【プーマ】新作『フォーエバーラン ニトロ 2』は、その名の通り快適に走り続けられるシューズ!? シューズアドバイザーがアップデートポイントを解説
May 03, 2025 / SHOES
May 03, 2025 Updated
近年、トップ選手の着用増加により話題を集めているプーマのランニングシューズには、デイリートレーナーモデルが多くラインナップされています。そのなかで、今回は新たにアップデートして登場した『フォーエバーラン ニトロ 2』をご紹介します。
解説するのはRuntripお馴染みのシューズアドバイザー・藤原岳久さん。藤原さんは多くのシューズブランドを渡り歩き、シューズ販売に携わった期間は20年以上。47歳でマラソン自己ベスト2時間34分28秒を出し、現在も走るシューズアドバイザーです。
大きくアップデートされたプレミアムクッションモデル

大森:今回はプーマの『フォーエバーラン ニトロ 2』を紹介します。プーマのデイリートレーナーになりますね。
藤原:前作を紹介した時に、大森さんが「フォーエバーランって良い言葉ですね」と話していたのが印象的です。
大森:確かに言った覚えがあります(笑)。
藤原:プーマのシューズではスタビリティが効いているモデルです。初代はインソールにも仕掛けがあって、医療用のメタターサルパッドが付いていたりなど、内側へのサポートが効いた一足でした。それでいて、ソフトなフィーリングも実現しています。
大森:なるほど。それがアップデートされたということですね。
藤原:そうですね。今回はシンプルにソールが変わりました。
大森:確かに見てみると、色が変わっていますね。
藤原:硬度を変えて、役割が違う素材をシームレスに搭載しています。
大森:異なる素材を組み合わせているわけではないんですね。
藤原:そうですね。普通は異なる素材を貼り合わせることが多いですが、こちらは1つの素材で硬さを変えています。履いた感覚はソフトですが、安定感とクッションを同時に感じ、ミッドソール素材『NITROFOAM™』の良さが出ていると思いますね。
大森:それは良いですね。
藤原:スタビリティの要素を盛り込んでいますが、どちらかというとニュートラルクッションのイメージを持ってもらって良いと思います。
大森:スタビリティ寄りのシューズだった前作から変ってきているんですね。
藤原:マックススタビリティな一足ですが、内側のサポート機能を強化するのではなく、プラットフォームを広げることで安定性を出しているような仕様となっています。
藤原:アッパーはニットアッパーに変わりました。サイズ感は少し長めかなと思います。人によってはハーフサイズくらい下げることもあるかと思いますね。
大森:シュータンは薄めですね。
藤原:全体的に履きやすく、フィット感も良いです。
大森:かかと部分は明確に収まりそうな作りですね。
藤原:外付けのヒールスタビライザーを搭載をしてますからね。前回よりもアッパーの剛性が落ちた分、かかと部分の安定性も出すための追求があると思います。
大森:走り心地はいかがですか。
藤原:ドロップは10mmであり前作と変わっていなのですが、ライド感がよくポンポンと走れる感じがありますね。
大森:そうなんですね。おすすめの用途としてはデイリートレーナーですか。
藤原:普段のジョギングはもちろん、ロングランでも良さそうです。
大森:プーマにもいろいろとデイリートレーナーがありますよね。
藤原:マックスクッションの『マグマックス ニトロ』はシンプルなプレミアムクッションモデルだと思います。さらに接地感を求めるなら『ヴェロシティ ニトロ 3』があります。
大森:このあたりは目的によって選べそうですね。
藤原:充実したデイリートレーナーラインナップのなかで、本作は中間の位置づけになるシューズかなと思います。
大森:そのあたりはぜひ確かめて欲しいですね。
***
フィット感、走行性で進化した『フォーエバーラン ニトロ 2』はその名前通り、快適なランニングを導いてくれるはず。新たにデイリートレーナーモデルを探している方は、ぜひ一度試してみてはいかがでしょうか。
詳細情報
プーマ|フォーエバーラン ニトロ 2

・価格:¥19,800(税込)
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藤原 岳久さん
FS☆RUNNING(旧藤原商会)代表
ランニングシューズフィッティングアドバイザー
日本フットウエア技術協会理事 /JAFTスポーツシューフィッター / 元メーカー直営店店長,販売歴20年以上
ハーフマラソン:1時間9分52秒(1993)
フルマラソン:2時間34分28秒(2018年別府大分毎日マラソン)