トレランの世界最高峰、「UTMB」開催のシャモニーはどんな街?
Jun 24, 2016 / EVENT
Jul 09, 2019 Updated
フランスとイタリア、スイスの国境に近くにある「モンブラン(4810m)」を1周まわるレースといえば、「UTMB(ウルトラトレイル・デュ・モンブラン)」。
いつか、このレースに出場したいと願うトレイルランナーは少なくありません。
絶景に次ぐ絶景に圧倒され、また、100マイル(約161km)に挑戦する同レースは、確かに他のレースとは一線を画します。
このモンブランは他にはない存在感がありますが、レースの中心となる街「シャモニー」もまた、居心地の良いすばらしい場所です。
シャモニーはUTMBのスタート・ゴール地点となる街。
今回は、その「いつか」のために、シャモニーの街をご紹介します。
シャモニーの町の特徴について
シャモニーといえば、スキーや登山、クライミングが盛んです。
そのためか、街中にアウトドアショップが並んでいます。
ノースフェイスやパタゴニアなど、日本でお馴染みのものから、まだ国内に入ってきていない珍しいものまで様々。
見ているだけでも楽しめますし、おみやげとして記念に買って帰るのも良いですね。
また、日照時間が短いためか、早ければお昼からカフェのテラス席でワインが開いています。
チーズや生ハム、肉は言わずもがな、絶品です。
早朝から登山を楽しんできた観光客が、山を振り返りながら料理に舌を打つ。
明るい時間から、はじけるような笑顔がそこら中にあふれる陽気な街となります。
シャモニーの観光スポット
観光ならエギーユ・デュ・ミディの展望台が欠かせません。
ここは3800mの展望台で、登山列車・ケーブルカーを使って、30分程であがることができます。
富士山よりも高い位置まであっという間にたどり着いてしまうあたりに、山岳リゾートの本気が垣間見られます。
そこから見上げるヨーロッパの屋根と言われるモンブランや、その他、4000m級の山々には貫禄が。
また、街を見下ろしても、これはこれで絶景なのです。
ちなみに、このモンブランが世に知られるようになったのは、1970年、今から約45年前。
ある自然科学者がモンブランを発見し、登るための道を見つけた人に多額の賞金を与えるとしました。
そこから初登頂まで26年。
1986年にジャック・パルマ―さんと医師のマルク・パカールさんが見事登頂し、歴史に名を刻みました。
今ではモンブランは世界にその名を知られる偉大な山になっています。
ランニングには最高のシャモニー
モンブランをを見ながらのラントリップは最高です。
雄大な自然に向かって走る、ランニングの醍醐味を感じることができます。
街の中心にはアルブ川が流れており、川沿いを走れば迷うことはありません。
アプリを起動させて地図を見ながら走ってもよいでしょう。
モンブラン広場や、街の中心地を抜けると、地元の学校や運動場などが見られます。
どこまで走ってもヨーロッパの屋根はこちらを見続けている。
その安心感からか、つい遠方まで走ってしまうのです。
おわりに
いつかのUTMBに思いをはせて楽しむラントリップ。
トレーニングにはもってこいの環境です。
この夏に訪れたい山岳リゾートの一つですね。
ぜひシャモニーへラントリップしてみてはいかがでしょうか?
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