100年以上の歴史があるのに知る人ぞ知る北欧ブランド「カルフ」の魅力

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出展:カルフ公式HP

みなさん、こんにちは。シューズアドバイザー藤原です。

さて、今回は北欧フィンランドのブランド、カルフ『IKONI ORTIX(イコニオルティックス)』をご紹介します。2016年に100周年を迎えた老舗ブランドですが、まだ日本では知る人ぞ知るブランドですかね。

カルフは、戦前の“フライニングフィン”*1と呼ばれたハンネス・コーレマイネンやパーヴォ・ヌルミといったフィンランドの長距離選手の足元を支えた代表的なブランド。このシューズにも、うっすらとあしらわれた“M”のマーク、フィンランド語で“チャンピオン”を意味する『Mestari』の頭文字からきているそう。
*1世界的に有名なフィンランドのスポーツ選手に対して称える意味で使われる愛称

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出展:カルフ公式HP

さて、機能的にはこのシューズにもテコの原理を利用して、ランニング時に前進誘導をする逆三角形パーツ“フルクラム”が搭載されています。フラクラムとは支点の意味で、特にこの『イコニオルティックス』は、全体形状が、最近のシューズ潮流のひとつでもある“ゆりかご型”のオルティックス構造になっていて、フルクラム形状との相性のよさは抜群です。

ランニング時、“揺れている”なんて感じる前にすでにスムーズに前足部に重心が移動している感じ。ゆりかご型構造とフルクラムはまさに相思相愛。オルティックス+フルクラムでそれぞれの強みが増すように感じました。

基本的には、8mmドロップで、ゆりかご型に多いレスドロップ(ソールの傾斜がほどほど)スタイルです。履き分けることで、自然とフォームを意識できるトレーニングシューズだと言えます。トラディショナルなドロップの効いたシューズはすでに持っているというランナーに、2足目のシューズとして是非手にとってほしいシューズです。セットで双方を活用すると、あなたのランニングライフに良い影響を及ぼすでしょう。そして、価格も13800円とほどほどな感じで好感です。

サイズ展開は、メンズ8-11(26.0-29.0cm)、レディース6-9(23.0- 26.0cm)。わたしのように普段メンズの24.5- 25.0cmを履く男性は、レディースでワンサイズ上のシューズを履くといいでしょう。(ちなみにわたしはレディーズ8.5 25.5cmを履いています)

踵と甲まわりのホールド感、フィット感がとてもいいです。フットスキャンデータを基にデザインされたアッパーで、カスタムフィットしたような履き心地がうたい文句ですが、それは伊達ではありませんね。これも潮流の“縫う、貼る”など足あたりを抑えたシームレスなアッパーなので、特にそう感じますよね。

シューズ前足部にそんなに広さがあるわけではありませんが、シームレスアッパーがそのあたりも寛容に受け入れてくれる感じです。細身からレギュラー幅ぐらいの方はまったく問題なく履けるでしょうし、幅がちょっと気になる方は少しサイズを調節すると良いと思います。ただ、くれぐれも大きめは気を付けて。せっかくのフィット感が台無しです。実測から1cmぐらいの範囲で調整するといいでしょう。

アディダスの代名詞、スリーストライプは、このブランドがウイスキー2本と1600ユーロで売却したという逸話も、このブランドの歴史を感じますよね。

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