80歳でマラソン3時間30分!! 「マスターズ」各世代の記録と自身を比較してみよう!!

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「アスリート=若者」というイメージを持っている人もいるかもしれませんが、本来スポーツには年齢など関係ありません。何歳になっても記録に挑戦し、楽しむことができるのがスポーツの醍醐味といえるでしょう。

特に、ランニングの世界はそれが顕著です。社会人になってから走り始め、30代、40代になってから自己ベストを更新! なんて人も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、そんな〝ベテラン〟の方が活躍する「マスターズ」の世界をご紹介します。皆さんの年齢で最も速い選手は、一体どれくらいで走るのでしょうか?

「マスターズ」ってどんな世界?

「マスターズ」は各競技に団体が存在し(マスターズ水泳、マスターズ甲子園など)、それぞれ35歳以上~、40歳以上~という〝ベテラン〟が活躍する舞台として知られています。ランナーが出場することの多いハーフマラソン、マラソンは「マスターズ陸上」に含まれており、こちらは男女35歳以上(※)であれば、競技成績に関係なく会員になることが可能。35~39歳、40~44歳……と5歳刻みにクラスが分かれ、同世代の選手と記録を争います。
※日本マスターズでは、18歳(高校卒業・学連登録者を除く)から入会できる

マスターズ会員の目的は三者三様で、「自己記録更新」「健康増進」「仲間づくり」など、さまざま。マスターズの大会も多く、例年10月~11月頃には全日本マスターズ選手権、2年おきに世界マスターズ選手権も開催され、2015年にはタレントの武井壮さんが男子4×100mリレー(40~44歳の部)の一員として世界チャンピオンになっています。

各クラスの日本記録はどれくらい?

では、それぞれのクラスで最も速い選手はどのくらいで走るのでしょうか? 陸上競技は全部で何十種目もあるのですべては紹介できないですが、男女100m、1500m、5000m、ハーフマラソン、マラソンの5種目の日本記録を各クラス別にご紹介します。

※M35=35~39歳の男性、W35=35~39歳の女性
※氏名の右にある数字は記録樹立時の年齢

【男子】
●100
M35 10.66 伊藤純一  35
M40 10.86 渡辺潤一 40
M45 11.1(手) 貝原幸三 47
11.11 譜久里武    45
M50 11.47 森下孝一   51
M55 11.5(手) 鶴巻良助 55
11.80 鶴巻良助   55
M60 12.21 浅村史郎  60
M65 12.72 伊藤恒夫  65
M70 13.35 佐伯 勇  71
M75 13.82 石神三郎  75
M80 14.42 泥谷久光  80
M85 15.08 田中博男  86
M90 18.08 原口幸三 90
M95 21.69 原口幸三  95
M100 29.83 宮崎秀吉 100

●1500
M35 3.54.19  尾田賢典 36
M40 3.58.53 竹中泰知 41
M45 4.00.19  小西 亘 46
M50 4.17.88  三川和夫 51
M55 4.24.90 保坂好久 55
M60 4.34.86 前田利保 60
M65 4.49.98 緑川七郎 65
M70 5.08.71  宮内義光 71
M75 5.22.40 緑川七郎 75
M80 5.59.11  宮内義光 80
M85 6.51.32  宮内義光 85
M90 7.37.08 亀濱敏夫 90

●5000
M35 14.26.70 利根川裕雄 38
M40 14.15.34 利根川裕雄 41
M45 14.45.99 利根川裕雄 45
M50 15.09.30 岩永義次 50
M55 16.12.93  岩永義次 55
M60 16.52.4(手) 前田利保 60
17.19.85  戸村義勝 61
M65 17.45.48  緑川七郎 67
M70 18.53.26 鳥取克行 70
M75 20.10.70 宮内義光 75
M80 22.04.20宮内義光 80
M85 25.50.97 上田美春 85
M90 29.59.94 宮内義光 90
M95 52.03.78 中富正義 95

●ハーフマラソン
M35 1.06.28 松岡直希 35
M40 1.08.36 谷口幸治 40
M45 1.08.31 利根川裕雄 45
M50 1.12.45  及川 篤 52
M55 1.14.55  下川勝彦 55
M60 1.17.05  長谷川和正 60
M65 1.20.56 高橋常秋 65
M70 1.27.15  小金啓志 71
M75 1.40.47   岡田真一郎 76

●マラソン
M35 2.18.52 藤野浩一 39
M40 2.18.55 利根川祐雄 41
M45 2.25.45 小西 亘 45
M50 2.34.18 桑田忠男 53
M55 2.42.44 長谷川和正 55
M60 2.36.30 保坂好久 60
M65 3.02.50 遠藤好夫 66
M70 3.07.42 小金啓志 70
M75 3.19.15 秋元芳男 75
M80 3.30.18 小口親司 80
M85 4.48.18 熊本道夫 85

【女子】
●100
W35 12.1(手) 村山律子 36
12.51 田川さなえ 37
W40 12.3(手) 西内久美子 40
12.36 村山律子 40
W45 12.6(手) 西内久美子 45
12.76 宮田直美 45
W50 12.99 宮田直美 50
W55 14.07 中村正子 57
W60 14.41 中村紀子 63
W65 14.91 中村紀子 66
W70 15.78 中村紀子 71
W75 16.46 細川峯子 75
W80 17.96 加藤敏子 81
W85 19.82 齋藤惠美子 85
W90 23.15 守田 満 90
W95 35.48 岩城かつ子 95

●1500
W35 4.35.78 坂本喜子 37
W40 4.44.73 橋本春子 41
W45 4.55.7(手) 東恵美子 45
4.56.61 幸田昌代 47
W50 5.00.33 相澤幸枝 50
W55 5.07.50 弓削田眞理子 57
W60 5.30.81 京谷こまえ 62
W65 5.49.32 京谷こまえ 66
W70 6.24.58 井手雅子  70
W75 6.35.46 中野陽子  76
W80 6.52.77 中野陽子 80

●5000
W35 16.42.81 坂本喜子 37
W40 16.59.91 広浜良子 40
W45 17.37.81 三枝恵美 45
W50 17.55.57 寺崎智子 50
W55 18.14.14 弓削田眞理子57
W60 20.00.71 村本みのる 60
W65 21.03.74 松村政子 65
W70 22.33.98 村本みのる 70
W75 24.03.90 中野陽子 77
W80 25.41.60 中野陽子 81
W85 37.02.30 西山マツエ 86

●ハーフマラソン
W35 1.14.63 星野芳美 35
W40 1.18.11 小栁由香 43
W45 1.22.34 石井幸枝 48
W50 1.23.27 檜山恵子 53
W55 1.25.00 弓削田眞理子57
W60 1.33.16 大倉節子 60
W65 1.35.58 松村政子 65
W70 1.59.55 松田瑞枝 70

●マラソン
W35 2.36.02 坂本喜子 37
W40 2.44.28 小栁由香 43
W45 2.45.21 松田千枝 49
W50 2.53.31 檜山恵子 53
W55 2.53.12 檜山恵子 55
W60 3.06.59 後田紀美 60
W65 3.28.15 山口千勢子 65
W70 4.16.32 鈴木冊子 70
W75 3.53.42 中野陽子 76
W80 4.11.45 中野陽子 81

※公益社団法人日本マスターズ陸上競技連合より
http://www.j-master.gr.jp/record/record.html

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年齢とともに記録が落ちていくのは仕方がないことですが、80歳を超えてもマラソンを3時間30分で走るなど、世の中には〝超人〟がたくさんいることがわかります。自らの走力に自信のある方は、ぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

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