前泊や旅行を伴うレース前に荷物チェック!! つい忘れがちなアイテムとは
Dec 20, 2017 / HOW TO
May 02, 2019 Updated
マラソンシーズン真っ只中。自分の出場するレースに向けて皆さんトレーニングを行っていることと思います。
近年、全国各地・国外でフルマラソンやハーフマラソンなどのレースが増加しています。自宅から近い場所で開催されるレースには当日行くこともありますが、自宅から遠い場所で開催されるレースには前泊して出場することもあるでしょう。国外でのレースであれば、前泊だけでなく旅行も兼ねて3日・4日前に移動することもあります。そんな時に忘れ物をして困ったり、こんなものがあれば良いなと思ったことはありませんか?
今回は、「これがあれば安心してレースに臨める」オススメのアイテムをいくつか紹介します。
1、現地でのトレーニングや当日必要な「ウェア・シューズ」
レースの際に着用するウェア・シューズを持参するのはもちろんのこと、それ以外にもウェアやシューズを持っていきましょう。
レースの際スタート時間に合わせて何もせずにスタート地点に向かう方もいると思います。しかし、少しでも良い記録や順位で走りたいと思っている方は、ウォーミングアップを行うことをオススメします。ウォーミングアップを行うことで身体がレースに向けて準備段階に入ります。多少心拍数が上がるぐらいのペースで走ることによって体温が上がり心肺機能や筋肉に刺激が入り、レースではより良いパフォーマンスを発揮することができます。しか,しその際にレースウェアでウォーミングアップを行うと、汗をかいてそのまま身体が冷える恐れがあるので、出来れば着替えた方が良いです。
シューズに関してもウォーミングアップの際はクッション性の高いシューズを着用したり、雨の時には足を冷やさないためにも、替えのシューズを一足は持っていくのが無難です。ただし、レースには荷物を預けられる時間やスタート地点に並ぶ時間などもありますので、事前に確認して臨むようにしましょう。
2、レース時に準備しておいた方が良い「防寒アイテム」
レース時の気象条件は天気予報である程度は予想できますが、それでも当日になってみないと分かりません。そんな時あると選択肢の幅が広がりますが、無いと困ります。防寒アイテムとは、ウェア・シューズ以外の着用アイテムを指します。主なものとして、「帽子」「手袋」「レッグウォーマー」「アームウォーマー」があります。これ以外にもネックウォーマーやポーチなどを着用する人もいるでしょう。気温が低い時、体温や筋温が下がると身体が動かなくなり競技パフォーマンスは低下します。そういったことを避けるためにも秋・冬のマラソンシーズンでは、防寒対策をしっかりと行うためにも小物系アイテムはしっかりと準備するようにしましょう!また、海外のレースではスタート前に脱いだウェアやアイテムなどは寄付となります。
3、荷物を持って行くための「キャリーバッグ」
レース時、重い荷物を肩にかけて持ち歩くと肩や首の筋肉に負担がかかります。また、片側だけに重い荷物を持つと身体のバランスも崩れたりするので、荷物をより少ない個数のバッグを使用して持ち運びした方が良いです。
そこで、貴重品などを入れるバッグ以外は、キャリーバッグに入れるようにしましょう。キャリーバッグは二輪タイプに比べ四輪のタイプだと、あまり力を入れずに転がすことができます。また、ウェア・シューズのみならず他のグッズも「バッグが小さいから」という理由で持っていけないことを防ぐためにも、85L以上のキャリーバッグがオススメです!
4、洗顔グッズ・歯磨きセット・バスグッズ
これは、特に海外レース時に多いケースですが、歯ブラシやバスグッズが置かれていないホテルは多くあります。そんな時、現地のお店で購入するのも一つの手段ではありますが、持参すれば安心です。また、乾燥しやすい国・地域へは保湿アイテムを持っていく、紫外線の強い国へは日焼け止めアイテムを持っていくなど、事前準備をすることによりストレスが軽減されます。国内の場合は、そこまで気にする必要はありませんが宿泊先の情報を確認しておきましょう!
5、身体のケアグッズ
移動などで背中や腰が張ったり、レース前にストレッチなどで身体をほぐしたい方は多いと思います。特に宿泊先のベッドの硬さが合わないと余計に背中や腰が張ります。家だとストレッチ用品や行きつけのマッサージ店などで張りや疲れをとる事もできますが、現地だとなかなかそうは行きません。
そんな時に役立ち、且つ持ち運び便利なアイテムとして「テニスボール」と「ストレッチ用ポール」があります。テニスボールは、キャリーバッグの中でも場所をとらず、寝た状態で地面に置きそこに患部を当てると、良い圧がかかりマッサージ効果が期待できます。ストレッチ用ポールは、長いタイプのものだと持ち運びは難しいですが、半分以下にしたサイズのものだと、キャリーバッグにも収納でき、背中や腰・ハムストリングスなどのストレッチにも使用できます。コンパクトに持ち運びできる道具を持参するだけで、身体のコンディションが良い状態でレースを迎えることができます。
6、レース前夜や当日の食事
アスリートのみならず、食事は非常に重要です。健康維持やトレーニング後に摂取すべき栄養素など、食事は競技パフォーマンスに大きく影響します。バランスの良い栄養をとることにより、身体を良い状態を保つことができますし、反対に消化に悪いものを食べたりすると、レース中にトイレに行ったり内臓疲労によって思い通りのレースができなかったりと悪影響をもたらします。日頃の食事はとても重要ですが、特に海外レースの場合自分の食べたいものを食べられないケースは多々あります。また、国内レースでもスタート時間が早い場合ですとお店が開いていなかったりして、コンビニで簡易的なものを用意するといったケースも多いでしょう。
そんな中、手頃に用意できるものとして「インスタントご飯」があります。これらは、電子レンジで加熱するだけでなく、湯煎もできるためポットがあれば温めることができます。ホテルによっては電子レンジが無いところは多いですが、ポットを置いてあるところは多いので安心です。ポットのサイズがそこまで大きく無いとなかなかインスタントご飯を入れることができないので、そんな時は小さく小分けされたインスタントご飯がオススメです。これなら安心して湯煎できます。
また、インスタントご飯に合わせて、豚汁やレトルト食品を用意すると調理時間はわずか5分ですぐに温かい食事を摂ることができます。今年画期的な商品として「BASE PASTA」が発売されました。このBASE PASTAは完全栄養食として大人気の商品で、一食で1日に必要な3分の1の栄養素を摂取できます。これによって、パスタソースや副菜などで栄養バランスを考える手間が省け、自分の食べたいものを選ぶことができます。パスタなので消化もしやすくエネルギー源になるので持久系競技には適した商品です。作り方はお湯を溜めて細麺だと1分、太麺だと2分茹でるだけです。1食ごとにパックされているためキャリーバッグで持ち運ぶのも楽です。鍋タイプの調理器具を用意する必要がありますが、良いコンディションを保ちレースに臨むことができます。ただし、海外の場合食品の持ち込みが制限されている国もありますので、事前に確認する必要があります。
以上が、レース時に用意すべきオススメアイテムです。筆者が海外レース(アメリカ・オーストラリア・中国など)に出場する際、内臓が強いわけでは無いので、お腹を温める食事を摂ることを心がけています。食事の際に、インスタントの味噌汁やスープがあるだけで、内臓の働きが変わってくるので重宝しています。また、ランナーは下半身のストレッチを多く行う傾向にありますが、実は上半身をいかにスムーズに動かせるかで下半身の動きも変わってくるので、私は上半身のストレッチグッズは必ず持参します。レース時にストレスや負担を軽減し、快適に臨めるようにしましょう!また、パスポート・携帯電話・財布などの貴重品は盗難の恐れもあるので、手元から離さないように管理しましょう。