーもいれば、ずっと同じシューズ1足でトレーニングをしているという人もいるでしょう。
シューズを何足もそろえることは決して簡単ではありませんが、ランニングシューズを履き分けることは、ランナーにとってたくさんのメリットがあります。本稿では履き分けが必要な理由とシーン別におすすめシューズを紹介します。
目次
どうしてランニングシューズは履き分けたほうがいいの?
ケガのリスク分散
シューズはその構造と特性によって、負荷のかかる部分が異なります。そのため毎日同じシューズを履くと、足の特定の部位に負荷が集中しやすく、ケガのリスクが高まってしまいます。異なるタイプのシューズを使うことで負荷が分散され、怪我のリスクを減らすことにつながります。
トレーニング効果の発揮
トレーニングの目的に応じて最適なシューズを選ぶことで、各トレーニングの効果を最大化できます。一般的には、スピードトレーニングでは軽量で反発力のあるシューズ、ジョギングやロングランでは、足への衝撃を吸収できるクッション性の高いシューズが適しています。
シューズを長持ちさせる
複数のシューズをローテーションで使うことで、各シューズの使用頻度が減りへたりにくくなります。シューズの寿命を延ばすことで、お気に入りのシューズも長く履き続けられます。
履き分けのケーススタディとおすすめシューズ
①ランニングの強度・メニュー別に履き分ける場合
ランニングシューズはそれぞれに特徴があり、シューズを履くことでさまざまな効果が得られます。ジョギングやペース走、インターバル走、はたまたレースなどーー。練習メニューやシーンごとによって必要な機能性は異なります。そのため別にシューズを履き分けることで、練習中のパフォーマンスが上がり、成果を得やすくなります。
②走る場所別に履き分ける場合
各シューズに合った路面で使用することで、シューズが持つ力は最大限発揮されます。
ロードを走る時は、一般的なランニングシューズを使いましょう。シーンに応じての使い分けは練習メニュー別に履き分ける場合を参考にしてください。そしてトレイル(山道)を走る時は、トレイルランニング向けのシューズを選ぶ必要があります。
メニュー別|ジョギング向けおすすめシューズ
ジョギングで使うランニングシューズには、クッション性と安定性を兼ね備えたシューズがおすすめとなります。例として3足のおすすめランニングシューズを紹介します。
アシックス|NOVABLAST 4
アシックスの人気シリーズ『NOVABLAST』最新作。前作から改良されたミッドソールとアウターソールの形状により、跳ね返る感覚がさらに強化されました。厚みのあるクッション性に優れたミッドソールでありながら、かかと部の接地面を広くとることで、反発感と安定性を兼ね備えたシューズとなっています。
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On|Cloudmonster 2
Onの中でも最大級のクッション性と反発力を持ったシューズです。ミッドソールにナイロン配合の『Speedboard®』が組み込まれており、衝撃の吸収力に優れています。ソフトな着地と力強い蹴り出しが可能で、長距離ランに最適です。
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HOKA|CLIFTON 9
地面からの高さを3ミリ増しながらも軽量化を実現した新しいフォームが採用されており、クッション性と反発力のバランスが優れています。シューズの軽さとクッション性により、浮き上がるような快適な走り心地を感じられます。
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メニュー別|トレーニング向けおすすめシューズ
スピードトレーニングに使うためのシューズには、軽量で反発性の高いシューズがおすすめです。おもにテンポアップシューズと呼ばれるカテゴリのモデルを紹介します。
アディダス|ADIZERO JAPAN 8
通気性と軽量性を兼ね備えたメッシュアッパーと、高反発ミッドソール『LIGHTSTRIKE PRO』を前足部に組み合わせた設計となっています。軽量でありながらクッション性、反発性、弾力性をハイレベルに実現。 スピードを追求しながら、毎日のトレーニングに耐える耐久力も持ち合わせたシューズです。
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ブルックス|HYPERION
軽量の『DNAFLASH』フォームを使用したミッドソールとアウトソールが連動し、高い反発性とクッション性を実現した力強く走れる一足です。ブルックスのラインナップで最も軽量なシューズで、ランニング中の素早い重心移動が可能です。
ニューバランス|FuelCell Rebel v4
ミッドソールにPEBA配合の『FuelCell』が採用されており、軽量で反発性の高いシューズです。また前足部のフィット感が向上し、ランニング時の転がる感覚・足抜けを感じられる形状になっています。
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メニュー別|レースでおすすめのランニングシューズ
レース本番では反発性が高く、厚底ミッドソールとカーボンプレートを搭載したシューズがおすすめです。
ナイキ|ヴェイパーフライ 3
レーシングシューズの定番として注目を集めるナイキ『ヴェイパーフライ』の最新モデル。軽量で通気性の良いアッパーと、『ZoomX』フォームミッドソールによる高い反発性が特徴のシューズです。これにより自然な推進力が生まれ、マラソンや長距離レースでもスピード感を維持しながらスムーズに足を運ぶことができます。
アシックス|METASPEED SKY PARIS
ストライド型ランナーに特におすすめのシューズです。幅が広いカーボンプレートによって広範囲でフォームを踏み込めるため、高い反発力を得ることができます。さらに今までの同シリーズよりも軽量化され、レース中に適切な姿勢とキック時の角度を保ち続けられるよう設計されています。
アディダス|ADIZERO ADIOS PRO 3
アディダス独自のカーボン製ロッド『EnergyRods』がしなりながら推進力を生み出し、バネのある走りを実現するレーシングモデルです。アウトソールは薄いレイヤー状で軽量ながら優れたグリップ力を持ち、どんな路面コンディションでも高いパフォーマンスを発揮します。
走る場所別|トレイルランニングにおすすめのシューズ
ここからは走る場所に適したシューズとして、山道や不整地を走る際におすすめのトレイルランニングシューズを紹介します。こちらで紹介するのは、初心者から上級者まで幅広くおすすめできるモデルとなっています。
HOKA|SPEEDGOAT 5
軽量化と安定性の向上を実現し、初心者でも履きやすいトレイルシューズです。新しいミッドソール素材により反発力とクッション性が向上し、快適な長距離ランが可能です。アウトソールのグリップ力も強く、あらゆる地形に対応できます。
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サロモン|SENSE RIDE 5
さまざまな地形と距離に対応できる汎用性の高いトレイルシューズです。クッション性と反応性のバランスの良いミッドソール、ホールド感の高い アッパーで、足と一体感のある走りを楽しめます。グリップは一つひとつのラグが小さく、斜面も粘り強く走れます。
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最低限のシューズ数で履き分ける場合の組み合わせ
せっかく練習をしたり、レースに出たりするのであれば最大限の力を発揮したいですよね。ランニング初心者やたくさんシューズをそろえられない人でも、最低限のシューズ数で効果的に履き分けることが可能です。
シューズはジョギング、ポイント練習やスピードトレーニング用、レース用と使い分けるのがおすすめ。それぞれの目的に合ったシューズを選ぶことでパフォーマンスが向上し、ケガのリスク分散にもつながります。また、各シューズが受ける負担が軽減され長持ちするため、長期的な視点で見ればコストパフォーマンスも高くなります。
シューズを履き分けてランニングを楽しもう
ランニングシューズを履き分けることのメリットやシーン別のおすすめシューズをお届けしました。シューズを履き分けることにより、シューズの寿命を伸ばしたり、ケガのリスクを下げられるなどランナーにとっては嬉しいことがたくさんある“履き分け”。
快適なランニングライフを過ごすために、ランニングシューズを賢く履き分けてより充実させていきましょう。
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