とにかく楽しい「レゲエ」と、とにかく過酷な「サハラ」、あなたはどっちのタイプ?
Apr 24, 2016 / EVENT
Apr 26, 2019 Updated
マラソン大会目当てに海外まで旅する――
そう夢見る人はまず、どの大会に参加しようか、頭を悩ますでしょう。とにかく楽しく走れればいいか、はたまた自分の限界に挑戦するか。
前者におすすめなのが、「世界一楽しいマラソン大会」とも言われるジャマイカの「レゲエ・マラソン」。カリブ海に浮かぶジャマイカは、ご存知ボブ・マーリーを生んだレゲエ・ミュージック発祥の地です。というわけでジャマイカのリゾート地ネグリルで毎年行われる同大会では、1マイル(1.6キロ)ごとにサウンド・システムが設置され、生バンドの演奏も。
もちろんかかっているのはレゲエ・サウンド。ゴール直前にはかのボブ・マーリーの名言も掲げられ、そのリズムに乗っているうちに気付いたらゴールできるかも!? ゴールの後はカリブの海へダイブするのもまたご一興。
同マラソン大会ですが、IAAF(国際陸上競技連盟)承認の大マジメな大会でもあります。フルマラソンのほか、ハーフや10キロもあり。毎年12月に行われるので、寒い日本の冬から常夏のカリブ海リゾート地に行けるのもいいですね。
一方、自分の限界に挑戦したい!という方は、「世界で最も過酷なマラソン」と言われる「サハラマラソン」はいかがでしょう。
北アフリカ、モロッコ南部のサハラ砂漠で行われるマラソン大会で、7日間で合計約230~250キロを走るレースです。それだけでも壮絶なのに、ランナーは水とテント以外、7日間に必要な物資をすべて背負って走らなければなりません。大会開催時の現地平均気温は35~40℃で、日中は50℃を超えることも。参加者はコースマップとコンパスを頼りに走るため、時に行方不明者が出る年もあるとか…。
世界一「楽しい」マラソン大会か、世界一「苦しい」マラソン大会か。どちらもお土産話はたくさんできそうです。