高校・大学は「帰宅部」、全く運動をしなかったランナーが“2時間36分”でフルマラソンを走りきるまで【襷つなぐ男子:第2走者】

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マラソンをはじめたきっかけは25歳の頃(2008年)、「友人に地元の勝田マラソンへの参加に誘われたため」と、当時をふり返る関さん。中学生時代に陸上部に所属していたものの、高校・大学は帰宅部。運動することのない10年間を経て、久しぶりに本格的にレースに参加することに。

ただ、興味本位からはじめたマラソンなので、練習しようにも体力がなくて3kmしか走れず。結局レース本番までに最長10kmしか走れなかったようです。マラソンの先輩たちはよくわかっていると思いますが、この競技を甘く見ていると、どえらいことになりますよね。当然ながら、本番では30km超えで失速。手持ちのスニーカーで走ったことを後悔することに。しかし、この競技と相性が良かったのか、なんとか3’58’53でゴール。当時は、嬉しさよりも苦しさの方が勝ったようで、「二度とマラソンなんか走らない」と決めたのは、ここだけの話し。

同年に再びフルマラソンに挑戦。ランニングシューズを手に入れた関さんは、つくばマラソンを3’32’44で走りきりタイムを縮めることに成功。

そこからの驚きの成長曲線は以下の通り。

2010 :勝田マラソン-3’08’21
2010 :大田原マラソン-3’10’35
2011 :勝田マラソン-2’57’31

初めてのレースから3年でサブスリーを達成。この頃にはすっかりマラソンにはまっており、練習に費やす時間も相当なものに。具体的にサブスリーを目指すようになりました。

2012:つくばマラソン-2’43’07
2013:つくばマラソン-2’50’26

翌年、目標を達成したものの、サブスリーはまだ通過点。頭には福岡国際B標準がチラつきだすようになったと言います。

2014:長野マラソン-2’38’27

ついにサブ40の世界に突入(筆者には想像のつかないスピードです)。

2014:福岡国際マラソン-2’37’58
2015:福岡国際マラソン-2’38’54

憧れの舞台だった福岡国際マラソンで自己ベストを記録(もう満足していいのではというタイム)。

2016:東京マラソン-2’36’11

まだまだ成長は止まりません。「集団にも恵まれ35kmまで運んでもらった」とふり返る東京マラソンで、さらに自己ベストを更新。運動を全くしない10年間を経て、その後たった8年間でこの記録は驚きです。

「元来興味を持つとのめり込むタイプで、ゆっくりとした成長でも焦らず楽しみを感じられる性格だから」と、自己分析していますが、同じ性格だと思っている筆者が未だにサブ4も達成できていないことを考えると、並々ならぬ努力をしていることがよくわかります。

「練習はほぼ毎日、仕事が終わってから行っているのですが、『きつい練習の時も終わったら美味しい夕食とビールが待ってる!』と言い聞かせて走っています」と、今日もトレーニングに励んでいることでしょう。どこまでタイムを縮めることができるのか、今後の活躍が気になって仕方のないランナーの一人です。

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関 和則(34)
■職業: 会社員
■趣味:ランニング
■習い事:特にしていません。
■時間とお金をかけているもの・こと:洋服が好きなのでショッピング
■最近面白かった本:BLUE GIANT(漫画ですね…)
■最近面白かった映画:最近は観てません。
■最近面白かったイベント:沖縄離島めぐり
■ランニング時のお気に入りアイテムを教えてください
・アウター: HOGLOFS・Houdini
・トップス・ボトムス: アップルスポーツオリジナル
・バッグ: HOGLOFS
・シューズ:adizero Takumi SEN Boost
・ランニングアプリ:使用していません
■お気に入りのコースを教えてください
水戸市の千波湖。
■お気に入りの音楽を教えてください
UKロック。ビートルズやオアシスが好きです。

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関さんから襷を受ける第3走者をお楽しみに!!

第3走者 英語教師 原秀爾さん

第1走者 トライアスリート大谷遼太郎さん

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