「焼き鳥大好き!」なチームの24時間リレーマラソンに密着したらなんと奇跡が!?

先日「チームラン」の魅力について、ラントリップマガジンに掲載されました。

そしてこの度、私、すしマンがこの8月に開催された「第7回宮ヶ瀬湖24時間リレーマラソン」に潜入!!
24時間リレーマラソンでの苦労とその魅力についてお伝えしたいと思います。

今回、私が帯同させていただいたのは「焼き鳥RC」という都内近郊で活動するランニングチームです。

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このチームはメンバーが190人前後!?と大所帯でありますが、年齢、所属、性別、国籍、レベルは様々。
ランニングをした後に、焼き鳥を食べながらビールを美味しく飲もう!という「健康志向」の意識が高いファンランチームです。

焼き鳥RCは昨年の「第6回宮ヶ瀬湖24時間リレーマラソン」において、初出場で総合24位となり、24位 (24時間)と38位 (みやがせの38=MIYA)のみに与えられる「飛び賞」を獲得しています。

24時間リレーマラソンにおける適材適所

そもそも24時間リレーマラソンとは、24時間もの間タスキを繋ぎ続け、チームで合計の周回数を競うリレーマラソンです。
そこには、さまさまな苦労とドラマが待ち受けていることでしょう。

レースは土曜日の午前10時からスタートし、翌日の午前10時に終了となります。
その間に、走る、食事、休憩、睡眠、談笑、睡魔+疲労感との闘いといった様々な過程が存在しています。

今回、焼き鳥RCは“TARE”チームと“SHIO”チームのダブルエントリーで各チーム15名ずつ、総勢30名でエントリー。
各々に役割分担を行い、チームワークをみせながら翌日のゴールに向かいました。

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テントの設営と片付けもチームで行う。焼き鳥RCは専用のユニフォームが用意された!!

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「作戦係」は出走順、周回数などの調整、順位確認。
「調達係」は食事や備品等の調達。
「会計係」は全体会計 (集金額の管理、精算)。
「雑務係」はリーダー会議、本部との連絡、ドリンク管理等雑用全般。
それぞれがうまく機能してこそ、良いチームと言えます。

また、焼き鳥RCは、貸し切りバスをチャーターし、行き帰りはバスで楽チン。
帰りは車内で宴会!!と、段取りが完璧でした。
まるで大人の遠足です。

また、専属のトレーナーも帯同し、24時間態勢でマッサージを受けれるといった、要所要所に工夫が凝らされている“ドリームチーム”なのです。

宮ヶ瀬の豪雨と疲労感

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例年この8月末の季節は台風直撃のシーズンに重なる事も多く、3年前は強風により、大会の途中で大会が中止されるということがありました。
今年の大会での開会式では「例年の降雨量に比べると今年はまだまだで…」と主催者。

しかし、大会当日は豪雨の予報!!
これぞ宮ヶ瀬・晩夏の豪雨とばかりにレース中は自然のシャワーランを楽しむ!?ランナーでいっぱいでした。
なかには、自分が走る時だけ豪雨に襲われ、しかも4回連続で豪雨に打たれた「雨の申し子」もいました…

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雨上がりの宮ヶ瀬湖は独特の雰囲気で、自然と調和している様子がハッキリと分かります。
これぞ秘境たる魅力といえます。

とはいえ、雨に打たれたランナーは、次第に疲労感が見え始め。。。
テントの中でも、リラックスムードの談笑から、次第に皆さんスヤスヤと…

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深夜にかけては睡魔と疲労感から、チームの走順も予定通りに上手くいきません。
なかには、1周したのに、次のランナーが中継地点に来ない!しょうがないからもう1周走ろう…そして、次の周も…来ない…。なんてこともザラ。
チームワークよりも睡魔!これは仕方ありませんね。。

 

仮装タイムで気分転換…

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大会の途中には仮装タイム。
昨年は、寿司の格好をした大学生女性ランナー達が仮装賞に選ばれるなど、最近の仮装ラン業界は急激な寿司化が進んでいます。。。
若造に負けてられるか!今こそJUST DO IT!と、私も参戦。
しかし、気合いが入りすぎ、序盤からイクラが…最後もポロポロと落ち…

感動のフィナーレ!!

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終わりよければ全てよし。とは誰がいったものでしょう。
それは、シェイクスピアです。

それはさておき、夜があけ、24時間リレーマラソンもいよいよ佳境に向かってきました。
皆さん、最後の力を振り絞って、そしてチームワークの結束、感動のゴールシーンへと向かい始めます。

応援の熱もピークとなり、沿道の歓声も一際盛り上がりを見せ始めてきました。
焼き鳥RCのランナーも「コケコッコー!」と朝の始まりを告げ、目標の順位に向けてラストスパートを開始しました。

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そして、日曜日の午前10時を迎え、無事に24時間が終了。
メンバー達に疲労感が残る中、労いの言葉がちらほら。

その後、待ち望んだ結果発表…

宮ヶ瀬湖24時間リレーマラソンでは、総合1〜10位に加えて、仮装賞や飛び賞などが表彰対象ですが、なんと!焼き鳥RCは前年に続いて連続飛び賞となる24位!!(SHIOチーム)
もう1チームも奇跡のダブル飛び賞の38位!!(TAREチーム)

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第7回宮ヶ瀬湖24時間リレーマラソンを振り返り、24時間リレーマラソンの魅了を、焼き鳥RCキャプテンの久保田さんはこう話します。

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「24時間リレーマラソンの準備をしている3ヶ月間は、いつも細々と決めなきゃいけない事、メンバーへの連絡事項などが沢山あって、やめときゃ良かったと思うほうが多いです。
作戦会議という名の飲み会で、焼き鳥RCのメンバー同士、顔を合わせて最近のランニングの調子とか、新しいメンバーに会ったりするのが唯一の楽しみ。

宮ヶ瀬湖24時間リレーマラソンのレース当日、うちのチームはバスに乗り込んだら、もう後は走るだけ。
役割分担も決まってるし、それぞれ大人なので、自分の持ち場はまかせられるし。
みんな頼りになります。

24時間、仲間と何かやる経験はなかなか無いですから。これが終わるとメンバー同士の結びつきが、すごく強くなるんです。
うちは元々メンバーがバラエティに富んでるから、全然関係なかった人達が、大会後も飲んだり、走ったりしてるのを見ると、やっぱり来年も出ようかなぁ…と思っちゃうんですよね。」

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「身の程知らず」な24時間の素晴らしい体験と、それを乗り越える素晴らしい仲間との出会い、交流。
宮ヶ瀬湖24時間リレーマラソンとは、人間が持つ奥深さ、そして宮ヶ瀬湖の趣深さを感じられる素晴らしいリレーマラソンといえます。

出場したチームはそれぞれにチームワークを高め、そして最高の思い出となったことでしょう。
大会後はもちろん!ビール片手に焼き鳥を食べながら仲間達と思い出話に花を咲かせて。

来年も開催される本大会、皆さんも是非JUST DO IT!!

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