【Zoot】既存シューズと喧嘩しない『ディエゴ』
Mar 30, 2016 / SHOES
Apr 26, 2019 Updated
皆さん、こんにちは!シューズアドバイザー藤原です。今回も最新シューズレビューをピックアップしてお伝えしていきます。
早速ですが、『Zoot』というブランドをご存知でしょうか?ハワイ・コナ生まれで、トライアスロン界では知名度・シェア共に高いスポーツブランドです。昨年あたりから本格的にランニングシューズを発売しており、カジュアルなデザインが特徴的。私にとっても以前から気になる存在でした。
(参照元:http://zootsports.com/)
「デザインから」選ぶのではなく「デザインも」選ぶ
フィッティングや使用目的がマッチしていれば、デザインだって選びたい。そう思う方は多いはずです。プライオリティーが最優先ではなくても、単純に“かっこいいシューズ”はテンション上がります。私は難しいこと抜きにして、シューズのデザインはランニングのモチベーションに関わる大事なことだと考えています。Zootは、まさにそれを満たしてくれるブランドです。
なかなかデザインがかっこ良くて、しかし逆に、その中身はとても堅実的。某ブランドからデザイナーを引き抜いて開発したようで、意外にどれもオーソドックスでクセの少ない印象です。
その中でも今回私が注目したいのが『ディエゴ』。いわゆるマキシマムシューズと呼ばれるもので、2010年頃から存在したベアフット(ミニマル)ムーブメントの経験を経てアップデートされた、人気ソールパターンのシューズです。
ディエゴの特徴
トレーニングシューズでありながらソール傾斜が少なく(4mmドロップ)、踵のみならず全体的にソールの肉厚なタイプです。トゥースプリングといって、“つま先部分”が大きく跳ね上がった形状。シューズを先端までしっかり踏み込んでロッキンチェアのように上手くソールに乗ると、自然と推進力を得られる感じが得られるとてもユニークなシューズです。
販売店側から見ると「重い・ごつい・履きづらい」トラディショナルなシューズだと思われ、敬遠されやすいシューズではあります。しかし、踵のフィット感が高いため軽く感じられ、現在持っている一般的なシューズラインナップと喧嘩しない点もメリットとなりそうです。
尚、Zoot Running Clubでは、各地で月に数回のイベントを行っています。そうした機会に、まずは試し履きしてから購入を検討するのも手ですね。イベント情報などは、公式Facebookページをチェックしてみてください。