箱根選手に向いていなかった? DNAに合わせたパーソナルプログラムで判明

2019年も、残すところあとわずか。

今年1年を振り返って「思い描いていた以上のパフォーマンスが発揮できた!」「もう少しできたはず……」など、自分と向かい合いながら、来年をどう過ごすかと想い巡らせている人も多いのでは。

「今よりもっと良くなりたい! 」と思うのが人間の心理。できることなら、自身の特性にあったトレーニング方法で効果的にパフォーマンスアップできたら良いですよね。

ということで、生まれながらのDNAに合わせたパーソナルプログラム『Your PRO』(遺伝子分析サービス)をラントリップ代表の大森が体験してみました。その様子をお伝えします。

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なぜ遺伝子検査?

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最近の研究では、人間の遺伝的体質の競技力への影響力は『6割』。あとの『4割』はトレーニングや食事・睡眠などで、このコンディショニングがパフォーマンスに影響していると言われています。

同じ年齢・体型・食生活であっても、生まれ持った遺伝子特性によって得られる結果は人それぞれ。あくまで遺伝子検査は要素のひとつですが、自身の遺伝子特性を知ることで効果的に理想の状態に近づくためのトレーニングを取り入れることができます。

今回、大森が体感した『Your PRO』は、遺伝子分析と専属栄養士によるカウンセリングがセットになったプログラム。サッカーのFリーグやプロ球団、メダリスト等、数多くのトップアスリートに導入されています。

筋繊維(速筋・遅筋)/ 持久力/ 瞬発力/ 筋損傷/ 筋トレ効果/ 疲労・ストレス/体脂肪/骨・軟骨・関節/ 睡眠の質とリズムなど、9項目の特性を知ることで、競技力の向上や疲労回復、ケガ予防にも活かすことができます。

『Your PRO』をトライアル

手順は簡単! キットを申し込み、到着後に自宅で口内粘膜を採取するだけ。約1ヶ月後に検査結果が戻ってきて、カウンセリングが受けられます。

■申し込みからカウンセリングまでの流れ

  1. 検査キットの申込
  2. 口内粘膜を採取
  3. 返信用封筒にて生活チェックシートと採取ブラシを返送
  4. 個別電話カウンセリングの予約申込
  5. 約1カ月後に結果レポートが届く
  6. 指定の日時にて個別カウンセリング実施

特性を紐解くカウンセリング

検査を送付してから約1ヶ月後、ユアプロ栄養士の佐藤彩香さんに、9項目の結果とともに個別カウンセリングをしてもらいました。

結論から言うと、『遺伝子の特性的には大森は長距離選手として向いていたとは言えない』ということがわかりました。

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長距離が得意だと遅筋タイプ?それとも速筋タイプ?(筋繊維)

箱根駅伝に出場した経験がある大森。一般的に、長距離選手は 『遅筋タイプ』 のイメージがあるので、当然のように遅筋タイプかと思っていたら……。実は、遺伝的には『速筋タイプ』でした!
「えー!!」と、大森も驚きを隠せない様子。幼少期に速筋のトレーニングをしていたら、違った方向で花が咲いていたかもしれないですね!

ちなみに、現時点での研究では『遅筋タイプ』の人に、陸上100mで10秒46を切った人はいないそう。世界記録を狙う選手たちはみな『速筋タイプ』。400m以上の距離になると、遅筋タイプの選手も混在するそうです。長距離を走るには肺活量も必要なので、一概に遅筋タイプだから長距離向きとはいえないようです。

「箱根選手に向いていなかった? DNAに合わせたパーソナルプログラムで判明」の画像筋肉はつきやすい、つきにくい? (持久力/瞬発力)

次は、瞬発力と筋持久力のどちらが優位な体質かが分かる項目。大森は『瞬発力』に長けているタイプで、実は筋肉肥大しやすい体質だそう。

遺伝子検査を導入した『いわきFC』の26人の選手に、速筋・遅筋タイプで体質に合わせてトレーニングを実施したところ、4ヶ月間で骨格筋力が一気に伸びたのだとか。体質に合わせたトレーニングの重要性が見えてきます。

また、心肺機能の向上には、循環を良くし、エネルギーとなる“糖質と脂質”を摂取した際にどう体内で機能させるかが肝。体内の巡りを良くするには『水分』と『魚の油(DHA・EPA)』を積極的に摂取すると良いそうです。実生活に落としこんだ具体的な方法を教えていただきました。

怪我のしやすさは?(筋損傷)

同じトレーニングをしても『遅筋タイプ』の方が筋肉のダメージを受けやすく、怪我に繋がりやすいのだそう。大森は、速筋タイプながらも別の遺伝子で見ると、筋肉の伸長性が少し苦手な体質なので、怪我をするとしたら肉離れのリスクが高い傾向なのだとか。湯船に浸かったり、ストレッチしたりすることでも筋肉は緩みますが、弛緩する『栄養素』も大切! 筋肉の収縮弛緩に関係する『ミネラルバランス(カルシウム:マグネシウム)』についても教えていただきました。カルシウムとマグネシウムは『2:1』がベストバランスで、意識すべきは『マグネシウム』。大豆製品に多く含まれているそうです。

筋肉はつきやすい?(筋トレ効果)

同じトレーニングをした場合でも、速筋タイプの方が筋トレ効果は出やすく、筋肉が大きくなりやすいそう。遅筋タイプは、その逆。本項目の中では、モチベーション(ドーパミン出やすいか、モチベーションを保ちやすいか)にも触れられています。自分自身で動機付けをし、目標設定をして、成功体験を重ねられる特性があるかどうか。競技力向上のために、大事な要素ですね! 大森は、外からのモチベーション管理がなくとも、自分自身で目標設定したり動機付けしたりして、黙々と頑張れるタイプのよう。後天的な要素も大きいですが、遺伝的に持っている素質が分かると、対応ができますね。

ストレスに強い方?疲れにくい?(疲労とストレス)

ストレスや疲れを感じやすいかが分かる項目。後天的に忍耐力がつく場合もありますが、大森は先天的にストレスを感じやすいタイプだそう。一見、ストレスを感じない方が良さそうですが、ストレスを感じないと、ついオーバーワークになり、休息を取らずに疲労骨折をしてしまうケースも。またこの項目では、幸せを感じるホルモン『セロトニン』の分泌にも触れられています。ホルモンをつくる腸内環境を整えるための知識やストレスの回復にオススメ食材も教えていただきました。

太りやすい?(体脂肪)

大森が一番気にしていた、体脂肪に関する項目。結果は……筋肉はつきやすいが、体脂肪もつきやすい体質と判明!

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これらの結果に、思わず佐藤さんも「大森さん、箱根駅伝の選手に向いているとは言いづらいですよね」。

これまでの6項目の特性を踏まえると、遺伝的な部分以外の4割の部分(トレーニングや栄養、ケアなど)で筋持久力を強化し、本人の強い動機付けによってモチベーションを保って、ストイックに4年間努力し続けた結果が実を結んだ、と読み解けます。生まれ持った遺伝子特性を超える忍耐と努力……。涙なしでは語れないストーリーですね!

大森は体脂肪がつきやすく、血糖値を下げるインスリンの分泌が苦手な体質だそう。血糖値上げない食べ方や脂肪を蓄積しない食べ方も教えていただきました。満腹中枢に刺激が入りにくい人は、レコーディングが効果的だそうです。

骨・軟骨・関節(骨折リスク)

骨の代謝に関する項目。骨代謝は7割:カルシウム、3割:タンパク質だそう。カルシウムの吸収に必要なビタミンDの吸収効率で、骨折リスクが分かります。長い目で見た “骨粗しょう症” のリスクも分かります。太陽を浴びるとビタミンDの吸収が高まるそうなので、そういう意味でも朝ランは良さそうです。

しっかりと寝れてる?(睡眠の質)

体内時計のトラブルがあるかどうか、光の感受性について見る項目。光の感受性が強い人は、豆電球・月明りを避け、寝室を真っ暗にするのがオススメだそう。大森は、スマートフォンとの付き合い方を考える機会になったようでした。

『Your PRO』の魅力

今回の遺伝子検査をする前から、体脂肪の特性に関して気になっていたという大森。生まれ持った特性を知ることで、食べ方や積極的に摂取したいもの、生活習慣に対しての意識が芽生え、ランニングのみならず日々のパフォーマンスアップのために必要なことが明確になったようです。

日本の遺伝子検査サービスは、検査結果のみが届くサービスも多いのだそう。遺伝子検査『Your PROの』の魅力は、専門家にカウンセリングをしてもらうことで自分自身の特性をより理解し、今あるポテンシャルを最大限に生かしながら、優先して取り組みたいこと(トレーニングや食事、ケアなど)を明確にすることができ、実生活に落とし込んだイメージができることだと思います。

ランニングのみならず、先天体質を活かし、日々のパフォーマンスがアップし、より自分らしい人生を歩むキッカケになるとしたら、価格以上のリターンが得られる投資なのでは?

2020年、スポーツで盛り上がる日本。理想の自分になるために、遺伝子検査を取り入れてみてはいかがでしょうか。

今回体験した『Your PRO』の商品詳細はこちらから。
※今回は取材のため対面カウンセリングでしたが、通常は電話カウンセリングになります。

 

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