マイボトルとともに走る『湘南国際マラソン』 ゴミの排出量を大幅に削減した世界初の環境配慮型マラソンをレポート
Dec 19, 2024 / EVENT
Dec 19, 2024 Updated
2024年12月1日(日)に『第19回 湘南国際マラソン』が開催されました。出走するランナーはマイボトル・マイカップを持ち、コース上に設置された給水所で自ら給水を行う大会です。
湘南国際マラソンは3年前よりTHE NORTH FACEのスポンサードのもと、世界初のマイボトル・マイカップマラソンに生まれ変わりました。キャッチコピーは「Take Action,Be Better」。身近なランニングを通じて少しでもアクションをしていただき、より良い地球環境を目指してほしいという思いが込められています。そんな湘南国際マラソンには給水以外にもさまざまな取り組みや魅力があるようで……。
今回はRuntrip代表・大森とウルトラランナー・みゃこさんが大会に参加し、その魅力をレポートします。
「コース上の使い捨てカップ・ペットボトル排出ゼロ」を実現した環境配慮型のマラソン大会
大森:湘南国際マラソン当日を迎えました。今回はみゃこちゃんと一緒に大会をレポートしていきます!
みゃこ:私は大会公式アンバサダー、そしてサブ4(4時間切り)を目指すランナーのペーサーとしてフルマラソンを走ります。公式アンバサダーは今年で3年目になりますね。
大森:私はファンラン10kmに出走します。またフィニッシュ地点付近でランナーを応援する『セレブレーションゾーン』という新しい取り組みも実施します。
湘南国際マラソンは世界初の「コース上の使い捨てカップ・ペットボトル排出ゼロ」を実現した環境配慮型のマラソン大会と有名な大会です。コース上には200m毎に、200ヶ所の給水ポイントが展開されています。そのため給水が必要なタイミングですぐに摂取できます。
大森:また今年からゴールゲートのデザインも一新しました。毎年よりよい大会へとブラッシュアップされている印象がありますね。
みゃこ:この大会ではマイボトル・マイカップを持って走ります。ボトルを手に持って走ることは大変そうなイメージもありますが、こちらのボトルは400mlの水が入るようになっており、事前に満杯まで入れておけばレース中に給水をしなくても大丈夫でした。
みゃこ:マイボトルなら給水所を待たずして自分の好きなタイミングで給水できるので、走るうえでストレスなくレースを楽しむことができました。加えて給水所ではお茶やジュースといったお楽しみドリンクを飲むことができる点も魅力でしたね。
大森:レース中にさまざまなドリンクを楽しめると気持ちも変わりますね。
みゃこ:何よりもコース上に紙コップなどのゴミが落ちてないことは、やはり大きな魅力だと思います。後ろの方で走るほどにコース上にゴミが散乱することが多くなると思いますが、ゴミのない道を走れることはとても快適でした。とても綺麗な光景で、これが環境配慮型マラソンなのだと感じました。
綺麗なコースや自然豊かな湘南を走るなか、「この自然の美しさをランナーが守らなきゃいけないな」という使命感も抱きました。
大森:この大会では200ml以上の水分が入ったマイボトルを必ず携帯してスタートすることがルールになっています。また今年から新しい取り組み『Clean Start Plan』がはじまりました。
大森:スタートラインに立つ際に防寒としてビニール製のカッパなどを着るランナーも多いかと思います。ただ、さまざまな大会ではスタート直後に脱ぎ捨てられたカッパが堆積している光景も多く見られています。
この大会では事前に申し込みをした方は税込2,200円を支払うと『THE NORTH FACEスタッフバッグ(3L)』を受け取ることができ、コース上約5km地点までの区間ならウェアを入れたスタッフバッグを回収してくれる取り組みです。もちろんスタッフバッグやその中に入れたウェアはレース後に返却してもらえます。
みゃこ:これなら身体があたたまるまで快適に過ごすことができますし、ゴミも減らすことができますね。
大森:スタート直後はまだ寒くて上着が手放せないでしょう。5km地点までに脱げばいいと考えるとランナーとしても走りのリズムをつかみやすいです。
大森:さまざまなところに、いろいろな工夫がある湘南国際マラソン。もうすぐスタートです!
誰もが楽しめる湘南国際マラソンの取り組み
大森:フルマラソンの部がスタートしました。私はまだスタートまで時間があるのでTHE NORTH FACEの会場ブースに来ました。
大森:ここではTHE NORTH FACEのさまざまな商品を購入することができます。
大森:また私が履いている『エンデュリスレーシングショーツ』(税込12,100円)もおすすめのアイテムです。魅力は6つのメッシュポケットを搭載している点であり、ドリンクやスマートフォンを収納しながら走ることができます。
大森:こちらには湘南国際マラソンの取り組みを紹介するパネルも展開されています。もともと約12,000kgのゴミが排出されていた大会でしたが、現在は約3,000kgまで減っているそうです。数字で見るといかに湘南国際マラソンが環境に配慮された大会であるかわかりますね。
大森:またマイボトルマラソンに参加したランナーの94%は湘南国際マラソンの取り組みに賛成しているとのこと。ただクリーンなだけではなく、ランナーに受け入れられてる大会であることが伺えます。
大森:不要になったウェア・シューズの回収ゾーンも接地されており、これらの取り組みを目にするなかでサステナブルな大会であることが感じ取れます。
大森:加えてカフェも出店されておりレース前に、湘南の美しい景色を眺めながら美味しいコーヒーも飲むことができました。このエリアはゴールまで残り500mの地点であり、応援しながら楽しめるので非常によいですね。
大森:フルマラソンお疲れ様でした! 湘南国際マラソンはいかがでしたか?
みゃこ:今日は最高の天気でした! 風もほとんどなく、非常に走りやすい気候でしたね。4時間切りのペーサーを務めましたがランナーの頑張りから刺激と感動をもらえました。
また多くの人が応援してくれるセレブレーションゾーンはとても気分が高まりましたね。思わず泣きそうになってしまうほど、とても嬉しかったです。
大森:私もセレブレーションゾーンでランナー1人ひとりに応援しましたが、私たちも泣きそうになりました。声をかけるとランナーと目がパチッと合う瞬間があり、自分たちの思いが届いたような気がして嬉しかったです。
大森:とくにサブ3.5やサブ4、フルマラソンを完走するといった目標を追いかけて走ったランナーがゴールする瞬間の喜びを間近で目にすることができ、大きな感動を与えてもらいましたね。また、完走したランナーからは「景色が良くて気持ちよく走れた」という声も挙がっていたのが印象的でした。
みゃこ:フィニッシュ地点からセレブレーションゾーンが非常に近かったこともよかったですよね。Runtripブースではビールも配布されていたことも好評でした。
大森:Runtripユーザーの方がたくさん来てくださり、非常に嬉しかったです。本当にありがとうございました。
みゃこ:沿道でもRuntripユーザーの方から多くの声援をいただきました。
大森:今回のような応援のタスキリレーをさまざまなマラソン大会で広げていきたいので、みんなで盛り上げていきたいです。
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サスティナブルにランニングを楽しむことができる湘南国際マラソン。湘南の豊かな自然を感じながら環境への配慮を実現できる本大会は、他のマラソン大会では味わうことのできない感情を抱くことのできる機会となることでしょう。
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